今日は武蔵小山でライブに出演した後、阿佐ヶ谷のバーでライブでした!
武蔵小山のライブに出演した後、最寄り駅を目指して商店街を歩いていると、知り合いの女の子に偶然会いました。
その子と会うのは2~3年ぶりだと思います。
随分と印象が変わっていたので、最初誰だかわかりませんでした。
髪型や服装もそうですが、特に変わっていた所は、お腹が大きくなっていた所。
もうすぐママになるみたいです。
たわいない会話を少し交わした後、「いい子を産めよ!」と手をふって別れました。
阿佐ヶ谷に向かう電車の中で「そういえば、あの子の事ちょっと好きだったなぁ。」と思いながら車窓を眺めていると、窓ガラスに映った自分の顔が、にやにやしている事に気づきました。
「あの時、勇気を出して、あの子をデートに誘っていたら、今とは違う人生を歩んでいたのかもしれない。」
僕が気分良く車窓から見える町並みを眺めていると、なにやら不愉快な音色が。
座席に座った初老の女性が、スマートフォンで演歌歌手のミュージッククリップを大音量で観ながら自分も一緒になって歌っている。
そして曲の間奏部分で「この曲いい。この曲いいわぁ~。」とか独り言を言っている。
そして、やっと曲が終わったと思ったら「あぁー。歌いたーい。カラオケ行きたーい。」という口に出さないで欲しい願望を、車内にぶちまけはじめた。
そこで僕は乗り換えの為に電車を降りた。
僕は最初、その初老の女性に腹を立てていました。
でも、あの音程のずれた歌声を聴いているうちに、なんだか切なくなってきたんです。
年を重ねると耳が遠くなるので、大抵の人は音痴になるらしい。
さっきの老人もきっと耳が遠いんだろう。
カラオケも本当に行きたいんだろう。
でも相手がいないのかもしれない。
旦那が居たとしても、もう構ってくれないのかもしれない。
一人の女性をずっと愛する事は大変な事だと思う。
「さっき会ったお腹の大きなあの子は大丈夫だろうか?」
そんな心配を僕がするのは大きなお世話だろうなと思いながら、もう一つの脳みそでは、「あの子に誘われたらどうしよう」だとか「不倫はどこからが不倫なんだろう?」だとか「人妻はエロいって本当かなぁ」とかそんな事を考えてしまう。
なにわともあれ今日は楽しかった!