肝臓がんの父を送るまで、と題し


父が病を発症してから 送るまでの日々の記録。それから忘れたくないことや彼との思い出話、など。


最初は1日に複数回書いたりしてたのに

ある一定のところから進まなくなってしまった。


忙しくもない。飽きたわけでもない。

理由は。

わかっている。


最初のほうと比べて ここから
どんどん闘病の内容や辛かったことが増えてくるからなんだと思う。

思い出したくないわけではない。
忘れたくないための記録簿だ。


でも 父がだんだん弱っていき
ゆっくりゆっくりとさよならに向かっていた時間を思うと


その過程をもう一度体感するような気がして きっと進まなくなったのかなと思う。


ここ最近、父に会いたいなぁと思う。
話したいなぁと思う。


もう3年。
受け入れられていないわけではないはず。


ただ、時間が過ぎれば過ぎるほど

ほんとに会えないんだ、ということが

どんどん実感されていくんだなぁと。



こちら側は 変わってないよ。
あなたを見送る前と 送ったあと。
あなたに対するイメージ、思い、記憶。
なんにも変わってない。

でもただ1つ。
やっぱり会えないんだ、ということ。
当たり前だけど どうやっても会えない。
ただただ会えない。

よく行っていた場所も知っている。
でも どこかにいそうでいない。
絶対絶対会えない。


そこを深く考えてしまって

どうにもならなくなることがある。


ゆっくりゆっくり
書き進めよう。

自己満足でいいと、大切な記録にするために始めたのだから
最後まで書けるといいな。