茶箱ではこのふたつが楽しい。


ご覧のように両方左右に広く、お道具が広がり両手が無駄なく動いていく。


順番が頭にあるうちはダメである。


お二人は何年も挑戦して、茶名をとられる頃にはこの二種類の茶箱を会得してくれた。


一人の方は文字に頼らない、ただただコツコツ手で覚えた。


時間がかかったがその方は生涯忘れることはないし、覚えた手は生活で生きてくるのである。


努力努力である。


それは必ず自分のためになるものである。


長い私の体験が実証している。