【1】❶私は日本という国に生まれて本当に良かったと思っています。 
なぜなら、春には梅や桜などの花々が咲き、夏には透き通るような海で泳いだり、秋には燃えるような紅葉が山々を飾り、冬には一面銀世界になるような雪景色…四季のバランスがあり、四季折々に花や風景、食の楽しみがあり、その四季折々にみせる自然がとても素晴らしいからです。 
私達日本人は、それらの天からの素晴らしい頂きもの(プレゼント)に本当に感謝しなければいけないと思います。本当に有難いことです。 
日本の【神道】は「神の道」と書きますが、古代、日本には神社という形はなく、人々は身の回りにある自然(山、海、土、岩、木、花…)そのものを神として厚く敬ってきました。命あるものすべてを敬い、慈しむのが、本来の日本古来の神道であり、【祈りの心】です。 
日本には八百万(やおよろず)の神様がいらっしゃるというのは、水の神様、木の神様など、すべてに神様の名前があるからです。 
なので、山に登る時は、「登らせて頂きます」と神様にお供えをして、手を合わせ、漁に出る時も、海の神様にお供えをして、手を合わせていたそうです。古の日本人は自然を神として敬い、四季の巡りに順応し、常に自然と対話しながら暮らしていました。宇宙の流れや四季の流れに逆らわず、自然を慈しみ、自然と一体になって暮らす日本人の生活そのものが、「祈り」であり、古代の人々にとって「祈り」という行為は決して特別なものではなく、日常的な普通のことだったと思います。 
私達、現代人も、古の日本人(といっても、50年位前まではそういう生活が少しは残っていたと思いますが…)のように、日常生活を、今この瞬間を、宇宙の流れや四季の流れに乗り、常に自然と対話しながら、自然を慈しみ、自然と一体になって暮らす「祈り」の生活をしていきましょう! 
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❷日本は、上記のように、四季の移り変わりが鮮やかな国です。 
春夏秋冬で表される四季ですが、日本にはさらに細かく季節を分類(1年を24等分に)した【二十四節気(せっき)】というものがあります。 
「二十四節気」とは、1年(太陽が見掛け上の通り道の分点である(春分・秋分)と至点(夏至・冬至)から出て再び戻ってくるまでの日数)を24等分して、約15日ごとに分け、その分割点となる日に季節を表すのにふさわしい春夏秋冬などの名称を付けたものです。 
1年を12の「節気」と12の「中気」に分類し、1ヵ月の前半を「節」、後半を「中」と言います。 古代中国で使われていた太陰暦は、太陽の位置と無関係であったため、暦と気候との間にずれが生じて農耕等の営みに不適切でした。 
そこで、季節と一致させるため、太陽の運行を元にした「二十四節気」が考案されたのが始まりです。 (※二十四節気は、太陽の動きが基本となっていますから、中国発祥の暦ですが、実は西洋占星術の暦にも対応していて、太陽が、春分点を通過する瞬間から牡羊座がスタートするのですが、二十四節気の中気の入り日が12星座の始まりに対応しています。) 
現代では、季節の移り変わりを表す言葉として用いられ、身近に感じられるのが「夏至」と「冬至」ですが、立春は「暦の上では春ですが、まだ風も冷たく」など時候の挨拶に使われることもあります。 
立春から始まる二十四節気は、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、そして小満と続き、【小満】は二十四節気の8番目となっています。 


また、二十四節気は太陽の見かけ上の通り道を15度ずつ、二十四分割したもので、春分点を起点(0度)とし、45度が立夏で、その次の60度が【小満】です。 
小満は5月21日。野山の緑はどんどん濃くなり、植物や動物の成長が実感できるシーズンが来たことを知らせる日で、生命が美しく満ちる季節の到来です。 
春から夏へと移り変わる季節の中で、あちらこちらから湧き上がる命のエネルギーを感じ、私達も元気づけられ、ただただ太陽に向かって伸びる、生き生きとした生命の美しさに、元気を頂くことができるはずです。 
先人達も、月を眺め、そして、太陽の動きを見て、農作業を行い、季節の流れに寄り沿って、自然の流れに沿って、暮らし、身体を整え、楽しんで、生きてきました。 よく、外国の方から「日本人は四季を大切にしていて素晴らしい」と言われることがありますが、昔の人は春夏秋冬だけではなく、季節を細分化して感じていたのだとわかります。 
先人達は、自分の身体(=小宇宙)を知り、季節を知り、自然(=宇宙)を知り、そして、日々の生活を楽しく暮らしてきました。 それが目的なのではなく、それが養生そのものなのです。(養生の意味:生活に留意して健康の増進を図ること。) 
先人達の日常の暮らし、そのものがそのまま養生でもあり、祈り(スピリチュアル)の生活なのだと思います。 先人達のように、自然の流れに沿って、古来から伝わる年中行事や日本の風土に沿った暮らしを生活のリズムとして取り入れ、健やかに美しく生きる生活を始めてみましょう♪ そして、日本の豊かな四季を二十四節気や、七十二候を参考に、季節の旬を「嬉し、楽し」で、楽しんでいきましょう! 
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【2】2017年は5月21日(日)5時31分(~6月4日〈日〉)は二十四節気の【小満】です。 
❶【小満(しょうまん)の時期はいつ?】 
①小満は、立春から始まる二十四節気の第8節目。現在の暦の5月下旬から6月上旬(旧暦4月内)。前後の節気:立夏5/5⇒小満 5/21⇒芒種(ぼうしゅ) 6/5 
夏の節気…立夏(5月5日頃)→小満:(5月21日頃)→芒種(6月6日頃)→夏至:(6月21日頃)→小暑(7月7日頃)→大暑:(7月23日頃) 
②現在広まっている主流の【定気法】では、【太陽黄経:60度】の時で【5月21日頃】です。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間を指します。 
※【2015年】5月21日、【2016年】5月20日、【2017年】5月21日、【2018年】5月21日、【2019年】5月21日、【2020年】5月20日 
※【恒気法】では冬至から5/12年(約152.18日)後で【5月23日頃】。 
※定気法とは?…太陽の位置で二十四節気を決定する方式で、日本最後の太陰太陽暦、天保壬寅暦(てんぽうじんいんれき)で採用されました。現在の「旧暦」は天保壬寅暦を手本にしておりますので、定気法を使っています。 
③【期間】としての意味もあり、その場合は5月21日頃から、次の節気の【芒種】(6月6日頃)の前日迄の二週間程度を指します。立夏から数えて15日目頃。 
④西洋占星術では、小満を【双児宮(双子座)】の始まりとする。 
※小満の頃に夜空を見上げると…双子座は西の空に見えるのですが、都市部など高い建物が多い場所では見つけにくいでしょうが、見つけやすいのは、北斗七星を含む“大熊座”です。 
春の大三角形「スピカ(乙女座)」・「アルクトゥス(うしかい座)」・「デネボラ(獅子座)」も見つける事が出来るはずです。 
※二十四節気は、太陽の動きが基本となっていますから、中国発祥の暦ですが、実は西洋占星術の暦にも対応しています。 
太陽が、春分点を通過する瞬間から牡羊座がスタートするのですが、二十四節気の中気の入り日が12星座の始まりに対応しています。 
①【春分:0度】牡羊座②穀雨:30度:牡牛座③小満:60度:双子座④【夏至:90度】蟹座⑤大暑:120度:獅子座⑥処暑:150度:乙女座⑦【秋分:180度】天秤座⑧霜降:210度:蠍座⑨小雪:240度:射手座⑩【冬至:270度】山羊座⑪大寒:300度:水瓶座⑫雨水:330度:魚座 
⑤小満は「生物の季節」の変化を示す節気で、「生物の季節」とは自然界の草花、樹木、鳥類、動物類が一定の季節によって活動し、このような活動が気候の変化と密接な関係があることを指します。そのため、その様々な活動は季節の目印となり、例えば植物の芽がふく、葉が出る、花が咲く、実を結ぶ、葉が黄ばむ、葉が落ちる、動物の冬眠、蘇る、鳴く、繁殖・育成、移動などは、いずれも気候の変化の制約を受けるもので、これらの現象を「生物の季節」と言います。 
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❷【小満の季節の特徴は?】…爽やかな五月晴れもあれば、ぐずつく五月雨もあり、どちらも命を育む大切な贈り物です。 
「小満」の時期の5月の下旬は、太陽の光を浴び、すべてものもが成長して、ある程度の大きさになる時期で、あらゆる生命が成長していく季節のことです。 
・命(陽の氣)が次第に満ち満ちて、草木が天地に生い茂る。 
・木々は成長し、緑の葉が生い茂り、日に日に緑が濃くなる。 
・麦畑がだんだん育ち、緑黄色になってくる⇒麦も収穫の時期を迎える。 
・蚕が眠りから覚めて、桑をもりもり食べて成長する。 
・虫たちが躍動し始める。 
・紅花が一面に咲きほこる。 
・山野の植物が花を咲かせて実を結ぶ。 
・水田に米の苗を植え始める。 
・気温も湿度も高くなり、少し動くと汗ばむ頃。 
このように、とても前向きで、エネルギーに満ちた時期なので、世の中のすべてのものが満ち始めるということで、「小満」と言われています。 
①『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されています。 (※暦便覧とは…正式名称を「こよみ便覧」といい、太玄斎(たいげんさい)こと、常陸宍戸藩の第5代藩主:松平頼救(よりすけ)の著した暦についての解説書で、江戸時代(1787(天明7)年)に出版されました。) 
「盈満」は、「物事が満ち溢れること。また、そのさま」で、「陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂る。」という意味です。 
つまりは、万物(全てのもの〈命〉)が次第に成長して、一定の大きさに達して来て、天地に満ち始め、燦々と輝きを放つ頃を表した言葉です。 
②【意味】⑴秋に蒔いた麦の種などが、ちょうど穂をつける時期で、穂が出始めた麦を見て、(昔は(今も)農作物の収穫の有無は生死に関わる問題だったので、)「今年は無事に、順調に育っている」と、ほっと一安心(少し満足)したのが、小満の語源とも言われています。 
⑵麦はすでに実を結んで粒は入っているが、まだ成熟していない。あと少しで満になる状態の時期のため、小満と名付けられました。 
⑶「陽気が良くなって、万物の生長する気が次第に長じて天地に満ち始める」ことから【小満】とする説もあります。 
③【気候的】には… 
⑴小満は「陽気盛んにして万物次第に長じて満つる」という意味で、初夏で,ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、緑黄色に色付き始め、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れ、花や虫なども躍動する時期で、やや汗ばむような陽気と言えます。この頃は関東でも真夏日になることもありますが、本格的な梅雨を予感させる走り梅雨のシーズンでもあります。 
⑵梅の実がなり、西日本では、「走り梅雨」がみられる頃で、田植えの準備を始める頃でもあります。 (※「走り梅雨」とは…本格的な梅雨に入る前のぐずつく天候のこと。通常は、この後晴れた日が続き、その後本格的な梅雨に入ります。「梅雨の走り」ともいいます。) 


走り梅雨が見られると、春は終わりです。こうした雨期は世界中で見られますが、日本の梅雨の場合、雨足がそれほど強くなく、長期間続くのが特徴です。 
梅雨が明けた後のぐずついた天気を「残り梅雨」、梅雨が明けた後、再び梅雨のような天気に戻ってしまうことを「戻り梅雨」、「返り梅雨」とも言います。) 
また、「天気雨」が起こりやすいのもこの季節の特徴です。 
⑶米との二毛作を行う地域では、梅雨入り前のこの時期は収穫に大忙しです。 
⑷本州に比べて梅雨の時期が早い【沖縄】では、古くから、次の節気と合わせた約30日間の【小満芒種(すーまんぼーすー)】という語が「梅雨」の意味で使われます。 
【梅雨入りと梅雨明け・沖縄】平年の入り:5月9日頃~明け:6月23日頃…沖縄の梅雨入り時期は、小満より少し早めです。 
※小満芒種:東日本編…関東から東では、小満から芒種までの梅雨入り前(今年は5月下旬~6月中旬)が一年で最も過ごしやすい季節で、薄暑(うっすらと汗をかく)の時期で、5月の南風「薫風」と併せて、入梅前の過ごしやすい季節の例えです。  
東京・5月下旬の平年値…最高気温:23.9℃、最低気温:16.5℃ 
さて…そろそろ衣替えの季節、春物から夏物への切り替わりです。 
⑸6月1日(旧暦では4月1日)は伝統行事といえる【衣替え】ですので、この頃から夏服の準備を整えておきましょう。 
古くは平安時代の宮中までさかのぼります。明治に入り、6月1日と10月1日に、主に制服を変える日として踏襲してきましたが、昨今のクールビズでもう少し緩やかな制度に変わってきています。梅雨に入る前ですので、防虫対策にも一役買います。 
冬服をしまうのは、2・3日晴れの日が続くときがベストですので、梅雨に入る前に済ませておきましょう。 
⑹梅雨の初め頃にかかるため、室内は少し湿気気味なので、湿気対策を… 
水まわり以外で、住まいの中で湿気が溜まりやすいのは押入。特に、毎晩使っている布団をしまっている場合は、就寝中にかいた汗が布団に吸収されているのでなおさらです。その押入の湿気対策に有効なのは、すのこ。すのこを敷いて押入のなかを風が通るようにしましょう。晴れた日は押入の襖を左右を少しずつ開けて、風を通します。 
降った雨が雨樋を通り、雨水枡(うすいます)(家の周囲に5,6カ所設けられ、地中の管でつながり、最終枡を経て下水本管などに流れ込むのが一般的ですが、地域によりいろいろなスタイルがあります)を経由して排水口から敷地の外に出ているか、一度確認しておきましょう。雨樋が詰まったり破損したりして、途中から雨が漏っていないか、雨の日にチェック。また、雨水桝がきちんと機能しているか、水があふれたりしていないか、確認しておきましょう。 
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❸【七十二候】とは…二十四節気のそれぞれをさらに前・中・後の3つに分けたものです。 それぞれの「候」の期間は約5日位なので、季節の移り変わりを極め細かく表現することができるのです。 
二十四節気は半月毎の季節の変化を示しますが、これをさらに5日ずつに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候で、これも古代中国で作られました。 古代のものがそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候の名称は何度も変更されています。 小満の期間の【七十二候】は以下の通り。…二十四節気をさらに約5日ずつ3つに分けたものが【七十二候】で、一節気は三候(初候・次候・末候)に分かれます。 
【時候のあいさつ】は手紙の冒頭に「小満の候」「小満のみぎり」というように使いましょう。その後は上の「七十二候」の蚕や紅花、麦などを使って、冒頭を続けていくのも良いと思います。もちろん「七十二候」だけ使ってもOKです。 
上記のように、生気に満ちた季節「小満」を七十二候に細分化して、季節の特徴をみていきましょう。 
①初候:第22候[5月21日頃~5月25日頃] 
⑴【日本】…蚕起食桑(かいこ おこって〈おきて〉 くわを くらう〈はむ〉): (孵化した)蚕が桑(の葉)を盛んに食べ始め(、成長す)る。 (※人々の暮らしを支えていたため、「おかいこさま」と敬称をつけて呼ぶ地方もありました。) 
⑵【この時期の季語】…木の葉採り月(このはとりつき)・鱚(きす)・空豆(そらまめ)・てんとう虫・田毎の月(たごとのつき)など。 
⑶【この時期の時候の挨拶文例】…小満の候、/蚕起食桑、カイコが元気に育つ季節になりました。/蚕起食桑の候、/木の葉採り月の候、/キスの旬の季節にになりました。/ソラマメの美味しい季節になりました。/てんとう虫が元気に動き始める季節になりました。/田毎の月の候、/万物が日を浴びて輝く季節になりました。 
⑷【中国】…苦菜秀(くさい ひいず):苦菜がよく茂る。 
②次候:第23候[5月26日頃~5月30日頃] 
⑴【日本】…紅花栄(こうか〈べにばな〉 さかう):(あたり一面に)紅花が盛んに咲きほこる。 (※紅花は古代エジプト時代から染料として利用されていました。花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。) 
⑵【この時期の季語】…五月晴れ(さつきばれ)・紅花(べにばな)・車海老(くるまえび)・紫蘇(しそ)・潮干狩り(しおひがり) 
⑶【この時期の時候の挨拶文例】…紅花栄、紅花が咲き誇る季節になりました。/紅花栄の候、/紅花が黄色い花を咲かせる季節になりました。/五月晴れのさわやかな季節になりました。/車海老の旬の季節、/五月晴れの抜けるような青空が目に染みる今日この頃、/潮干狩り日和の季節になりました。 
⑷【中国】…靡草死(びそう かる):薺など田に生える草が枯れる。 
③末候:第24候[5月31日頃~6月4日頃] 
⑴【日本】…麦秋至(ばくしゅう〈むぎのあき〉 いたる):麦(の穂)が熟し、麦秋(金色に輝く、麦の収穫期)となる。 (※麦秋とは…初夏の頃は、麦にとっての「秋」(収穫期)です。この時期に穂を揺らしながら、吹き渡る風を麦嵐、又は麦の秋風といい、また、この時期に降る雨を麦雨(ばくう)と呼びます。 二毛作の農家では、短い秋を過ごしてもうひと仕事です。雨の少ない季節ですが、もうすぐそこに梅雨が迫っています。 
小津安二郎監督の名作映画にも『麦秋』のタイトルがあります。年頃の娘を持った家族が縁談を心配していたら、立て続けに結婚話が舞い込んできます。生育の早い麦は手間入らずの孝行娘のようなもので、まさに実りを迎えた娘の複雑な思いを原節子さんが演じていました。) 
⑵【この時期の季語】…衣替え(ころもがえ)・枇杷(びわ)・四十雀(しじゅうから)・遍羅(べら=倍良)・麦嵐(むぎあらし)など。 
⑶【この時期の時候の挨拶文例】…麦秋至、麦畑が黄金色に色づく季節になりました。/麦秋の候、/麦畑が黄金色に染まる季節になりました。/衣替えの季節、/麦嵐の候、/麦の実りの季節、/シジュウカラの鳴き声が初夏を告げる今日この頃、/四十雀の鳴き声に初夏を感じる今日この頃、/ビワの旬の季節になりました。 
⑷【中国】…小暑至(しょうしょ いたる):ようやく暑さが加わり始める。 
昔中国では、小満を三候 (⑴苦菜秀⑵靡草死⑶小暑至) に区分し、にがな (苦菜) が山野にはびこり,なびきぐさが枯れ,暑さを感じる時期という意味です。 
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❹【小満の色】…「太陽や血液の燃えるような【赤】」がキーポイント。 
・赤い食べ物や赤い持ち物を利用しましょう。 
・赤色を仕事で意識的に用いたり、洋服、持ち物、インテリアに取り入れると運気が増します。 
・【南の方角】に、【赤い飾り物】を置くのもお勧めです。 
・旅行の方角も【南】が良いでしょう。 
❺「素人の小満過ごし」 
以前、株式市場や商品相場を生業にする方々の間では、「素人の小満過ごし」と言われた言葉があり、これは、安心しているうちに、タイミングを見過ごさないように戒めた言葉です。 
小満から芒種の時期、気候の良さから緊張感がなくなり、安心してしまって、相場に限らず、商売のタイミングを、みすみす逃す事に警鐘を鳴らしています。 
小満の時期は、それほど良い気候が続いて、ノホホンとしてしまいます。 

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【3】小満の旬の食材・植物・生き物・行事 
❶【小満の頃に旬を迎える食材】 
①【麦(むぎ)】暑い夏にはビール、麦茶、麦わら帽子など体を冷やしてくれる麦の出番です。 
日本における麦の歴史は長く、弥生時代には土器に付着した大麦が発見されています。また古事記にも登場します。 
小満は、実った麦の穂の収穫の秋にあたることから、「麦秋(ばくしゅう)」とも呼ばれています。 
ハト麦にはビタミンやカルシウム、鉄分、食物繊維が多く含まれるため、「麦飯」は高血圧や便秘、ダイエットにも効果的な健康食です。 
②【野菜】…・じゃがいも・玉ねぎ・新ごぼう・胡瓜(きゅうり)・アスパラガス・紫蘇(しそ)・にんにく・ほうれんそう・にら・明日葉・山椒・辣韮(らっきょう)… 
○「豆」類は五月が旬で、おいしい季節。…空豆(そらまめ)、さやいんげん、サヤごと食べる:絹さや(キヌサヤエンドウ)・スナップエンドウ、成熟した実を食べる:エンドウ・ウスイエンドウ・グリーンピース 
「えんどう豆」…食べる状態や収穫時期によって呼び名が変わる豆です。 
「完全に熟して豆として収穫できる状態」をえんどう豆、「まだ若いさやだけど中の豆がある程度膨らんでいる状態」をグリーンピース、「まだ若いさやの状態」をさやえんどうと呼びます。 
さらに、きぬさややスナップえんどうなどもありますね。1年を通して手に入る野菜ではありますが、旬を迎えるこの時期のおいしさを楽しみたいものです。えんどう豆はさやの色がみずみずしい緑色のものを選ぶのがポイント。たくさん買ったら固めに塩ゆでして冷凍するのがいいでしょう。次に食べるときは、流水か電子レンジで解凍していただきます。 
・「胡瓜(きゅうり)」胡瓜の胡という字は、中国が外の世界を指していう言葉で、胡瓜は西胡、つまりシルクロード由来の作物です。この時期になってくると果菜類(かさいるい)が旬のはしりを迎え、胡瓜もその一つです。 
味噌をつけ食べたり、漬物にしたり、寿司ネタにしたりと古くから親しまれています。 
・「アスパラガス」…年中見る事が出来ますが、旬は五月です。ヨーロッパではホワイトアスパラガスが春を告げる料理として各国で親しまれています。 
・「辣韮(らっきょう)」…中国が原産で日本には9世紀までに伝来し薬用、野菜として全国に普及しました。 
カレーのお供でおなじみ。漬物として年中味わえますが、旬は5月~7月頃までの初夏の味です。 
4月~5月頃に早採りしたらっきょうは「エシャレット」として出まわり、そのまま味噌などを付けて生食するのがおいしく、食欲増進効果があります。 
・「赤じそ」…梅干しに色をつけたり、ジュースにしたり、薬味やふりかけにしたりすることが多く、その色が特徴で、色付けといった脇役に回ってしまいがちな食材ですが、主役を張っている食べ物が「しそ巻き」。味噌をシソで巻いた食べ物で、東北と遠州地方の郷土料理といわれています。 
紫蘇の語源を探っていくと、中国で食中毒で死にかけた若者に紫蘇を与えたところ蘇ったため、「蘇」の字がつけられた、ということにいきあたります。 
このように、紫蘇には食中毒予防、殺菌などの効果が知られています。解熱鎮痛にも効果があります。 
青じそ(大葉)は年中出回っていて、薬味や刺し身に添えるなどして直接食べることが多いです。 
③【山菜】…たけのこ・わらび・タラ・ゼンマイ・フキなど… 
④【料理】 
・「肉じゃが」…この時期に出る「新じゃが」は、瑞々しさにあふれ、サクサクとした食感が楽しめます。 
・えんどう豆ご飯の茶巾寿司…えんどう豆がふわりと香る彩りも鮮やかな混ぜご飯を薄焼卵で包みます。 
・「麦飯」…今では麦飯は健康食としてそこそこ定着していますが、古くは、祝祭の時に、麦に米以外の穀物や、野菜と一緒に炊いて食べたと言います。 
お米が貴重で神聖なものだったからでしょう。その後も刑務所のまずい御飯の代表として定着したせいか、どうしても米の代用品としてのイメージが強いです。 
しかし、麦飯はビタミン豊富で脚気などの予防に効果があります。麦飯にトロロ芋をかけて食べる【麦トロ】は、現在でも多くの人々に好まれています。 
・「ちまき」…もち米などを笹の葉で三角形の形に巻いて、蒸して食べる料理がちまきで、日本には平安時代になって、中国から入ってきたとされています。 
こうした料理は、東南アジアの各国でも見られ、ご飯ものの中華ちまきが有名ですが、日本では、中にあんこを入れた和菓子も作られていて、柏餅と並び、端午の節旬に食べる習慣があります。また、「葛餅」や「羊羹」などを「笹の葉」でくるんだものも、ちまきと呼ぶことがあります。 
⑤【果実】…さくらんぼ・メロン・枇杷(びわ)・夏みかんなど… 
・「さくらんぼ」…語源は桜を擬人化し、親しみをこめ、桜の坊と呼んだのが変化し、「桜坊(さくらんぼう)」になったと言われています。 
山桜などのサクラ類の果実は多くのものが食べられますが、現在スーパーに並ぶのはヨーロッパ種(明治期に日本に入ったサイヨウミザクラ)を改良のもので、実に様々な味、色、形のものがあり、多くの品種が親しまれています。 
・「メロン」…アフリカ原産であり、日本には明治期に入ってきましたが、環境上栽培が難しく高価な果物の代名詞となり、果肉は赤肉種・青肉種・白肉種の3種類に分類されます。 
⑥【魚貝類】…鮎・あなご・鱚(きす)・鯵(あじ)・鰹(かつお)・かじき・いさき・かれい・くろたい・めばる・きびなご・真ダコ・甲イカ・あおりいか・うに・さざえ・とりがい・車海老(くるまえび)… など     
・「初ガツオ」…カツオ漁は3月頃九州南部で始まり、5月頃本州中部、8~9月頃には三陸北部で行われます。 
【4月5月に初め】のピークを迎える【初カツオ】のシーズンと三陸沖で漁獲される【戻りカツオ】の【8月中旬~9月下旬あたり】が旬と言えます。 
・「鮎」…五月になると、釣り人が待ちかねているのが鮎の解禁日。縄張り意識の強い鮎は近くに他の鮎がやってくると、体当たりして縄張りを守るという習性を利用した釣りが友釣りです。 この砂や石の多い透き通った渓流での鮎釣りの風景は、まさに夏の風物詩です。 
・「車海老」…新鮮なままお刺身で食べたり、シンプルに塩焼きにするのも甘みが増しておすすめです。 
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❷【植物】…卯の花・かきつばた・紅花・薔薇(バラ)・百合・梅花藻(ばいかも)・花菖蒲・マリーゴールド・アヤメなど… 
・「卯の花」…旧暦四月は別名、卯月です。十二支の四番目がウサギで卯と書くことから、四番目の月を卯月と呼ぶ説もあるようです。 
卯の花が咲く月だから卯月。卯の花はユキノシタ科ウツギ属。空本の別名で、自くてかわいい花を咲かせます。 
・「かきつばた」…「いずれがあやめかかきつばた」。 
見分けがつけがたい似ている女性二人の美しさを言い表わすたとえに使われる「かきつばた」ですが、あやめもかきつばたもどちらもアヤメ科アヤメ属です。 
かきつばたは花菖蒲盆日のあやめと並ぶ五月の花です。紫色の花とすらりとした姿が小粋な女性を連想させたのでしょう。 
燕子花、杜若とも書きますが、「杜若」の方は、トジャクといったヤブミョウガといつ別種と混同したと思われます。 
・「紅花(べにばな)」…染色の材料や食用油として利用される紅花ですが、別名は末摘花。 
『源氏物語』の和歌にも詠まれた末摘花にたとえられた女性も、紅花だと言われれば、なるほどと思われるファンの方もいらっしゃるでしょう。 
キク科ベニバナ属の一年草、または越年草で、葉は硬く、葉の縁がギザギザして、刺(とげ)があり、互生し、高さは1m位です。花摘みは朝露で刺がやわらかくなっている時間帯に行われているようです。 
夏のアザミ(薊)と似た花で、鮮やかな黄(山吹)色から赤色に変わり、花を乾燥させたものを紅色の染料としたり、生薬では紅花(こうか)といって漢方の婦人薬(薬用)などに処方されます。 
また、種子は白色の殻に包まれ、少し硬く、ヒマワリの種子を小さくした形で、種を絞って取れる紅花油(食用油)はサフラワー油として、現在は食用油やマーガリンの原料になっています。 
日本には4~6世紀の間に伝来したようで、中国の呉を経て伝来した藍(染料)といつ意味から、「呉の藍」、転じて紅花となったようです。 
紅花の花は黄色ですが、何度も水にさらして乾燥を繰り返すうちに紅色になります。 
日本では山形県の県花であり、千葉県長南町の町花ということから推測されるように、かつては、どちらも紅花の主産地でした。他には埼玉県の桶川市周辺で盛んに栽培されていましたが、化学合成による同種の染色が可能になったことから衰退しました。 
・「薔薇(バラ)」…外来種と思われがちですが、バラは古くから日本にも自生していた植物で、万葉集にも歌われているほか、江戸時代には園芸用の品種の栽培も行われるようになりました。明治以降になると技術も進歩し、全国各地にバラ園が造られるようにもなり、庶民にも親しみのある花となっていきました。また近年では、遺伝子組み換え技術によって、これまでになかった「青いがこも誕生するなど、世界各国で愛されています。 
・「ツツジ(躑躅)」…ツツジ科の植物、ツツジ属の植物の総称で、ドウダンツツジのようにツツジ科に属さない植物もツツジと呼ばれるものがある。 
また、古くから、ツツジ属のツツジもサツキ、シャクナゲとを分けて呼んでいて、学術的な分類とは一致しない。長寿な樹木もあり、最も樹齢の古い古木は、800年を超え1,000年に及ぶと推定されている。 
ツツジ属の植物は、4月から5月の春先にかけて先端が五裂している花を枝先につける。咲いた花を採ると、花片の下から蜜を吸うことができ、戦時中は子供たちの甘みとなっていた。一部レンゲツツジには毒があり、注意しなければならない。 
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❸【生き物】蚕(かいこ)・ホトトギス・てんとう虫など… 
・「ほととぎす」…不如帰、時鳥、杜鵠、どれもほととぎすと読み、夏の鳥として知られるほととぎすには別名が多いのですが、またの名を「卯月鳥」ともいい、まさにこの時季を代表する鳥です。 
『方丈記』にも登場し、「夏ほととぎす」と道元が詠んだように、ほととぎすは古来から多くの歌其詠まれてきました。 
・「蚕(かいこ)」…正式和名「カイコガ」と「イツガ」蛾の仲間で、その幼虫です。繭をほおっておくと、2週間位で真っ白な蛾が羽化してきます。 
「お蚕様」と呼ばれるほど、農家にとっては貴重な現金収入でした。そのため、数え方も牛や馬と同じ一頭二頭と数えていたそうです。 
飼育の目的はもちろん天然繊維の絹糸の採取のためです。 
蚕の作った繭から取れた高級繊維である絹糸は、高級着物の材料になるだけでなく、貴重な輸出品日として、日本経済を支えていました。 
明治時代(1930年代)には最盛期を迎え、農家の40%で養蚕が行われ、この時期は大事な目安として人々の暮らしに広く親しまれていました。 
但し、女工哀史と呼ばれたように、絹糸の製糸工場の女工たちに過酷な労働を強いることになりました。日本の絹糸は丈夫で、上質であり、卵や蚕も寒さに強かったため、ヨーロッパから遠路はるばるやってきて、卵を高価で買い求める商人もいたようです。 
この養蚕(蚕を育てて繭をとることを)ですが、その技術が日本へ伝わったのは紀元前200年程昔、稲作と一緒に中国からの移民が伝えたとされています。江戸時代になると、中国からの生糸の輸入が主になりますが、江戸時代末から政策として製糸の機械化が進められました。 
・「てんとう虫」…よく知られている背中に斑点が7つあるナナホシテントウ、背中の黄色いキイロテントウ、病気の菌を食べてくれるテントウなど大きさ、色、様々な種類や役割を持ったテントウムシがいます。 
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❹【うた】 
①鴬之 生卵乃中尓 霍公鳥 獨所生而 己父尓 似而者不鳴 己母尓 似而者不鳴  宇能花乃 開有野邊従 飛翻 来鳴令響 橘之 花乎居令散 終日 雖喧聞吉 
幣者将為 遐莫去 吾屋戸之 花橘尓 住度鳥 万葉集9巻-1755 高橋虫麻呂 
・鶯(うぐひす)の 卵(かひご)の中に  霍公鳥(ほととぎす) 独り生れて 己(な)が父に 似ては鳴かず 己(な)が母に 似ては鳴かず  
卯(う)の花の 咲きたる野辺(のへ)ゆ 飛び翔(かけ)り 来鳴き響(とよ)もし 橘の 花を居散らし 終日(ひねもす)に 鳴けど聞きよし  
幣(まひ)はせむ 遠くな行(ゆ)きそ 我が屋戸(宿)の 花橘に 住みわたれ鳥 
【通釈】鶯の巣の卵の中に、ほととぎすが独り生まれて、自分の父に似た声では鳴かない。自分の母に似た声では鳴かない。 
卯の花が咲いている野辺から、空へ飛び翔って、やって来ては鳴き声を響かせ、橘の枝に止まって花を散らし、一日中鳴くけれども、良い声だよ。 
捧げ物をしよう。遠くへ行かないでおくれ。我が家の庭の橘の花に、ずっと住み着いておれ、鳥よ。
②『唐衣(「か」らころも) 「き」つつなれにし 「つ」ましあれば 「は」るばる来ぬる 旅(「た」び)をしぞ思ふ』  在原業平 古今和歌集(巻九・羇旅歌四一〇) 
「〇」を左から読むと、「かきつばた」。これは「かきつばた」の咲く頃、すなわち小満の頃に歌われたということです。 
ちなみに、「かきつばた」の花言葉は「幸福は必ずやってくる」です。 
古く平安時代の伊勢物語の「東下り」で、綺麗に咲いているカキツバタを見て、かきつばたの五文字を句の上に据えて、旅の心を詠めと言われ詠んだ歌は、からころも……妻を都に残しはるばるとやって来た旅のわびしさが身にしみて、乾飯の上に涙をこぼして乾飯はふやけてしまった、とある平安時代の伊勢物語を偲ばせました。 
③『なつかしき 色をもなしに 何にこの末摘花を 袖に触れけん』 源氏物語(末摘花) 
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❺【旬の行事】 
①衣替え 
②「潮干狩り」…旧暦の15日頃は潮の干満の差が大きく「大潮」と呼ばれ、この時期は多くの貝が見つかりやすいとされています。アサリやサザエの旬の時期です。 
日差しが強くなりますので、熱中症に注意をして、帽子などの対策を忘れずにしましょう。 
熊手とバケツを持って皆で楽しく取りに行きましょう。 
③小満の頃の祭…立夏の頃は各地でお祭りが多くありますが、小満になると、農作業に忙しいのか、祭りが減ります。 
⑴さっぽろライラックまつり 
⑵横浜開港祭…横浜の港が開港したことを記念して、毎年行われている大きなイベントで、最近は3日間連続で行われています。 
内容は、海を使ったイベント、陸での展示会や模擬店、ステージでの行事…こういったのが大規模的に行われています。 
⑶臼田小満祭(こまんさい)…長野県佐久市で、5月第3日曜日に行われる稲荷神社の祭りで、五穀豊穣、商売繁盛を祈願します。 
商店街や千曲川河川敷におよそ300店もの露店、植木市が並ぶ東信地区でも大きな祭りの一つです。 
祭りでは、「キツネの嫁入り道中」「各種楽団パレード」「ステージショー」「小満太鼓」などが行われます。 
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小満が過ぎれば、次に訪れるのは、しっとりとした梅雨で、そして、その次は暑い夏です。 
それまでのつかの間、一年で最も気持ちのいい今、いつもより少し長く歩いたり、空を見上げてみたり、道端の草木に目を向けてみてはいかがでしょう。 
普段、つい忘れてしまいがちな自然の息吹に耳を傾けてみてはいかがでしょう。 
ただただ太陽に向かって伸びる、生き生きとした生命の美しさに、きっと元気を頂くことができるはずです。 
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