気とは何か 1
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
気功の効果についてお話してきましたが、
そもそも「気」とは何でしょうか?
科学だけを信じる人のなかには、「気」と聞いただけで、
非科学的といって拒絶する人もいます。
「気」と呼ばれるものを細かく見ていきますと、その中には
いろいろなものが含まれていることが分かります。
その中には検証可能なもの(科学的に理解できるもの)もあれば、検証不可能なものもあります。
ひとつ言えることは、いずれの「気」も、物質ではないということです。
昔あるTV番組で、気を測定するといって気功師から出る赤外線とか測っていましたが、まったく無意味です。
赤外線が良いのなら赤外線ストーブの前に座っていればいいわけで、「気」そのものとは関係ありません。
さまざまな「気」に共通することは、精神に変化をもたらすものだということです。
コミュニケーション心理学の祖であるグレゴリー・ベイトソンは、
「物質はエネルギー保存の法則によって動くが、精神は差異(違い)の認識によって動く」
と言いました。
2倍の力でモノを殴れば、物質はそれに応じて変化しますが、2倍の力で人を殴っても、痛みが2倍になるわけでも、心が2倍変化するわけではありません。
精神の変化は、物理的な作用とは別次元で動いています。
精神を変化させるいくつかの作用が、「気」という名称で呼ばれています。
続く
2月19日(土) |
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