今までの食事は、食べ物の持つ栄養素に注目し
「何をどれだけ摂ればいいか」ということが言われてきました。

何にどれだけ蛋白質があり、カルシュームがあり、鉄分があり・・・と。


でも、食べ物に含まれている栄養が、そのまま身体の中に届くわけでもない。
含まれている栄養素と吸収される栄養素は必ずしも比例せず、
比例したとしても、それは完全に消化吸収された場合のみです。


消化吸収されない食べ物は、身体の中でどのようになっていくのかを
フィットフォーライフに書かれてある中から、要約します。


正しく消化されなかった食べ物は、胃の中に数時間留められた後、
腸の先導運動によって胃から押し出される。


胃の中に長い間留められた蛋白質は腐ってしまい、炭水化物は発酵してしまう。

人間の身体は、腐敗または発酵したものを使うことが出来ない。


腐敗または発酵した食べ物は、体内で有毒な酸を発生する。
腐敗や発酵のために、オナラが出る、腹が張る、胸やけがひどくなる、といた症状や
胃酸過多による胃弱などが起こり、胃腸薬の出番となる。
(誰もが経験したことがあると思います)


蛋白質と炭水化物を一緒に食べた場合
食べ物は8時間かそれ以上胃の中に留まる。
そして次の食事をした時、それらは胃の中で消化されないまま押し出され、小腸へと移っていく。

胃で完全に消化できなかった炭水化物は、小腸の消化酵素でも完全に消化を終わらせることができない。
未消化の炭水化物は、大腸のバクテリアが引き受け、発酵して
アルコールと二酸化炭素、酢酸、乳酸、プトマイン、ロイコマイン
といった毒性の物質に分解されていく。


蛋白質も同じく、長い時間かかって胃や小腸を通過し、
完全に消化されないまま、多くの部分が腐敗して大腸に至る。
そこでバクテリアによって分解され、そこから生じる副産物(尿素、尿酸、アンモニア、硫化水素、プリン体など)はどれも毒性の強い有害物質で、
肝臓や腎臓に大きな負担をかけるばかりか
老化を早め、動脈硬化、通風、、関節炎、心臓病、ガンといった病気を引き起こす要因となる。



消化は、身体のどんな機能よりも多量のエネルギーを使うということ
消化し切れなかった食べ物は、身体にかなり悪影響を及ぼしているということ


このことを全く知ることなく、考慮することなく、私は今まで食事を摂り続けてきました。