久しぶりのブログ更新です。
昨日、デザイン・クリエイティブセンター神戸で行われている食ゼミの「醤油づくりワークショップ」に参加させていただきました!
ワークショップの講師は兵庫県養父市で国産の有機大豆で醤油を生産している「大徳醤油」の浄慶 拓志さんです。

醤油の種類や一般の市場にある大量生産している醤油の原料のほとんどは大豆の油かすと添加物、人工的に培養した酵母で温度調整し、醸成期間を無理に早めて微生物を暴走した自然に作ったものではないとのこと…

初めて醤油の違いを聞いてショック…
人工的な醤油の「適温醸造」と昔ながらの自然と対話しながら作る「伝統醸造」では手間の掛け方が違います。
醤油の中で本来の大豆を使用しているのは18%しかない…他は大豆の油かす…
さらに国産大豆で作った醤油は全体3%、さらにその中での有機大豆では貴重だそうです。

まず、水(もちろんナチュラルウォーター)に長崎の平戸で造られた天然塩を溶かして食塩水をつくります。
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そのあとは、食塩水に貴重な国産の有機大豆と小麦、麹をブレンドした麹菌(抹茶色…見た目は鯉のエサみたいw)を少しずつ投入しながら溶かしていきます。
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そうすると、まるで縁日で金魚すくいをして家に持って帰ったものの、子供たちは3日で金魚の存在を忘れて半月経った金魚鉢のような緑色の液体が出来上がります…
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みんなで半月経った金魚鉢を…
いや、醤油づくりに夢中ですw

最後は大徳醤油さんで醸造された醤油になる前の「もろみ」を布巾で包み「生醤油」を頂きました。
その生醤油を火にかけて殺菌すると保存の効く「醤油の出来上がり」です!

生醤油ともろみ美味しかったなー…
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この仕込んだ醤油は1年後で味わえますが、1年半から2年が一番美味しくなる時期だそうです。

これから1年半かけて愛情を込めて毎日かき混ぜます…
この手間ひまをかけてこそ美味しいものが、素晴らしいものづくりができるものだと醤油づくりに教わりました。

パッチワークも簡単に早く手軽にできるものも重要ですが、手間ひまかける作品づくりにも挑戦したいなと感じたパッチでした。