緊急だから…?
まず、この度の能登半島地震で被害に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。一日も早く安心安全な日々が過ごせますよう祈っております。
そんななか、石川県の高校に設置されていた自販機が壊され、中の飲料水が取り出されたと報じられました。
報道によると、自販機は「災害支援型自販機」。自販機の鍵は、オペレーター会社と設置先双方が1つずつ持ち、何かあれば設置先が自販機を開け、お金を入れなくとも商品を取り出せるのです。
自販機には、災害支援型自販機だとわかるように表示がしてあるはずなので、設置先に言えば対応していただけたはず。当時は、同所には責任者はいなかったらしいですが、だからといって自販機壊して中身取っていいとはならない。「緊急だから」壊して取っていいともならない。周囲の方に配ったというのも、肯定材料にはならない。
オペレーター会社は被害届を提出したようですが、これは当然だと、私も思います。
元自販機オペレーターとしては、残念な事案だなと思いました。
だいたい、裏とか
一般家庭へ20Kgボンベ(総重量約40Kg)を配送する場合、設置場所までの通路などが広く、比較的平らで、障害物等が少ない場合は、専用の台車で運搬します。
でも、そういう家庭はどちらかといえば少なく、大体は肩に担いで運搬します。
ボンベは大抵、給湯器等の近くに設置されますから、台所の窓下、そしてそれは大抵家屋の裏、そこまで担いで行きます。
ボンベまでの道のりをきれいにしてくださっているご家庭は、本当にありがたいです。除草もしてあって、物も置いてなくて。でもそれは少数派。
雑草が伸び放題だったり、植木鉢とか置いてあったり、自転車とか、家財道具とか色んな物が置いてあったり。
それでも、かわしたり移動させたりしながら配送しています。
配送員としては、通路は確保していただけたら、非常に助かります。
ただ、わたしの口から
「片付けて」
なんて、絶対に言いません。
だって、配送先ですもの。わたしはお邪魔させていただく身。そんなことは決して言いません(苦笑)
言いませんが、そこんところ汲んでいただくと、非常に助かります(苦笑)
どこもかしこも
どこの自販機の空き缶入れも、いっぱい。
入り切らなくて周りに散乱しているのもざら。
これだけ暑いと自販機の売上も上がっているので、当然といえば当然。
回収も間に合ってないでしょうし。
なので、空き缶入れがいっぱいだと、商品を購入しても空き容器を捨てずに立ち去ります。
回収が間に合わない苦労を知っているからこそ、せめてわたしくらいはと(苦笑)
1本くらい捨てなくたって変わりはしませんが、経験者としては、持ち帰ろうと。
でも最近、空き缶入れに入り切らず溢れかえっているところに、明らかに家庭ごみを捨てている女性を見かけ、モヤモヤっとしました。
溢れかえっていても、関係ないんだなぁ。
そもそも、家庭ごみは捨てないでほしいんですけどね。
オペレーターの皆さん、心中お察しいたします。