44歳でお星さまになった夫。二人の子供たちと歩き続ける。 -3ページ目

44歳でお星さまになった夫。二人の子供たちと歩き続ける。

2016年、夫に大腸がんステージ4の宣告。必死で頑張ってきたけど、2019年11月旅立ちました。死別母子家庭ならではのあれこれ書いていきます。

夫が、亡くなり半年がたちました。おばはん看護学生三年生、中学三年生、小学一年生。怒涛の1年はコロナによって未だにスタートしてません。(笑)

旦那ちゃんが亡くなる前にアクセスが一気に増えてすごく怖くなってしまってブログ辞めてました。でもずっと他の方のブログは読んでいて今日は久しぶりに元気にしていることを書こうとおもいました。

いつも死別された方のブログも読んでいますが、みなさん本当にご主人を大切に思われていて、ご主人は幸せだったろうなって感じています。それに引き換えわたしは日々の生活におわれ、旦那ちゃんを悼む時間がありません。薄情だなと思ったりもします。旦那ちゃんが亡くなっても変わらない世界がまわっていて、私達親子も前と変わらない生活をしている。申し訳無いと感じる暇もないくらいに日々が過ぎていきました。

スーパーで見る優しそうなパパを連れた家族を見るとなんでうちだったんだろう。。という気持ちになるし、日々思い出さない日はない。けど、それでも子供たちを幸せにしたい気持ちがわたしを奮い立たせていて、旦那ちゃんがいないからって寂しい思いはさせない!やりたいことを我慢なんてさせない!そんなプライド?のようなもので生きているかな。。だから毎日笑顔で過ごしています。

旦那ちゃんが亡くなり、人生は儚いもんだって気付いて、わたしの残りの人生も大切に生きなきゃっておもうから、今後しんどいことも乗り越えられると信じてる。子供たちにも笑顔で過ごしてほしいから、うちの家では旦那ちゃんの話をバンバンしています。旦那ちゃんのよかったところ、イヤだったところ。子供たちは遠慮なく話します。話を聞いてたら、旦那ちゃんのことすごく子供たちは冷静にみていたんだなと感じることも多く、感情的にならない子供たちを、すごいなって感じたりも。特に小1の娘ちゃんは旦那ちゃんが好きだったものを見つけると、でっかい声で、

ママ!これパパにお供えしよう!


といいます。(笑)まわりの一瞬固まるかんじも気にせず、にこにこしてる娘ちゃんを見ると、パパがなくなったことをちゃんとわかってるなーと愛おしくなります。

コロナでずっと学校にいけなくて、やっとこの前登校できる前の晩に、


ママ、最近お線香さぼってない?

といいながら、手をあわせ、

明日から小学校いきます、見守っててね。


という娘ちゃん。小さな背中をとても頼もしくかんじちょっと鼻の奥がツンとなりました。確実に成長してるね!!いつもママを助けてくれてありがとう!


そして中3息子くん。三ヶ月も息子と同じ時間を過ごすなんて怒りまくって大変だと思っていたけど、意外とうまくいってるかな。むしろコロナの前より仲良くなったかも。息子くん、中3の反抗期のかんじではなく、ちょっとアホなんですね。(笑)なので抜けてるとこはいっぱいあるし受験生だし 大丈夫かー?と思ってたけど意外と勉強も自らやっていたりして。(笑)洗い物もコロナの副産物?で朝晩やってくれるようになり、時には料理も。ありがたいな。子供たちに幸せもらってるなって感じてます。 

コロナはありがたくはないけど、子供たちと密に過ごすことなんてもうないだろうから、そういう意味ではいい、経験させてもらえたかなとおもいます。

旦那ちゃんが死ぬときコロナ流行ってたらきっと心配で死ねなかったとおもうし、いま重篤な状況だったら、ずっとそばにいてあげられなかったから、あの時期に旦那ちゃんが選んで亡くなったんだとおもいます。さすが空気読むオトコだね!