コラムをご覧の皆様ご無沙汰しております。今月のコラムを書きたいと思います。


今回のテーマは題名の通り、私の所に習いにいらっしゃる方の年齢層について書きたいと思います。
データーに関してですが私が講師をはじめて7年の統計と毎月第2.4日曜日に教えてに言っている「つきみ野カルチャーセンター」の5年間の統計に基づいたものです。



前に子供達の習い事としての側面が強いというお話をしましたが、実は子供達以上に


20代後半以降

の方が非常に多いのです。
私が26の時に始めた時に最初に致した生徒はなんと


62歳男性

でした。
当時私の父が生きていれば、同じ年齢の方です。
62歳の方は所謂「エレキ世代」ですから、ベンチャーズを中心に教えて欲しいと頼まれました。

幸いにも私の音楽の仕事のキャリアは「ベンチャーズ・オールディーズのハコバンのギター演奏」からのスタートでしたので、得意分野ではありました。

これは極端な例に思えるかもしれませんが、実はエレキ世代の方の通われる方は非常に多く現在でも私の所に多くの方が通っています。


※ハコバンとはLIVEBARに常駐して演奏をするバンドのことです


さらにエレキ世代よりも上の世代で通われている方もいらっしゃいます。
それは



70代(一番年長で80歳)の「クラシック世代」です。


またクラシック世代の特徴としては男女を問わないと言った感じです。

実際に私の所に習いに来ている70代女性の方もいらっしゃいます。
クラシックはエレキとは違い、ギターの音色の美しさが際立つので、男女を問わず高齢の方に人気があります。
実は最近は若い方々にも人気があり、中学生以下の子供も習いにくるケースがあります。



そしてこれも多いケースが


30代~40代の主婦層

これは非常に多いです。
しかも特徴としてはアコースティックギターの弾き語りだけでなく、エレキギターをやりたいという方も非常に多くいらっしゃいます。

最近私の所では


遂に50代主婦がエレキをやりたい!

という方がきて、私の所に通っております。


そして私のレッスンの一番の主力というかもっとも多い層は


20代後半~30代の男女

ですね。
これはやはり一番です。男性でもアコギの弾き語りをしたい方が居れば、女性でエレキをバリバリ弾きたい方など色々といらっしゃいます。



実は私が教室を始めてから、今の段階でもそうなのですが、

私の年齢(33歳)より生徒の平均年齢が高い

という、大きな特徴があります。

しかし何故このような現象が起こっているのでしょうか?
実際私が教え始める時は


これから先の長い高校生を教える!

という気持ちで始めました。
しかし蓋を開けると高校生は数えるほどしかおりません。

一番の理由としては、20代後半の方は


昔やりたかったけどできなかった

という方が殆どでした。
前に子供の習い事の話をしましたが、その時と同様に今はギターがより身近になり、楽器本体の値段落ち、昔に比べて本当に気軽に始められるし、ハマろうと思えばトコトンハマることでもると言う特徴があるからです。

また現在30代の方の時はなんだかんだで当時の音楽業界は今とは比較にならない程、元気でした。なのでより一層憧れという面は強いと思います。

またもう一つの理由としては


色々言われているが、まだまだ不景気

この事が強く作用していると思います。
レジャーや遊びを外に求めに行くのではなく、自宅でゆっくりと過ごす。
この傾向はやはり未だに強いという事は否めません。



さて色々かきましたが、総括そして言えることは

ギターを始めるのに年齢も時期も関係ない!

ということです。
この事を私は強く主張致します。
そして


ギターを弾きたいという純粋な気持ちに応えるべく、私達ギター講師は存在しております。

ギターを少しでも始めたいなぁ。という方は是非ともチャレンジしてみて下さい。

ギターは本当に良いものですよ。

ご覧になられている読者の皆様明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。今年は月1回のコラムの更新を目指して行きたいと思います。
それでは今回のコラムについてです。


初心者のギターの選び方と注意点

についてお話したいと思います。
最初ギターの購入を考え、いざ買おう!と思っても何を買えばよいか分からないという生徒さんをよく見かけます。

とりあえずという事で「初心者セット」を購入したり、楽器屋の店員におすすめを聞いて購入すると言ったケースをよく耳にします。
勿論それも悪くはないのですが、しかしこの事にも少々問題点があります。


それはここ最近楽器屋は自信でプライベートブランドを持っているケースがほとんどで、進めてくるギターはそんな楽器屋の自社製品の場合が多々あります。

自社ブランドはその楽器屋にとって利益率が凄く良い(儲けられる)のです。

音やスペックのことが分からない初心者からすれば、自社ブランドを売りつける絶好のチャンスです。勿論楽器屋の自社ブランドが悪いとは言いませんが、分からないままで買ったり、別に気に入っていないのに購入して本当に練習するのか!?という問題があります。

ギターの普及率はここ数年本当に凄く、一家に一本というか一人一本という位に普及しております。
しかしその中でギターを継続して続けられる人は何%でしょうか?



初心者の段階でギターを選ぶ時に一番重要なことはなにか!?

ずばり

自分にとってカッコ良いギターなのか!?

という事です。
そうなんです。スペックや値段もそうですが、一番大事なことは

ギターの見た目

なんです。
どんなにスペックが優れていても、どんなに安くてお値打ちギターを買っても、購入したギターが本人にとってカッコよくなければ練習しません。
逆に音もそれほどよくなく、少々弾き辛いギター(無論弾き易いギターの方が良いですが、実は調整すればそれなりに良くなります。)でも、本人がカッコイイ!って思えば練習します。

具体的には色と形です。自分の好きな色で、レスポールタイプやストラトタイプ問わず自分の好きな形のギターを買う事をお勧めします。
勿論事前に自分の好きやバンドのギタリストのギターの形や色をチェックするのも手です。
その楽器を楽器屋の店員に聞くもの手です。

また楽器屋で店員に聞くもの良いですが、実際にご自身の目で見て「これは!?」っとピン!っときたギターを大事にした方が良いです。

当然資本主義ですので高い楽器は音も良くてカッコ良い場合は多いです。
ただ初心者の段階でそのような高価な楽器をいきなり持つことに関しては少々疑問なところもございます。(基本的には最初から高い楽器を買った方が良いというのが定説ですが)

何度も言いますが、

最初は自分にとってカッコ良いギターを買って下さい!

またよくある質問で初心者セットならば問題ないのですが、アンプや他の物は何を買えばよいのですか?というのを耳にします。

例えば2万円あったとします。ギターで1万ちょいでアンプなどで残りと考えたくなると思います。勿論それでも良いですが、私のおすすめは

2万円予算があったら全てギターに費やす!

です。
実はそうすることで結果的に良いギターを買う事ができたります。


今まで私は沢山の初心者の生徒さんに予算に応じてのギターの購入の相談を受け、ギターをおすすめし。そして購入して頂きました。購入した生徒さん達は結果として満足して頂いております。また最初に買ったギターから数年経って新しい良いギターを買った生徒さん達もいらっしゃいます。
またギターをあらかじめ購入してから来て下さる生徒さんは、「先生に相談してから購入した方が良かったです。」と言って下さる生徒さんもいらっしゃいます。


1月は実はギターが安く購入できます。皆様も今回のコラムを参考に購入してみて、ギターを始めてみてはいかがでしょうか?
皆様暫くコラムを書かないでいたら気が付くと3年近く経っておりました。
これからは月1位のペースで書ければと思います。

今回は「手軽に始められる趣味・習い事としてのギター」というテーマで書いて行きたいと思います。


私が高校生だった10数年前はギターと言えば憧れの存在の楽器でした。当時ギターを始めたと思い楽器を買いに行くと、

一番安いギターで19800円の初心者セット

でした。
しかしこのギターはかなり作りが酷い!未だにそのメーカーのギターがあるので名前は伏せておきます。具体的に酷い点を挙げるとまずストラトタイプなのにギターがレスポール以上に重い!これはストラトタイプにとっては致命的でした。ストラトの場合は軽さが売りなんですけどね。
またセットでついてきたアンプも電池駆動で音も細く良くななかったです。
一番の問題は付属のチューナーです。
なんと不良品で全く使えませんでした。
当時は海外製の楽器でかなりの割合で初期不良品が多かったです。
現在においても未だにその傾向はあるようで実際に私の生徒もチューナーが不良品だったという例もありました。ただ私が高校生だった10数年前に比べれば格段に減りました。



ところが今時の入門者セットで私が見て弾いてみて「これは使える!」と思ったセットの最安値は

PLAYTECHというメーカーのギターセット8580円(税込)


です。
これが本当に凄い!私が高校生の頃に比べて一万円以上も値段が下がりました。
しかも当時の入門者セットに比べると格段に楽器が良いですし、音も普通に良いです。
また付属品のアンプ等も最初に比べれば随分良くなりました。

因みにアコギの方でもPLAYTECHが安くそして使えます。

フォークギターで5480円
トラベル用でも使えるガットギターで4580円


と本当に破格です。


他の楽器で考えればピアノやドラムはかなりの値段になりますし場所も取りますが、ギターはさほど場所も取らず音量的なものもコントロールができます。(アコギの場合はある程度の対策が必要ですが。)

まさに楽器を始めるならば

ギターは初期投資が安く気軽にできる

という利点があります。
私が高校生の頃に比べれば格段に良くなっていて本当に羨ましいです。


しかし初期投資が安い分、大事な問題点が発生しました。
それは


ギターはいつでもすぐにやめられてしまう

まさにこの問題点が出てきます。
確かに昔もギターを途中でやめる人も多かったと思います。(皆様のご自宅にご両親が持っていたギターが部屋のオブジェになっていたり、収納の奥深くに誇りを被ってませんか?)
しかし昔以上に今はすぐにやめる傾向が強いと思われます。
初期投資が安いので辞めても金銭的な損失は小さいからです。


私が学生時代の頃は

ギターに対して強い憧れ

があり、何とかしてギターを買って始めるんだ!という強い意志が働きました。

しかし現在は初期投資が安く気軽に始められるギターは、習い事としても非常にとっつき安く、ギターの良いイメージや親御さん達の憧れを子供達に託すなど色々な理由で始められる場合が多いです。
勿論強い憧れがあり始められる方も多くいらっしゃいます。


このように楽器の値段が下がり、気軽に始められそして辞められる環境であるからこそ、私のようなギター講師が

しっかりとギターの楽しさを伝える

という義務があると思います。
私は高い楽器を使うようになりましたが、ギターに強く憧れて掃除の時間に箒をギターに見立てて遊んでいた頃の気持ちを忘れず、少しでも多くの方にその魅力を伝えて行きます。


 私が講師を始めて4年位経ちましたが、ここ数年に見られるひとつの傾向があります。
それは


中学生以下の生徒さんが増えている。


私が子供の頃の音楽の習い事と言えば、「ピアノ」や「エレクトーン」が一般的でした。当時の私達の両親はまだギターに対して良いイメージがなかったり、一般的な楽器ではなかったのだと思います。

しかし私が講師を始めてから、子供の生徒さんがどんどん増えております。子供達がギターを習いにくる理由としては


・両親に薦められてはじめようと思った。
・なんとなくカッコ良い。
・親子で一緒に演奏したいから。



などの理由があります。注目すべき点は子供の意見より習わせたいと感じているのは、両親の意見(特に父親)の意見が多いという点です。そのような子供にギターを習わせたい両親達の殆どの方が「学生の頃にギターやバンドをやりたい思っていたが結局できなかった。」というような方々です。

子供を通して自分がやりたかったことを託しているのだとも思います。
私が生を受けてから30年近く、ギターはより一般的な楽器になり、これからは習い事として、よりスタンダードなものになって行くと思います。


私が講座を持っている「つきみ野カルチャーセンター」でも「子供のためのギター講座」の依頼がきました。今年の6月をめどに開講予定です。

新規講座依頼があるように子供達の新しい習い事としてこれかもの発展すると思います。