sig-nal-Z Column

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約1,000種類の信号機画像コレクターが各地の信号機・信号ファンについてどうしようもない分析をします。各地の絶景写真・グルメも織り交ぜていきます。

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寄せ書きの提出期限を忘れていて実家帰りをキャンセルした梶です。

 

山梨県内には角形灯器や鉄板丸型灯器の青灯を3M社の偏向レンズ仕様に換装した灯器が少数ですが設置されていました。

千葉県や福岡県・愛知県・福井県にもこの手の灯器はあったのですが、2019年時点では山梨県の二基と千葉県の1基のみのようです。

 

画像は南アルプス市桃園のNS丸形レモンレンズに組み込んだものです。

この交差点(連続交差点)に4基設置されていいます。

製造年月は1986(昭和61)年2月製。

参考までに3Mレンズ3灯の純正バージョンはこちら。(東京都葛飾区のもの)

この交差点は東西方向に連続しており、連動しているとはいえ手前方向の信号を先に赤にした後、数秒後に奥側の信号を赤にする制御のため、奥側の信号にこの灯器を使用しています。

このカメラっぽい灯器は山梨県内で1990年頃まで各地で設置されていました。

既にHPに掲載済のネタですが、

・笛吹市石和町四日市場(NS角形300φ)

https://goo.gl/maps/uqWFf6XZuTo

甲府市上曽根町(NSレモン)

https://goo.gl/maps/8fmr4VBXErx

甲府市下曽根町(京三ブツブツ)

https://goo.gl/maps/StXLXnUJ8Up

さらに、

北杜市長坂町大八田(京三レモン)

https://goo.gl/maps/X2LZQC2cihn

山中湖村山中(NSレモン)

https://goo.gl/maps/67nsXJnT35T2

がありました。(北杜市以外は全て撤去済です。)

 

この山中湖村山中の灯器ですが、小中学生時代に母方の実家にクルマで行く際山中湖畔をショートカットして篭坂峠に出る道の交差点にありました。行きはR138の山中湖畔を通ることが多く、帰りにこの交差点を右折てショートカットしたため、いつも青になった正面を見ることができず、ずっと後ろを見て青にならないかを見ていたものです。その後1993年頃美装工事が行われ、NS電材もどき丸形ルーバーに交換されてしまったため非常に短命な灯器でした。

2000年に信号撮影を始めて間もない頃に甲府市上曽根町のこの型の灯器を発見し非常に感動しまして。3倍ズームのPowerShot+双眼鏡という技で撮影したのですが、

 

この幻の同時点灯が涙もので。普段撮影時この手の点灯はデータを削除するのですが、これだけはまだ残してあります。

因みに甲府市上曽根町のこの隣りの交差点は、幻の二基セット角形のあった場所で、今残っていたとしたら信号ファンの聖地になっていたかもしれませんね。

 

ところで、その組み込み灯器ですが、ユニットが長く背面を貫通しているのが特徴です。

製造時期にとって黒のもの(南アルプス市のもの)

白のもの

あと他県ですが黄色のものがあるそうです。

改めて見るとこの偏向灯器も奥が深いですね。

 

最後に、動画をアップしますのでこちらもぜひ。

甲府市上曽根町(2001年1月撮影)



そして南アルプス市桃園