絶対に裏切らないと知って
一枚一枚ちぎっていく
かすみ草のはなびらを

「会える」から
足に落ちて貫いた

そして 激痛と共に溢れる

想いと同時に固めた滴が

瞼から滾々と
やりたいことしたいことたくさんある
そのために何をする

努力する

どうやって

僕には方法が見つからない
だから目の前のことを
出来ることをする

壁にぶつかること
歩幅がせまくなること
その度悲しむ 苦しむ

けどそれでもいい
僕に出来ることを
歩き続けることを僕は辞めない
「おはよう」君の声が響く
午前7時 2人だけの教室に
思えばあのときから 僕らの世界は始まったんだ
入学式は君の姿追っていたよ

君だけしか見えなくて
時間と一緒に想いも積もって
同じ委員会挙手したよ 偶然装って

「用事って?」君の声が響く
午後7時 二人きりの公園に
「好きだよ」伝えたくて 僕らの世界を進めたんだ
あの告白は君との記念日

君と時を共にして
高校生活全て捧げて
隣の席は特等席 それは僕のもの

体育祭も文化祭も笑顔の先には君がいたね
君がいたから数学も頑張ったんだよ

「おはよう」君の声が響く
午前7時 2人だけの教室に
愛をはぐくんで 僕らの世界は終わらずに
卒業式も君と僕 2人で1つ
掬っては染み出す想いの雫
アナタだけはこぼしたくなくて
留めるために押し固めた
好きというワードで

固化した思いは流れずに
私の手の中で息づく
それは大きくなり硬度を増していった
想い出というエッセンスによって