教室のテラスから、夏空を眺めていた。
うす雲がちぎれ千切れに浮かんでは消える。
その間際の青空が気持ちよい。
いろんな小鳥たちが、キャンバスの中を飛び交う。
蝶々もくる。
大都会の真ん中だが、再開発のお蔭で自然が返ってきた。
教室のテラスも一年で植木が倍以上に増えた。
今日から7月、植木の水やりも去年以上に時間をかける。
種類が多く、植物により回数と量が違う。
それでも、水を上げながら眺める青空は気分がよくなる。
雲は、修行僧を雲水といい、雲を眺め無心になることも修行とされる。
梅雨の合間の晴れまではあるが、ずっと青空を見ていると、梅雨明けももうすぐそこに来ている感じである。
さあ!
節電も省エネも本格的になる。
その代り、東京の青空は澄んで子供たちに青空がかえるだろう。
大地は人間のものだけではない。
地球という星に生きとし生けるものの、唯一の惑星なのである。
たった一枚の紙も無駄には出来ない。
大地の木々は悲鳴を上げている。