霜田健仁のモザンビーク奮闘記 -3ページ目

忘れられない試合



第1戦目を1体1で引き分けた月曜日(20日)。
1日の中日を置いて水曜日(22日)に第2戦が首都マプトの競技場で行われた。
会場に入る前からバスの中で選手たちが大声で歌を歌い(いつも通り)、雰囲気はまずまず。

この日の試合は首都ということもあって、メディアも観客も来ていた。
そういう意味ではすごく重要な試合だったんだけれども、
僕のお願いで1試合目とはキーパーを変えてもらった。
理由は
①彼の将来性、②モチベーション、③勝負強さと積極性。
ドイツ人監督、モザン人監督にはかなり懐疑的な目で見られた。
集中力が心配、イージーミスが心配だetc
でも、何度も説明して、それでも信用されなくて・・・
それでも僕のエゴを貫いて、彼をスタメンにしてもらった。

結果的には、大当たり。
試合開始は緊張していたものの、その後は素晴らしいプレーの連続。
本当に本当によく頑張った。自分の選手の活躍でこんなに感動したことってそんなにはないってくらい。
しかも第1戦のキーパーも含めて、彼らは僕の目の前で予想以上のプレーをしてくれてた。
僕にとって、一生忘れられない試合になった。

試合はドイツチームに終始押 されて先制されるも、
セットプレーで追いついて、1対1の引き分けだった。


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