こんばんは!
今日はものすごく寒いですね!
先週末は英検の2次試験でしたが、みなさまいかがでしたか?
さて今回は
第4文型と第5文型
についてお話しましょう。
第4文型(SVOO): 主語(S) + 動詞(V) + 間接目的語(IO) + 直接目的語(DO)
動詞のなかには、目的語を2つ並べることができるものがあります。
この場合、「主語(S) が、~に・・・を受け取る(所有する)ようにする」 という意味になります。
そして、「~に」 にあたる目的語は、間接目的語(IO): Indirect Object と呼ばれ、
「・・・を」 にあたる目的語は、直接目的語(DO): Direct Object と呼ばれます。
(つまり、2つ並んでいる目的語のうち、動作の対象を直接受ける「~を」 の方を直接目的語と呼んでいるのです)
1. All my classmates gave me chocolates. 「僕のクラスメートはみーんな、僕にチョコをくれたんだ」
主語(S) = All my classmates
動詞(V) = gave
間接目的語(IO) = me
直接目的語(DO) = chocolates
⇒ 主語(S) All my classmates が、私に(IO)、チョコレートを(DO) を受け取るようにした、という文です。
2. My mother bought me a Mercedes Benz. 「ママが僕にベンツを買ってくれたんだ」
主語(S) = My mother
動詞(V) = bought
間接目的語(IO) = me
直接目的語(DO) = a Mercedes Benz
⇒ 主語(S) My mother が、私に(IO)、ベンツを(DO) を受け取るようにした、という文です。
3. Pass me the salt, please. 「私に塩をとってちょうだい」
( 主語(S) = You )
動詞(V) = pass
間接目的語(IO) = me
直接目的語(DO) = the salt
⇒ 主語(S) (ここでは命令文なので You とします)が、私に(IO)、塩を(DO) を受け取るようにする、という文です。
第4文型(SVOO)を作る動詞には、以下のように2つの型(タイプ)に分かれます。
これらを2つの型(タイプ)に分けるのには意味があります(それはまた次回の日記で)。
① give 型 (相手の方へと何かを届かせるタイプ)
give「与える」、lend「貸す」、show「見せる」、hand「手渡す」、offer「提供する」、pass「手渡す」、pay「支払う」、sell「売る」、send「送る」、teach「教える」、tell「告げる」
など。
(例えば、「~の方に向って・・・を与える/貸す/見せる/手渡す/提供する,,,,,」というイメージ)
② buy 型 (相手の利益のために何かをするタイプ)
buy「買う」、find「見つける」、cook「料理する」、make「作る」、choose「選ぶ」、get「手に入れる」、leave「残す」、play「演奏する」、sing「歌う」
など。
(例えば、「~の利益になるように・・・を買う/見つける/料理する/作る/選ぶ,,,,,」というイメージ)
※ 文型を変える際には、この2つの動詞のタイプをきちんと理解しておくこと必要があります。
詳しくは次回の日記でご紹介します。
第5文型(SVOC): 主語(S) + 動詞(V) + 目的語(IO) + 補語(C)
目的語(O)の後に、その目的語を説明する補語(C)が続いた文型です。
第5文型における補語(C)は、主語(S)ではなく、目的語(O)がどのような状態にあるのかという補足的な説明を加えます。
よって、
目的語(O) = 補語(C)
という関係が成り立ちます。
第5文型 (SVOC) では通常、「OをCに~する」 や 「OをCと~する」 のように訳さることが多いです。
4. We painted the wall green. 「僕らは壁を緑に塗った」
主語(S) = We
動詞(V) = painted
目的語(O) = the wall
補語(C) = green
⇒ 目的語(O) the wall 「壁」 がどのような状態になったか、、補語(C) の green が説明をしています。
この場合、(第2文型 SVC とは違い) 補語(C)は主語(S)でなく、目的語(O) に説明を加えているので、
we (主語) ≠ green (補語)
ではなく
the wall (目的語) = green (補語)
という関係が成り立っています。
5. I found the book interesting. 「私はその本を面白いと思ったわ」
主語(S) = I
動詞(V) = found
目的語(O) = the book
補語(C) = interesting
⇒ 目的語(O) the book「その本」 がどのような状態なのか、補語(C) の interesting が説明をしています。
この場合、(第2文型 SVC とは違い) 補語(C)は主語(S)でなく、目的語(O) に説明を加えているので、
we (主語) ≠ green (補語)
ではなく
the book (目的語) = interesting (補語)
という関係が成り立っています。
このように、第5文型 (SVOC) を取る動詞には以下のようなものがあります。
believe O C 「OをCだと思う/信じる」
call O C 「OをCと呼ぶ」
choose O C 「OをCに選ぶ」
find O C 「OをCだと思う」
keep O C 「OをCに保つ」
leave O C 「OをCのままにする」
make O C 「OをCにする」
name O C 「OをCと名付ける」
paint O C 「OをCにするように塗る」
間違えやすいのは、第4文型 (SVOO) と 第5文型 (SVOC) の違いです。
比較してみましょう。
第5文型
They made me angry. 「彼らは私を怒らせた」
主語(S) = They
動詞(V) = made
目的語(O) = me
補語(C) = angry
⇒ 目的語(O) me 「私」 がどのような状態になったか、、補語(C) の angry が説明をしています。
つまり、me(O) = angry(C) という関係が成り立つため、angry は補語(C)。
よって、この文は SVOC という第5文型の文だということが分かります。
第4文型
They made me a chair. 「彼らは私に椅子を作ってくれた」
主語(S) = They
動詞(V) = made
間接目的語(IO) = me
直接目的語(DO) = a chair
⇒ 主語(S) である they が、間接目的語(IO) me 「私」 に、直接目的語(DO) a chair を受け取れるようにした、という意味です。。
そして、me(O) ≠ a chair(O) という関係が成り立ち、そのことから a chair は補語ではなく目的語だと言えます。
(つまり、me と a chair は同じものを指しません)
よって、この文は動詞が目的語を2つ取る、 SVOO という第4文型の文だということが分かります。
次回は第3文型と第4文型の書き換えについてです!