<シカゴ穀物市場>
大豆はユーロ高、原油高を受けて高寄りで始まるも、その後はアルゼンチンでのストの懸念が後退し、ファンド売りなどに押されて軟調に推移しました。大豆3月限は13.0セント安の955.5で引けました。南米での降雨見通しも上値を重くしており、3連休を前にポジション調整も進んだ模様です。

コーンは朝方は一時堅調に推移するも、大豆の下落に追随して軟調に推移。3連休を前にポジション調整の動きが中心となり、特に目立った動きとなりませんでした。コーン3月限は3.0セント安の363.25セントで引けました。アルゼンチン政府が輸出許可を発表したことにより、ストの懸念が後退したことも圧迫要因となりました。

小麦はレバノン、台湾がそれぞれ2.5万トン、8.9万トンの小麦を入札。中国は干ばつで全体の5%の小麦が被害を受けたと伝えられるも、中国は輸入しない予定です。米小麦3月限は高寄り後、ファンド売りに押されて中盤にかけて下落。連休前でもあり、引けにかけては戻しました。小麦3月限は3.25セント安の535.5セントで引けました。


<NY原油市場>
3連休を前にポジション調整が進み、利益確定の買い戻しなどより急反発となりました。原油3月限は3.53ドル安の37.51で引ける一方、他の限月は全て安引けました。7870億ドルもの米景気対策の実施により石油需要も刺激するとの見方がサポートとなった模様です。


<NY貴金属市場>
今週は金融危機を巡る不透明感などより金は大幅上昇となりましたが、本日は3連休を前にポジション調整が入り、軟調に推移しました。金4月は7.0ドル安の942.2、一方銀3月は11.5セント高の1362.5、プラチナ4月は16.9ドル安の1061.0で引けました。テクニカル的に買われ過ぎ感が出ていることも圧迫した模様です。
<国内穀物市場>
東京大豆は、総じて反発です。シカゴ安も円安に相殺され、まちまちに寄り付きました。その後、夜間取引の反発や一般大豆2月限の急騰納会などを好感して軒並み高となりました。しかし、大引け前になると週末を控えた玉整理に上値を抑えられ、Non大豆の期近2月限がマイナスとなるなど一般大豆を含め上げ幅を削る限月が目立ちました。前日比は、一般大豆が3060円高で急騰納会した2月限を除くと200~480円高、Non大豆は2月当限の100円安を除いて140~600円高です。

東京トウモロコシはまちまちです。期近安の期先高。為替が1ドル=90円台後半~91円水準まで円安に振れたものの、12日のシカゴが続落したことや、3月当限が軟調納会となったことに期近は圧迫されましたが、この日のシカゴの夜間取引が上伸したことで、期先から堅調に推移しました。結局大引けでは期先3本がプラス引けしました。納会した3月当限を除く、大引けの前日比は、80円安~400円高、3月当限は430円安の1万6720円で納会です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から円安が進み91円前半で取引されています。東京市場では、国内投資家の円売りに短期筋が追随。アジア株高を背景にドル/円、クロス円は底堅い動きとなりました。ただ全般は、14日に本会合が行われる7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を控えて見送りムードが強く、値動きは鈍りました。


<国内石油市場>
東京石油市場は油種間でまちまちです。ガソリンは総じて続落し、灯油と原油は反発です。12日のNY原油は需要減少懸念から期近3月限が大幅続落となりましたが、円安を背景に原油は買い優勢で推移しました。灯油も円安や前日の急落の反動から買い戻されて反発しました。ガソリンは前日に安値から大きく値を削ったものの、その流れを維持できずに続落です。また、週末前ということもあり、ガソリン買い/灯油売りの手じまいなどもあって、ガソリン安・灯油高につながったようです。前日比は、ガソリンが560円安~10円高、灯油が510~920円高、原油が150~400円高です。


<国内貴金属市場>
金が続伸、銀は総じて下落です。金はNY高と円安を背景に総じて続伸しましたが、場中はドル建て現物相場の軟調や前日の大幅高に対する利食い売りなどに圧迫されました。終盤に先限が2771円まで上昇して直近の高値を更新、一時上昇幅を縮小したものの2ケタ高で引けました。期先2本が一代高値を更新し、銀は先限を除いて閑散となる中、ニューヨーク安も円安や金堅調などに相殺されたが、引けは先限中心に軟調な限月が目立ちました。前日比は、金が3~39円高、金ミニが3~39円高、銀が2.0円安~0.2円高です。

白金系貴金属(PGM)は、白金が続伸し、パラジウムはまちまちです。白金はNY安を引き継いで売り優勢で始まりました。序盤の売り一巡後は金が値を戻したことにつられて地合いを引き締め、後場に入ると、プラスサイドに転じました。終盤しっかりと推移し、先限は3142円まで上昇するなど軒並み上値を伸ばしました。引けにかけ上げ幅を縮小するもしっかりです。期先2本が一代高値を更新しパラジウムはNY高となりましたが、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて方向性を欠く展開も期先は小じっかりです。前日比は、白金が8~18円高、パラジウムが11円安~4円高です。
<シカゴ穀物市場>
大豆は取引開始から小幅高寄りとなり、その後後985セント付近台まで上昇するも、追随乏しく軟調な動きとなりました。大豆3月限は前日比9.5セント安の968.5で引けました。ブラジル産地ではまとまった降雨観測が記録される一方、アルゼンチン産地では来週には再び乾燥が続くとの予測が伝えられています。大豆08/09期輸出成約は106.93万トン、累計実績は81.5%となりました。

コーンは週間輸出成約が154万トンと予想を上回る好調ぶりだったことから、全般的に堅調に推移するも、アルゼンチンの降雨予報や金融市場を取巻く先行き不安などより引けにかけては軟化しました。コーン3月限は2.25セント安の366.25セントで引けました。アルゼンチン政府は乾燥気候にも関わらず、追加で600万トンもの輸出許可を発表しました。


<NY原油市場>
前日の弱気の在庫レポートに対する追随売りが広がり、34ドルを割込む動きとなりました。原油3月限は1.96ドル安の33.98で引けました。原油在庫のだぶつきにより期近売り/期先買いのスプレッドが活発で、またガソリン買い/原油売りのスプレッドも目立ちました。


<NY貴金属市場>
景気後退や金融危機がさらに深刻になるとの懸念より、資金の逃避先としての金は950ドル台を探る動きとなりました。金4月は4.7ドル高の949.2、一方銀3月は1.0セント安の1351.0、プラチナ4月は2.8ドル安の1077.9で引けました。先行き不透明感、インフレ懸念により米政府発行の金貨への人気も急増しています。 
<シカゴ穀物市場>
大豆はアルゼンチンでのまとまった量の降雨観測や、全般的な景気先行き不透明感より軟調に推移しました。大豆3月限は16.0セント安の978.0で引けました。10ドル台では抵抗にぶつかっており、当面はレンジ内の動きが見込まれています。

コーンは前日のUSDAレポートは強弱まちまちの内容となり、総じて軟調に推移。大豆と比較して下げ渋っていましたが、引けにかけては一段安となりました。コーン3月限は8.25セント安の368.5セントで引けました。テクニカル的に当面350~400のレンジ内を推移するとの見方もあります。


<NY原油市場>
原油在庫が472万バレル増と予想以上の増加となり、軟調に推移しました。原油3月限は1.61ドル安の35.94で引けました。OPEC減産の効果が表れるのはまだ時間がかかりそうで、NY原油の受渡しとなるオクラホマ州のクッシングの在庫は過去最高を記録しています。


<NY貴金属市場>
米政府の銀行救済が景気回復とはならないとの懸念や、先行きの不透明感などより金は昨年7月以来の高値を探りました。金4月は30.1ドル高の944.5、銀3月は39.0セント高の1352.0、プラチナ4月は45.8ドル高の1080.7で引けました。金に追随して銀、プラチナも上昇しましたが、工業関連の需要の伸び悩みから急反落の懸念も一部ではあります。 
<シカゴ穀物市場>
大豆は米期末在庫は2.1億Buと事前予想をやや上回るも、前回発表より下方修正されたことから、寄付き直後は堅調ながらも、来週のアルゼンチンでの降雨見通しなどよりその後は軟調に推移しました。大豆3月限は8.0セント安の994.0で引けました。南米での推定収量の下方修正についても既に織込み済みとの見方のようです。

コーンは米期末在庫は17.9億Buと事前予想を下回るも、世界需給のだぶつきやアルゼンチンでのまとまった降雨予報などより軟調に推移しました。コーン3月限は0.75セント安の376.75セントで引けました。台湾が5.6万トン、メキシコは20.6万トンの米産コーンを買い付けました。

小麦は日本は13.2万トンの入札予定、韓国が4.63万トンの米産小麦を入札と伝えられるも、世界小麦の期末在庫が予想を上回り、総じて軟調に推移。小麦3月限は9.0セント安の556.0セントで引けました。米産小麦の需給は大きな変化はなく、アルゼンチン、オーストラリアの推定収量もほぼ予想通りでした。


<NY原油市場>
朝方は一時景気対策案への期待から堅調に推移するも、その後は株式市場と同様に失望的な売りが広がり、明日の弱気の在庫レポートの見通しなどから、大幅続落となりました。原油3月限は2.01ドル安の37.55で引けました。ガイトナー財務長官の幾つかの発言が株式市場の下落の引き金になった模様です。


<NY貴金属市場>
4月金の1000コールの取組が増加傾向にあり、景気全般の不透明感などより総じて堅調に推移。金4月は21.4ドル高の914.2、銀3月は30.0セント高の1313.0、プラチナ4月は39.0ドル高の1034.9で引けました。このまま金融恐慌となれば金価格は2000ドルまで上昇するとの見方もありますが、当面の金への需要は根強いようです。
<国内穀物市場>
東京大豆は、総じて続伸です。今週末13日に納会する一般大豆の2月当限を除いて、シカゴの10ドル回復や円続落を映して大幅高ではじまりました。場中は円がしジリ高となったものの、序盤に利食い売りに10ドル割れとなっていた夜間取引が大台を回復したことから、後場も堅調に推移しました。しかし、一般大豆だけは大引けに期近2月限が一段安すると前引けよりも上値を削って大引けしました。前日比は、一般大豆が2月限の1280円安を除いて270~540円高、Non大豆は700~980円高です。

東京トウモロコシは続伸です。6日のシカゴが続伸したことや、為替が朝方1ドル=92円台前半まで円安に振れたことに支援されました。しかし、そのあと為替は1ドル=91円水準まで円高に振れたことや、この日のシカゴの夜間取引が軟調に推移していることで、上げ幅を抑制されました。海上運賃高や商社の買い戻しで、期近の上げ幅が相対的に大きくなりました。大引けの前営業日比は、190~720円高です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から円高が進み91円前半で取引されています。早朝の取引でドルは一時92.42円と1カ月ぶり高値を更新したが、東京市場では久々の円安水準とあって輸出企業などのドル売りが活発化しました。午後にかけて90.88円まで下落するなど下げ幅は一時、1円半を超えました。日経平均株価.N225がマイナス圏へ転じたほか、アジア時間の米ダウ工業株先物が前週末終値を下回る水準でじり安となったことも、円売りの足かせとなりました。


<国内石油市場>
国内石油市場は油種間でまちまちです。ガソリンは総じて小幅高、灯油はまちまち、原油は期近高・期先安です。朝方は、ドル・円相場が1ドル=92円前後まで円安に振れたことや、NY原油が3月限は下落したものの4月限以降が上昇したことを受けて、原油・製品ともに買いが先行しました。その後、円高の進行で上げ幅を削りました。後場の終盤には夜間取引安などが圧迫材料となり、上値重く推移しました。なお、前場でガソリンの期先3本、灯油と原油の先限が一代高値を更新しました。NY原油3月限は午後4時ころから軟調に推移して、40ドルの節目を割り込みました。前営業日比は、ガソリンが10円安~330円高、灯油が30円安~280円高、原油が170円安~110円高です。


<国内貴金属市場>
金が軒並み反落し、銀は総じて続伸です。金はNY高や1ドル=92円台前半の円安を背景に続伸して寄り付きました。その後はドル建て現物相場の一段安のほか、一時90円台後半まで進んだ円高に圧迫されて軒並み大幅反落となりました。銀は、NY大幅高を受けて総じて続伸しましたが、後場には期先を中心に高値から値を削りました。銀の期先2本が一代高値を更新すると同時に、先限ベースで昨年10月以来の高値を付けました。前営業日比は、金が34~26円安、金ミニが34~26円安、銀が4.2~10.0円高です。

白金系貴金属(PGM)は、続伸です。白金はNY高や円安に支援されて買い優勢で始まりました。その後は金反落につられて上げ幅を縮小し、総じて2900円台を割り込んだものの、後場中盤以降は2900円を下値に方向感なく推移しました。パラジウムもNY高や円安を受けて続伸しました。前営業日比は、白金が29~40円高、白金ミニが29~40円高、パラジウムが25~36円高です。
<シカゴ穀物市場>
大豆は前日に続いてアルゼンチンでの来週の高温乾燥見通しがサポートとなり、終始堅調に推移しました。大豆3月限は21セント高の1001.0で引けました。アルゼンチンの天候見通しはまちまちで、一部では降雨見通しも出ていますが、まばらで少量との見方です。また同国では生産者によるストの懸念も出ています。

コーンはファンド等による追随買いや、韓国による16万トンの追加入札がサポートとなり、堅調に推移しました。コーン3月限は6.0セント高の377.25セントで引けました。南アフリカでは平年より降雨が少なく、生産量は下方修正される見通しが出ています。


<NY原油市場>
米失業者数が1992年以降最高になり、石油需要の後退との見方から軟調に推移しました。一時は39ドル割れとなるも、NYダウの急伸により引けにかけては40ドル台を回復しました。原油3月限は1.0ドル安の40.17ドルで引けました。また、世界景気後退により米国だけでなく、欧州やアジアでも石油需要が減退しています。


<NY貴金属市場>
NYダウの急伸を受けて最近の安全資産としての金需要が後退し、金はまちまちとなる一方、シルバー、プラチナは上伸しました。金4月は0.1ドル高の914.3、銀3月は41.0セント高の1316.0、プラチナ4月は22.3ドル高の1004.3で引けました。中国経済が回復しつつあるとの見方や、中長期でのインフレ見通しより金への需要は衰えないとの見方もあります。
<シカゴ穀物市場>
大豆は軟調なダウ、原油安などの影響より総じて軟調に推移し、中頃にかけては一段安となりました。大豆3月限は20.5セント安の959.5で引けました。アルゼンチンでの高温が緩和され、降雨見通しが出ていることが圧迫要因となりました。週間輸出検証は3354万Buと予想通りでした。

コーンはアルゼンチンでの降雨が原因となり、終日軟調に推移しました。コーン3月限は8.5セント安の370.5セントで引けました。週間輸出検証は2500万トンBuと事前予想を下回りました。中国は以前発表した3000万トンもの入札を計画通り進める見通しです。

小麦はコーン、大豆に付随して一時下押すも、米南部での乾燥気候のサポートとなり、後半にかけては下げ渋りました。小麦3月限は4.25セント安の563.75で引けました。週間輸出検証は1195万Bu。天候、価格動向などの影響より世界的に減産傾向にあるようです。


<NY原油市場>
米景気後退による需要減退見通しから、軟調に推移しました。一方、依然として続く米鉄鋼労働組合によるストライキの可能性も圧迫要因となりました。原油3月限は1.60ドル安の40.08で引けました。また今週の在庫レポートでの増加見通しも上値を重くしています。


<NY貴金属市場>
先週にかけての投機買いが行き過ぎとの見方より、NY金は急反落となるなど、総じて軟調に推移しました。金4月は21.2ドル安の907.2、銀3月は15.0セント安の1241.5、プラチナ4月は12.2ドル安の979.1で引けました。金は今年に入って5%以上も上昇しているだけに、調整的な売りも出ている模様です。
<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み安です。夜間取引が前週末の反発幅を上回る反落相場となったことを映しました。前場は、為替が円安に振れ、下げ幅を縮小する展開となったものの、後場は逆に円高となったことから戻り売りとなり、陰線引けする限月が目立ちました。前営業日比は、一般大豆が960~210円安、Non-GMO大豆は570~180円安です。

東京トウモロコシは軒並み下落です。安寄りし、夜間取引の下落や場中の円のじり高を受け、反発することなく引けました。先限は1万6810円まで下げた後、1万6960円まで戻したが、1万7000円台を回復することなく引けました。大引けの前営業日比は、320~150円安です。


<外国為替市場>
午後5時現在のドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点からドル安が進み89円前半で取引されています。ユーロ加盟諸国の財政リスク拡大で格下げがさらに続くとの見通しが台頭したことや、欧州中央銀行(ECB)が5日の理事会で0.25%の利下げを実施するとの見方が急速に広がったことでユーロが下落しました。ユーロ/ドルは一時1.2706ドルと昨年12月8日以来2カ月ぶり安値を更新し、ユーロ/円も一時113.50円ときょうの高値から1円以上下げ、1週間ぶり安値をつけました。


<国内石油市場>
国内石油市場は総じて上伸です。前場では、円安に振れたことや、NY原油が夜間取引で堅調な動きを見せたことから、原油・製品ともに買い優勢で推移しました。後場に入ると、ユーロドルがドル高に振れたことなどから、夜間取引が軟化して、上げ幅を削りました。ガソリンは需要期入りが意識されて当限が上伸しましたが、灯油は当限が需要期のピークを過ぎる限月であることから、上値は重かったようです。また、逆ザヤ縮小を期待して期近売り/期先買いなども入ったようです。後場の終盤ではユーロ安などを受けてガソリンがマイナスサイドに転じる場面も見られましたが、引けにかけては買い戻されてプラスサイドを回復しました。原油や灯油も売り一巡後は引けにかけて値を戻しました。NY原油3月限は午後に入り、ユーロ・ドルがドル高に振れたことなどから一時41ドルを割り込みました。前営業日比は、ガソリンが310~690円高、灯油が830円安~800円高、原油が20円安~260円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は小幅まちまちです。金は、前週末のNY高を引き継いで軒並み続伸して寄り付き、先限ベースで昨年10月以来の高値を付けました。ただその後は、ドル建て現物相場の下落に追随して軟化しました。終盤はドル建て現物が値を戻したものの、円高進行が圧迫要因となりました。銀もNY高を背景に総じて続伸しました。前営業日比は、金が14円安~5円高、金ミニが14円安~5円高、銀が1.0円安~7.9円高です。

白金系貴金属(PGM)は、まちまちです。白金はNY高を引き継いで買い優勢で始まりました。ただ序盤の買いが一巡すると、金の上げ一服に上値を抑えられました。後場ではドル建て現物相場の下落や円高進行から上値重く推移しましたが、大引けにかけてドル建て現物相場の引き締まりから値を戻しました。パラジウムはNY高を受けて小幅高となりました。前営業日比は、白金が9円安~22円高、白金ミニが9円安~22円高、パラジウムが4~9円高です。
<シカゴ穀物市場>
大豆は前半はまちまちながらも、中盤以降は堅調に推移しました。今週末の南米では降雨見通しが出ているものの、予想ほどの雨量ではなさそうと伝えられたことがサポートとなりました。大豆3月限は9.5セント高の980.0で引けました。旧正月明け後の中国の動向にも期待があるようです。

コーンは前日のレンジ内の動きとなり、まちまちに推移。コーン3月限は2.75セント安の379.0セントで引けました。アルゼンチンでは、週末から来週頭にかけて降雨予報がでています。日本から21万トンの入札がありました。昨年11月のエタノール生産量は2000万バレルでした。

小麦は前半は一時堅調な動きとなるも、為替市場でのドル高/ユーロ安の影響より軟調に推移し、小麦3月限は10.0セント安の568.0で引けました。エジプトが18万トンの入札を行い、内訳は6万トンが米国、12万トンが仏産でした。


<NY原油市場>
米GDPが-3.8%と予想ほど悪くなかったことから、底堅い動きとなりました。原油3月限は0.24ドル高の41.68ドルで引けました。米大手製油所でのストの可能性があり、ガソリンの上昇が目立ちましたが、ストライクが起きれば精製の操業が止まるため、原油にとっては圧迫要因となります。


<NY貴金属市場>
欧米各国の中央銀行が大量の通貨発行を行い、貨幣価値の減少見通しより金買い人気は根強く、総じて上昇。金4月は21.9ドル高の928.4、銀3月は42.0セント高の1256.5、プラチナ4月は16.4ドル高の991.3で引けました。ソロス氏によるユーロ危機の発言よりユーロ安となるも、本日はドル高の影響は無視された形です。