茶道体験教室 パート4  生徒さんとの日々のしおりとして、このブログを使わせていただきたいと思います。


台子を出した。


生徒さんが帰ったので自分のお稽古をするためである。


夢中で準備していたら、風炉先がそのままなのに気が付いた。


仏教伝来とともに、中国から日本に伝来した台子なので真台子という。


奥秘に使われる大切なもの。


日本にもたらせられたのは、平安時代末期1191年に栄西さんが台子一式を持ち帰ったと記録にある。


その時代は、たくさんの僧が中国に渡り、仏教の秘伝にそえてお抹茶の効用も漢方の延長で学んできた。


当時はお医者さんも病院もない、唯一お寺だけが庶民を救う場所だった。


そこでは、心も体も僧侶たちは診た。


それが本来の台子の由来である。


台子はすぐに茶を立てるには便利なもの。


お点前は、最初は見せるものでなかった。


その方の病を治すために、じっくり話を聞き、抹茶を練ったという。


鎌倉時代後期には夢想礎石が鎌倉で信者や僧たちに薬として抹茶を与えている。


禅宗ではお茶は薬として扱われ、贅沢品ではない。

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利休さんのころは、余分なものはすべてなくしたお点前が出来た。


もう唐物、中国のものも必要でない。


日本の焼き物も室町後期にだんだん良いものだ出来た。


お点前にもほとんど現代では日本のものなのである。


だが、そこまでになるには千年の時間が必要だった。


今日は偶然真台子に姉の油絵の風炉先になってしまった。


姉も流石、台子にぴったりの寸法である。


世界にたった一つの油絵の風炉先、まあいいだろう。


黒い台子によく合う。


台子がない、平点前も野点のようで楽しい。


心楽しく、お茶も美味しく頂ければ、たいていの病はよくなる。


それが茶の十徳という。


それゆえ、中国からあの時代に命がけで仏教と一緒に日本に伝えたのだ。


千年も前の高僧たちの努力を忘れないために、私は真台子のお稽古をする。