小学校からの同級生の親友の話ね・・・
二十歳そこそこで
ママになってお嫁に行って
旦那の実家で義理の両親と義弟と
3人のかわいいお子達と4匹のワンコ達と暮らして
家事に育児に仕事に追われて
毎日毎日ギリギリな状態だったの
ゆっくり何もしない時間なんてなくて
ひとりになれる環境なんてなくて
買出しにごみ出しに
大量の洗濯に掃除
お弁当作りにと
本当にどれだけの時間と労力を
家族のため人のために注いできたのだろう・・・と思うほどなのに
本人はそれを疑う余地もないほど当たり前にこなしてきた・・・らしい
何でもオールマイティにこなせちゃうのは
彼女の得意な部分こなせるように本当に努力して
彼女だからできちゃってるだけで
私はその半分もたった一人でこなすことなんて無理
話を聞いてるだけで
意識が遠のいちゃう
それなのにね
夕飯とかお休みのときに
家族分と旦那&義弟の分と
2回ずつメニューを分けて
作らないといけないらしい
どれだけのことを
たった一人でやってのけてきたのだろう
そして疑問がよぎった
どうして全て一人でやらなきゃいけないんだろう
他の家族でもいいんじゃない
それやらなくてもいいんじゃない
彼女以外に大の大人が4人もいて
頼れる子供たちも3人もいて
なんでかな
それはあいつの仕業
女だから家事しなきゃ
ママだから育児しなきゃ
嫁だから全部やらなきゃ
って
多くの女でママでお嫁さんである方たちは
世の中の男性社会からの刷り込みに
まんまとやられて
きっと彼女と同じように苦しんでる
女だけどママだけど嫁だけど
えだから何
え私が全部らやなきゃいけないの
えなんで
えやりたくなーい
え誰かやって
え家政婦さん呼んで
ってあっけらかんと言えちゃったら楽だよね
彼女は
え菜穂ちゃんそんなこと言っちゃっていいの
って思ったと思う
実際に言ってた気がする
それを実際に相手に言うわけじゃなく
自分の心の声を自分で聞いてあげる事が大事なの
ぶっちゃけ
全部をやらないって選択もできるけど
きっと居た堪れない気持ちになるだろうから
私じゃなきゃだめな事とやっても苦じゃない事
私じゃなくてもいい事とやりたくない事を
自分の中で明確にするように伝えたの
そして義弟のご飯や洗濯は
やりたくなければやらなくてもいいんだよと
むしろお金を頂いていいくらいだよと伝えた
ごみ出しや買出しは
お子達に手伝ってってお願いしてもいいし
ご飯作るのが無理なときは
お惣菜や義母にお願いって甘えてもいいし
旦那や義父に
外食をおねだりしてもいいし
人を頼ることと
人に甘えることはね
いけないことじゃないもんね
実際に出来なかったとしても
そういう心もちになることが大事だから・・・
ヒーリングを受けて帰って
しばらくして
本当の自分と向き合ったら
本当は嫌だったことが
ぼろぼろと出てきて明確に
一番いやだったのは
義弟のお世話だって気がついて
そしたらいろんなことがいやになって
なんか家を出たいって本音が出てきて
お子達3人に本音を話したら
みんな苦労してもいいから
ママと一緒に行くって快諾
どんなお家に住もうか
家賃やら間取りやら
わくわくしながら
物件を探し始めた
そしたらね
20年近く実家で一緒に住み続けてきた
あの義弟が
急に一人暮らしする運びとなり
あれよあれよという間に
実家を出て行き面倒見なくて良くなって
自分が家を出なくてもよくなっちゃった
自分の肚が決まると
本当にびっくりするような展開がやってくる
嘘のような本当の話
何よりも大切な事は・・・
自分の本音に気づいてそれを認めてあげる事