たぶん、「司法書士あるある」…なお話。
司法書士なのに、「行政書士さん」…と呼ばれる。
司法書士と行政書士、名前も似てるし紛らわしいので、呼び間違われるのも仕方ないことと思います。
そもそも歴史的には、司法書士と行政書士は「生き別れになった双子」のような関係ですから、ますますややこしい(苦笑)。
見分けるポイントは、まさに「司法」と「行政」です!
司法書士は、裁判所や法務局へ提出する書類の作成などを行います。
それに対して、行政書士は、市町村や都道府県などへ提出する書類の作成などを行います。
より具体的な例を挙げると、
司法書士は、
「権利に関する不動産登記申請(※)」「商業・法人登記申請」「動産譲渡担保登記申請」「相続放棄申述申立」「成年後見開始の審判の申立」「訴状や答弁書の作成」など…
…といったことを行い、
行政書士は、
「建設業許認可申請」「廃棄物処理業許認可申請」「農地転用許可申請」など…
…といったこを行います。
(※不動産登記でも、いわゆる「表示に関する登記」は土地家屋調査士の仕事になります。建物を新築したり、増改築、取り壊しなどした際に必要になる登記が、表示に関する登記です。)
こうして考えてみると結構違うのですが、別に覚えなくても、とりあえずお近くの司法書士事務所や行政書士事務所に電話してみれば教えてくれると思いますから、気にせず、まずは電話してみてくださいね。
ちなみに私は司法書士の業務を行っておりますが、行政書士の業務は行っておりません。一応、行政書士試験に合格はしていますので、いつでも北海道行政書士会に登録申請すれば行政書士になれるのですが、していない状態です。
ですので、うちの事務所では行政書士関係の業務はお引き受けできませんので、ご了承ください。