2年に一度の身内だけの会
「Ballettabend 2022 第11回バレエの夕べ」
無事に終演しました!
会場に来られない方の為に、私のinstagram ライブはフル稼働していましたが、電波が悪くて途切れることが多かったです。
「身内だけの会」と言うのが一番の理由ではありましたが、今回私が影アナを務めさせていただきました。
とりあえず小学生の頃、劇団ひまわりに所属してCMのアフレコなどの仕事はしていたのでマイクの前で喋るのは別に何にも緊張しないのですが、数カ所ミスしました(笑)すみません!
そして終演のアナウンスが終わったら
「緞帳アップ」と言われ?え?なぜ?と思ったらいきなり
「舞台に出て!」と言われ(笑)
いきなりのバースデーサプライズでした(笑)
たぶん私の誕生日 3月31日は5週目でレッスンが無いので皆さんが気をきかせてくれたのか?と。
呑めない私にノンアルコール(笑)
お気遣い頂き、ありがとうございました!
今回は来月から東京の大学に進学するために仙台を離れるミノリにとっては特別な舞台でした。
オランダの蒼士はミノリとは非常に仲が良くて、電話をかけてきてくれました!
黎水那が留学生活をスタートした頃に蒼士がうちのスタジオに来て、その数ヶ月後に相模原から単身で高校生のミノリが一人暮らししながら仙台で私のもとでバレエ漬けの日々を過ごすために来ました。
「バレエを学びたい!」と言う2人は朝から晩までスタジオにいました。うちのスタジオもこの頃が過渡期。
「とにかく基礎から見直さないと、いつまでも昔のやり方をしていてはダメだ」
となり、コンクールにエントリーする回数を減らしていったのもこの頃です。
蒼士はスカラシップを頂き留学したので、もの凄く沢山コンクールにエントリーしたように思われていますが、実は国内コンクールは数えるほどしか出ていません。ずっとずっとひたすら基礎でしたし、その頃からある程度のテクニックはありましたがYAGPニューヨークファイナル前にオランダで指導してもらった際も振付のなかにあるテクニックは省かれたり…しかしそれが今の彼を形成しています。
ミノリもひたすら基礎でした。海外留学、就職も希望はしていて何度か短期留学はしましたが、私のなかでは
「彼女にとって海外に行くだけが、全てではないのではないか?」
と思っていました。コロナ禍にもなり益々「海外に行く意味」を考えさせられましたし、そこで彼女に
「自分で考えてごらん」
とアドバイスして、彼女が選んだ選択が東京の大学進学の道でした。
コンクールに何度もエントリーしなくても、プロへの道が開けた蒼士。
海外にこだわらなくても、自分で自分の道を切り拓いたミノリ。
「バレエの道はひとつでは無い!」
と言うのを示してくれたと思います。
そのようなスタンスに変化したSoki Ballet International の「バレエの夕べ」
あくまでも「普段のレッスンの延長上」の舞台でとにかく穏やかに、無事に、安全に、終わりました。
そして何よりも先週の水曜夜中に地震が発生していたので、かなりの被害報告を受けるなか、昨日の会場の日立システムズホール仙台は、たまたま耐震工事を終えたばかりだったせいか閉館にはなっていなかったのとリハーサル中も本番も余震がなく、無事に終えることが出来たのは奇跡だったと思います。
楽屋も綺麗に改装されていました!
会場抽選が300倍にもなってしまう仙台…いつまた舞台が出来るかわかりませんが、これもご縁だと思います!
今日はミノリとご両親とご飯を食べました。
彼女を通じて色々学びましたし、今の Soki Ballet
International の指導理念はミノリによって形成されたと言っても過言ではありません。
ミノリから
「仙台では本当の自分でいられた」
と言う言葉が聞けて、本当に嬉しかったです!
仙台には休みの時には戻ってくるみたいなので、あまり感傷的にはならずに
「またね!」
と言う感じで送り出しました。
とにかく素晴らしいご縁に感謝です!
これからも子供達を型に無理矢理はめたり、価値観を強制的に押し付ける事なく、それぞれのペースで皆がバレエに携われるよう、指導していこうと思います。
左右木健一