何度も申し上げましたが、「顔・口の一体的消化システム」が不調になると、栄養素の取り込みが悪くなり、体調が低下します。

 

 こうした体調の低下は一般的にゆっくり進行します。その意味で急性ではなく、慢性の経過をたどります。

 

 今までの説明で「顔・口の一体的消化システム」の不調は食べ方(=顔・口の消化器としての使い方)と姿勢(「寝相」を含む)で起こることはお解りだと思います。

 

実はもう一つ大きな不調の原因があります。

 

これは口の中に巣喰うバイ菌・ウィルスの感染です。

 

 口の中のバイ菌・ウィルスによる、口の中の感染にはどのようなものがあるでしょうか。思い浮かぶままに列挙してみましょう。


まず、皆さんが最もよくご存じなのが次の2つの病気だと思います。

 

・虫歯(バイ菌が歯を溶かして壊します)

・歯周病(=歯槽膿漏)(バイ菌が歯を取り巻く骨や組織に炎症を起こし、骨・組織を壊してしまいます)

 

 この両方の病気に関与するバイ菌は食べるものが少し違います。虫歯菌は砂糖、歯槽膿漏のバイ菌はタンパク質です。いずれにせよ大切なことは、砂糖にしろタンパク質にしろ、本来は私たちの体細胞内でエネルギー合成のために利用されるべき栄養素だということです。つまり、バイ菌に栄養素を横取りされている訳です。口の中にいつもいるバイ菌とは、私達が必要とする栄養素をうばう存在だということは覚えておかなければなりません。

 

 バイ菌と関係する口の中の病気はいうまでもなくもっと多く存在しますから、次回に引き続き説明を続けます。




前回まで20回以上にわたってお話させていただいたのは、

 

 ①顔・口の一体的消化システムと

 ②「寝相」を含む「姿勢」の働きが

 ③「アンチエイジング」(正常な新陳代謝(細胞の生まれ変わり、入れ替わり)を維持しながら年を重ねること)に象徴される身心の「健康」を支えていると同時に

 ①②③が互いが互いの原因であり、結果である、

 

ということでした。

 

 そして自分の体重や身体に加えられる外力が誤った「姿勢」で受け止められると、

「顔・口の一体的消化システム」や身体の各部の動きを鈍らせ働きを悪くする。

 これはまた更なる「姿勢」の悪化につながり、「健康」を害しながら、悪循環を繰り返すことでした。

 

「健康」は「姿勢」一つで、自分の体重だの、誤った外力、体の使い方ごときで脆くも崩れることがお判りいただければ幸いです。

 

つまり、ここまでのお話は、いわば「顔」と「口」と「姿勢」のお話だった訳です。

 

 さて私達は先の「健康」を害するものとして、自重や外力や体の使い方以外にも他に要因があることを知っています。

 

これから一つ一つの原因を取り上げながら、「顔」と「姿勢」と「健康」の立場からその問題点について考えてみたいと思います。

 

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