今日は上級者が事情があって奥伝のお点前を特訓であった。


細かな手の動きは何も言わないのに、見事に手が揃う。


流石年期と思う、お子さんを育てながらも頑張って通われた。


その努力は手先には無意識に出るもの。


唐物の茶入れも何も言わずに、大切な手が上手くいく。



唐物と簡単に言うが、種類伝来は皆違う。



我々の先祖が大切にした唐物は、鎌倉時代である。


日本の焼き物はまだ釉の研究が上手くいかなかった。


仏教伝来で日本にもたらされた。


その中でも最高のものもある。


この話になると大変である。


栄西禅寺が台子一式と一緒に師匠に頂いた茶入れ、打雲大海は有名である。


大きな茶入れには最高の茶の種が入っていた。


このお茶が本茶と言われて、闘茶という賭け事が始まる。


幕府は何度も禁止するが効き目はなかった。


当時は唐物のお茶というのがあり、それは養生の仙薬のように扱われた。


道具ばかり見てしまうが、本来は茶が第一。


それをお客や病気の方によいように呑んでいただいた時代が茶道の黄金期である。







昔はこの教室に床下に暖かいらしく猫たちがあつまった。


いわゆる真夜中の猫たちの集会。


今は教室もその当時のものがなく、いつの間にか猫たちもいなくなる。



写真は猫展である。


神楽坂下のセガのゲームセンター横の袋小路を入って3件目のギャラリーである。


木曜がオープン、今日は準備だが母と仲良しの方は喜んで写真を撮らせてくれた。


さて、唐物の猫は見つかるか?