左腎臓がん全摘から7年10ヶ月後


先月、自分が所属する介護施設で、新型コロナウィルスのクラスターが発生し感染してしまいました。どのような症状が起きたかをここに記します。

同じような境遇に置かれた方の参考になれば幸いです。

①直前の体調
昨年の11月ごろから風邪を引きがちで、常にロキソニンsを1日に一回は服用している状態でした。

②感染どころ
自分が働く介護施設で、職員が持ち込んだウィルスがきっかけでクラスターが発生。利用者から感染したものと思われます。
夜勤で、その利用者の不穏を度々介助し、その次の日から症状が出始めました。

③症状
まず、喉の痛みが最初でした。
その前から風邪症状で、弱い痛みはありましたが、強い痛みを感じました。
(その後、介助した利用者の陽性が判明)
それが2日間ほど続き。そのあと倦怠感がありました。

かかりつけ医に電話相談し、ドライブスルーのPCR検査に申し込むことができました。
検査翌日に陽性判明。息苦しさや発熱がなかったので自宅療養となりました。
また、保健所から連絡があり、最低10日間は自宅から出れない旨を伝えられました。

④症状の経過

はじめの3日間は喉の痛み、倦怠感あり。
4日目、咳(頻回)、発熱(微熱)、倦怠感。
5日目、咳、高熱(38度)、倦怠感、全身の痛み、嗅覚喪失。
6日目から13日目、発熱(37度後半度々)、倦怠感、全身の痛み。下痢、目の充血。嗅覚喪失。
14日目〜17日目、たまに微熱、頭痛。
18日目、全身にじんましん。頭痛。

19日目から24日目くらいまで、頭痛。

以上が症状の概略です。
19日目から保健所が指示する条件を満たしたため会社に出勤できました。

⑤新型コロナウィルスに感染して
私は片腎なので、正直、感染したらどうなるのだろうと以前から不安を持っておりました。
基礎疾患がある人、肥満の人は重症化しやすいという情報を知っていたからです。

実際になってみて、こんなにしんどいんだなというのが正直な感想です。発熱期間が風邪よりも長く、不安でした。
2匹の猫を飼っているので、入院となれば誰が面倒みるんだろうという不安。
猫に新型コロナウィルスが感染しやすいという情報があったので感染したらどうしようという不安。この2つが大きなプレッシャーでした。

⑤隔離生活
結果、猫とは隔離生活を送りました。
普段使っていなかった部屋で食事や睡眠をとり、家の中で、5つくらいアルコールスプレーを設置し使用しました。トイレ、台所、玄関(ゴミ置き)、洗面所に配置。また使い捨てのビニール手袋も使用しました。
自分をバイ菌扱いしないといけないのは、結構精神的にキツイものでした。
幸い、猫は今のところ元気に過ごしています。

⑥食事と薬
買い物に行けないため、市が食料を6日後くらいに段ボール3ケくらいの量で配達してくれました。
ただ、それまでは家の食料で持ち堪えなければいけず、Amazonの置き配にて対応。体調が悪いときは高エネルギーゼリーやポカリの粉末を摂取していました。またネットの情報でビタミンDが良い、解熱剤としてはカロナール等のアセトアミノフェンが良いという情報があったので、それも注文し、服用していました。そして、症状が比較的に軽いときは葛根湯(漢方)を服用しました。

基本的に解熱剤は使わず、免疫で治すことが望ましいようです。私は、症状が辛いときにだけ飲むようにしました。熱が上がったときは、アイスノンによる頭部クーリングのみでした。

⑦1番辛かった期間
6日目から13日目くらいです。
熱が下がらず、下がって治ったかなと思ったら
また熱発。それの繰り返しでした。
この期間が最も不安でした。
肺炎になったらどうしよう。。と。

⑧治る兆候
ネットで新型コロナの症状を調べていると感染判明10日目で味覚が戻り、熱も上がらなくなったという情報がありました。
私の場合も、13日目くらいで嗅覚が戻り始め、そこから、熱がほぼ37度を越えなくなりました。一度だけ、37.2℃になったくらいでした。

⑨良かったこと
ひとつだけ良かったことは
自分のこれからの人生を考えられたことです。
自宅でほぼ一週間は寝たきりの生活でしたが(療養は2週間程)、その中で、これからやりたいことは何かなと考えました。

そこで出てきたのが、猫を可愛がること、海釣りや人と会うこと、何か新しいことをはじめようと思ったことでした。
海釣りは、昨年からハマっていることです。

⑩これから
生きていることに感謝して、やりたいことをしていきたいと思います。