夫婦関係がこじれたとき

お互いが冷静に考えられる機会を持つために

場合によっては

別居も必要な手段といえます

しかし、

相手の意向を無視して、一方的に別居を始めてしまうのは

後々、自分にとって不利な結果を招きかねません

やみくもに、別居を始めるのは危険です

　　　　　別居の際に気を付ける事

　同居義務違反とみなされないように

　　　　別居の際には、正当な理由を明らかにしておく

　　　　可能であれば、相手の同意を得てから実行に移すようにする

夫婦は、法律により同居が義務付けられています（同居義務）

夫婦双方が、別居に合意している場合は、同居義務違反にはなりません

ですが、勝手に別居を始めた場合は

それに違反することになり

夫婦関係の修復への努力を怠ったと判断され

裁判離婚になったときに不利になる可能性があります

また、正当な理由がないまま、一方的に別居すると

悪意の遺棄という法定離婚事由とされ、相手側から慰謝料請求されることも…

　　　　ただし！

　　　　　　別居することが止むを得ない事情がある場合は

　　　　　　同居義務違反には問われません

　　　　　　例えば　　

　　　　　　　・　配偶者の暴力や虐待、浮気、借金により、同居が困難な時
　　　　　　　・　家庭の事情で単身赴任する場合　　　　　　　

　　　　　　　・　病気での入院や療養のため
　　　　　　　・　関係修復のために、一時的な冷却期間が必要な場合
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　など

　子どもの親権のことを考える

離婚後、子どの親権者になりたいと思う場合は

子どもも一緒に連れて行く

親権争いになった時に、子どもと同居していた方が有利になる傾向があります

　婚姻費用について知っておく

夫婦は、別居中であっても、

離婚するまで、生活費を分担する義務があります

収入が多い側が収入の少ない側を補助します

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別居も慎重に