アヲイ

お元気ですか。
私は元気です。



この1ヶ月を振り返ってみると長いようにも短いようにも、ともすれば自分の都合の良いようにどうにでも感じられ、人間の時間感覚の適当さを思い知ります。



先日、ふと思い立って、家に持ち帰った機材の整理をしました。
ライブの時いつも足元に置いていたエフェクターのケースを開けたらまあ汚いこと(笑)
ライブハウスの埃や、俺の汗や唾なんかが積もり積もったんでしょう。
ただ汚いと言ってしまえばそれまでなんですが、でもそこには確実に、色んな会場での思い出やみんながステージまで届けてくれた想いとか拭い去りたくないものも一緒に積もっていて、必要なものだけ取り出してほぼそのままの状態でまた蓋を閉じました。

別に思い出を美化しようとか、引きずっているとかそんなんじゃないんですよね。
ただ、何となく、今はまだそのままでいいかなって。



今やからこそ伝えられる何かもあるかなと思って書き出してみたのですが、やはりライブで全て出し切ってしまったようで、新たに文字にするような言葉は思い浮かびませんでした。

ただ、時間が少し経ってハッキリと分かったことは、やっぱりアヲイは無くならないということ。

年月の中で忘れられてしまったとしても、思い出の形が変わってしまったとしても、何があったとしても、アヲイというバンドと少しでも同じ時間を過ごしてくれたみんなの人生の中には絶対に、確実に、それぞれアヲイが存在してる。

当たり前の話かもしれないし、自分たちで解散を決めておいて何を言うとんねんと思われるかもしれないですが。

ただ、その事実はとても嬉しいことなんです。

例え誰も覚えていなくても、アヲイとみんなが過ごした時間は絶対に無くならない。
でもあくまでも例え話なのでずっと忘れないでね(笑)



2014年10月22日以来、アヲイとの向き合い方は俺らもみんなと一緒になりました。

胸の奥にしっかりと焼き付けて。

無くならないように。

無くさないように、大事に大事にお墓まで持っていこうね。

一緒に。





アヲイを好きでいてくれて本当にありがとう。



俺もアヲイが好き。