● 軸はどこにありますか?
こんにちは。正木美奈子です。
今年は桜が少し長持ちしてくれましたね。
街歩きをしている時に、風に吹かれてひらひらと舞う花びらを見ると、なんだか穏やかな気持ちになります。
さて、そんな桜を見ながら歩道のベンチに座って、4月後半の研修のプランを考えていました。
最近の研修の傾向を振り返ってみると、そういえば「ある言葉」がディスカッションで良くあがってくるな~と気が付きました。
それは、「○○だったら良いのにな~」という言葉です。
例えば、朝から研修に来るのは大変だから「会場が自分の家の近くに来てくれればよいのに」、「上司がもっともの分かりが良ければ良いのに」、「相手が取りに来ればよいのに・・」と、主語がいつも相手になっています。
確かに、○○がいつも向こうから自分の方に来てくれればとっても便利ですよね。
そしてこのように考えるのは、決して悪いことではありません。
なぜならこのような発想をもつことが「業務の改善」や「ムダの削減」ににつながるからです。
日頃「不便だな~」と感じている事を改善していくのが、無駄を減らす第一歩になりますから、発想自体はとっても良いものです。
ですが、ここで相手に対して不満を持つだけで自分が何も動かないのでは、何も状況は変わらないということです。
残念ながら、世の中の多くのことは、自分の思い通りにならない事の方が多いです。
その時に、相手側のせいにばかりしていては、結局何も変わらずに気分がモヤモヤしたままになることでしょう。
その状況が自分ではコントロールできないものなら、それを無理に変えようとするのではなく、それを「受け入れる」というのもありかもしれません。
一旦そういうものだと受け入れると、意外と気持ちが落ち着いたりします。
どうしてもその状況を変えたいのであれば、どうやったらその状況を変えられるのかを、自分を「主語」にして考えてみてはいかがでしょうか?
相手を変えるのは時間もパワーも必要です。
ですが、自分の行動や考え方を変えるのは、自分次第です。
逆に自分が変えられないのに、相手を変えようとしても、それはもっと難しいですよね。
すごく小さな一歩でもよいので、自分ができることに挑戦してみてはいかがでしょうか?
春は何かをはじめるのに良い時期です。
考え方もリフレッシュして、ストレスを減らして楽しくいきたいものですね!
では、今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ。