みどりいろの帯
きらきら …
いのち宿らせて
あじさいいろの風になびく
みどりいろの帯
きらきら …
きらきら ひかって
ずっと待っていた
あじさいいろの風に
いのちを運ぶ
約束の場所へ
たましいの呼ばれる
あの場所へ
ふた筋のみどりいろの帯
さくらいろ抱いて
胸痛むほど なつかしい
約束のその場所で
ふたたび出逢うとき
すべての謎も
その痛みも
…
なにもかも
なにもかも
やわらかなひかりの糸のように
ふわり ほどけて
あじさいいろの風にとけるだろう
そうして僕ら
もういちど生まれるんだ
あじさいいろと
さくらいろにひかる
みどりいろの
ひとつのいのちに
太陽と月のひかりを
ふくんでかがやく
青い球みたいに
あなたは
おぼえているだろうか
あの約束
還ってゆく
あの場所
届いているだろうか
あの場所から吹く
あじさいいろの風
*