ミルトン・エリクソン対高岡英夫 | 社員と顧客と経営者の幸福

ミルトン・エリクソン対高岡英夫

こんにちは。心のソムリエ 橋本文隆です。


ミルトン・エリクソンというのは、現代催眠の祖であり、天才療法家と言われた人である


森俊夫先生のミルトン・エリクソン論を聞いて思い出したのが、高岡英夫氏である。

高岡英夫氏は、私に空手と気功を教えてくださった、いわば師範にあたる人になる。(今は弟子としてついていないが)

最近は、「ゆる体操」というのを普及させているらしい。


エリクソンは、無意識への絶対の信頼を持っており、意識を重視しなかった。
精神分析派が「無意識の意識化」を重視するのに対して、エリクソンは、むしろ意識が邪魔をすると考え、無意識に行動をゆだねている。


一方、高岡英夫氏は、DS(ディレクトシステム)理論を提唱していた。
DSとは身体意識を構造化したものである。

丹田とか正中線とか、チャクラとかは、代表的なDS(構造化された意識)である。
身体には、意識の濃淡があり、意識の動きがあり、外部との意識の交流があり、それらすべてを含めて、DS(ディレクトシステム)としていた。


高岡英夫氏は、言語知と身体知という言葉を使い、高度なる身体知の前では、言語知の果たす役割など、ごく小さなものであるという。

ここでいう言語知とは、まさに意識であり、身体知とは、DS(ディレクトシステム)であり、いわば無意識の領域である。


人が意識できること(言語知)のレベルや範囲は、たかだかしれている。

したがって、卓越した身体運動や精神運動を発揮するには、身体知(身体意識)の働きを活かすことが必要になってくる。

それは、エリクソンがトランスに入り、無意識を利用して高いパフォーマンスを発揮していたことと同様であると言えるだろう。



セミナー 勉強会のご案内
10月16日(土) 
行動を引き出す対話の会

10月23日(土) 
心を軽くする瞑想セミナー