おはようございます!






近所で面白い張り紙を見つけたのでこちらで紹介したのですが、今朝見てみると修正されていたのでもう扱わないことにしますね。




よく見てみると街中には「ん?」という張り紙がたくさんあります。

普段気にしてなかったことでも、目を凝らして見ると意外に面白い発見があるかもしれませんよ!








さて今回は




最上級に the がつかない場合




というお話を!






最上級 「最も~だ」 の表現を表すためには、通常形容詞の最上級の表現の前に、定冠詞 the が置かれます。






This is the deepest river in Japan.




「これは日本で最も深い川だ」






Tom is the busiest man in class.




「トムはクラスで最も忙しいやつだ」








このような場合、主語は 「他の人や対象と比較して最も~だ」 ということが示されています。




主語以外の対象を意識し、「他と比べて最も~だ」 という意味を示しているのです。






This is the deepest river in Japan.






「これは日本で (他の川と比較した場合) 最も深い川だ」










Tom is the busiest man in class.






「トムはクラスで (他の人と比較した場合) 最も忙しいやつだ」










一方、最上級の表現には、形容詞の前に the を伴わない場合があります。






This river is deepest here.




「この川は、ここが一番深い」






Tom is busiest on Saturday.




「トムは、土曜日が一番忙しい」








上のように deepest や busiest の前に定冠詞の the がつかないのは、




主語が他の対象と比較せず、同一の物(人)の中で比較を行っているためです。






This river is deepest here.






「この川は、(この川の中で他の場所に比べて) ここが一番深い」






⇒ 比較しているのは、this river という同一の物の中の場所であり、here が最も深いと言っているので、このような場合には定冠詞 the はつけない。







Tom is busiest on Saturday.




「トムは、(トムの予定の中で他の曜日に比べて) 土曜日が一番忙しい」




⇒ 比較しているのは、Tom という同一の人の中の予定であり、Saturday が最も忙しいと言っているので、このような場合には定冠詞 the はつけない。










「最上級といえば定冠詞の the をつける」 と安易に考えないようにしましょう!