ぐるぐるの日記

ぐるぐるの日記

人生後半はがんと共存 ー子宮頸癌闘病記ー






             

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初めまして
しましまのねこの旦那です。

しましまのねこは
平成26年9月3日am0:15に
私と子供たち全員に見守られて
次の世に旅立ちました。

6月に腎瘻になってから
7月の中旬まで痛みを訴えながらも
自宅での生活をしておりましたが
痛みがひどくなり入院(痛みのントロールのため)し
8月8日に退院したのですがわずか2日後に緊急入院、
原因は腎う炎でした。

しかし、肺にも水がたまっていることが分かり
8月の終わりに予定していたCTを繰り上げて撮り
鼻からの酸素吸入も始まりました。

次の日の夜、この病院にかかってから
ずっと診ていただいている婦人科のT先生から
私に話があると言われ
長男と2人で病室がある階の診察室へ、、、
内容はしましまのねこの状態についての説明と
これからのことについてでした。

あと残された時間が少ないこと
緩和も立派な治療であることを説明していただきました。

本人は常日頃より自分の命の残されている時間を
はっきり言ってくれと先生に聞いておりましたので
先生も彼女の場合はちゃんと説明した方が良いだろうと
次の日、私と妻の2人で説明を聞きました。

5月と8月のCTの画像を見た妻が
「あっ」とさみしげな表情と同時に
「その時がきたんですね」と言いました。
2人で涙が止まりませんでした。

もともと看護師だった妻には全てが分かった様でした。
でも残された時間を大切に有意義に過ごそうと
緩和医療科への転科も決め、3週間ぐらいは待ち状態だと言われ
そのまま婦人科での生活となりました。
痛みを少しでも軽くするためモルヒネの量も増え
寝ている時間が長くなりました。

8月30日朝、担当の看護師さんから電話が入り
呼吸が落ちているのですぐに病院に来てくださいとのこと、
子供たちにすぐに連絡し、皆で病院へ、

その時の妻は
酸素吸入量が少し増えてはいたものの
落ち着いていました。

そこから旅立つまで4日間妻の横で寝泊りをし
一方的ではあったけど話をしていました。

ガンと診断されてから2年8ヶ月
まだまだやりたい事や家族との時間が
欲しかったと思います。

でも彼女の強さは半端じゃなく
なんとか自分を良い方向へ向けようと
頑張っていました。

このブログを通じて知り合った皆様からの
情報や励ましのメッセージ・コメントをいただいきながらの
闘病生活は、妻にとってとても心強いものでした。

とりとめのない文章で申し訳ありませんが
最後にこの闘病ブログの皆様がより良くなること
そして決して悲観することなく前向きに過ごして
いただくことを心よりお願い申し上げ
しましまのねこのブログを終わりたいと思います。

本当にありがとうございました。
ではお元気で





続きまして
しましまのねこの娘のこねこです。

本当はママから私がブログをお願いされていたのですが
なかなか気が進まず、パパに手を貸していただきました。

でも、私もママのことを少しながら
書かせていただきます。

私が高校3年生の終り頃にママはガンと診断を受け
摘出手術、放射線治療、抗がん剤治療と体に
負担のかかる治療を受けママはガンと闘ってきました。

それでもママのガンは完全に治癒することができなく
緩和治療へと移り少しでもガンでの痛みを抑える治療を
受けているところでした。

最後は4日間家族で病院に泊まり込み
みんなとママと過ごし
9月3日にママが亡くなりました。


ママの病気は家族にとって
確かにとても不幸なことですが
ママが病気になってからといい
家族が助けあったり喧嘩したりしながらも
それまで、もう崩壊しかけていた家族に
以前とは比べ物にならないほどの絆ができた
と私は思っています。

私自身も
どうしようもない親不孝者でしたが
家族を大切思えるようになりましたし
ママに大好きだよと言われるような
娘になれたところです。

母であり相談相手であり
雑貨や服のセンスを互いに分かり合っている
大好きなママがいない生活は
とてもさみしいくとても嫌で
正直今でも実感はありません。

だけども新しい生活が始まる
っと言う思考に切り替え
これからはパパと二人三脚で
家族を支えていこうと思ってます。

ママに言われたことや
ママとの思い出は大切に心に閉まい
ママへの思いはとてもじゃないけど
言葉で表現しきれませんので
簡単ではありますがこの辺で失礼いたします。



最後に

ママが兄の結婚式で言っていた
とても心に残っている話を
書かせていただきます。

『人は大人になって行くにつれ
だんだん欲が増えていきます

親は自分の子供が
駆けっこで1番であって欲しい
勉強ができる子であってほしいと思い
欲を子供に押し付けることもあります

でも病気になり
生きている時間が限られた私は今
健康な体があることが
何よりの幸せなのだと実感しています

なので皆さん
もっと身近に幸せを感じて過ごしてください』

今までしましまのねこを
ありがとうございました。