10月27日(日)
奈良、天理にて、
KPA 関西ピアノ芸術連盟グレード試験の審査員をさせていただきました。
ご一緒させていただいたのは、
大学の先輩でもあり、
審査員としても超ベテランの、
岩本智子先生と、西川奈緒美先生(いつもお世話になっています💗)
私は大学教員として14年、
実技試験の審査をすることはあっても、
このようなグレード試験の審査員としては新米で、、、
ドキドキしながら、この日を迎えました。
大学の実技試験と何が違うかというと、
限られた時間内で講評を書く、ということ。
思ったことをそのまま書くのではなく、
演奏した人のやる気に繋がり、
もっとピアノが弾きたくなる、、、
そんな講評です。
岩本先生や西川先生には到底かなわないけれど、
私は今回、以下の2点を中心に、
心を込めて書かせていただきました。
一つは演奏について、主に良かった点。
もう一つは、その演奏を聴いて、どんな気持ちになったか?
例えば、
「とてもきれいな音が会場に響き渡り、聴いていて優しい気持ちになりました」
「歯切れの良いスタッカート、リズム感も抜群で、聴いていて楽しい気持ちになりました」
などなど。
そして最後に
「素敵な演奏を聴かせてくれて、ありがとう!
これからも楽しんで、ピアノを続けてくださいね!」と。
自分の演奏によって、聴いている人がどんな気持ちになるのか?
その影響力についても、今後、意識してもらいたいという想いから✨
最後の講評では、
演奏前、演奏後のお辞儀によって、
「どうぞ聴いてください」
「聴いてくださって、ありがとうございました」
という感謝の気持ちを、お客様に届けてほしい、、、
そんな、お話しをさせていただきました。
私自身が、一番大切にしていることでもあります。
今回のグレード試験、
演奏のレベルがとても高くて、
驚きました。
楽譜をしっかり読み込んでいるなぁ、、、
と、演奏した子どもたちはもちろんのこと、
ご指導された先生方、サポートされた保護者の皆さん、
本当に素晴らしいと感じました。
グレード試験やコンクールは、
ピアノが好きで、やる気のある子が集まるところだと思っています。
先生方も、保護者の皆さんも、熱心です。
いろんな教室から、そんな子どもたちが集まった、今回のグレード試験、
私自身、多くの刺激を受け、学び、
今後のレッスンにぜひ活かしていきたいと思いました。
審査会議、懇親会では美味しいものもいただき、
心もお腹も満たされました☺️
お世話になった先生方、
そして、素晴らしい演奏を聴かせてくれた子どもたち、
本当にありがとうございました。