先にツイッターに書いた事と同じ様な事を含めて以下に書きます。
「たばこ一箱千円に」と3年以上前に安倍内閣に要望書を提出した自民比例候補・ 山東昭子 参議員の
今回2019年参議院選の得票数が133,645
前回(2013年)は205,779
と実に7万票以上得票数を減らしています。
特定枠2名を除く、自民比例で当選した候補者17人中、下から2番目の得票数です。
にも関わらず参議員で最多8回の当選回数の為か、この人を参院議長にする話がある様子。改憲だなんだと言ってるこの時期に。
当選回数が最多とは言え、得票数がこんなに低いのに、非常に奇妙な話に私は感じてます。
自民比例で落選した候補者の方の最多の得票数が114,596
ざっと後2万票位減らせば、「たばこ一箱千円に」の山東昭子参議員を落選させられます。
喫煙者の皆さん、実に惜しいです。
なので6年後の2025年参議院選挙(奇しくも2025年問題と言われる年)で、次こそはこの人を落選させましょう。(またその年に出馬するのであればの話ですが)
皆さん、是非覚えておいて頂きたい。
因みに前回2013年参院選ではこの人は、自民比例の当選した候補者18人中、上から9番目の得票数でした。
なので確実に票を減らしてます。惜しいです。
落選までもう少しです。
それとこれで言える事は、オールドメディアがゴリ押ししていた煙草に関するネガティブキャンペーンと世に萬栄している嫌煙社会の雰囲気に乗っかって、受動喫煙防止関連政策や煙草への法的な締め付けや煙草増税を政治家が行っても、結局のところ票に結び付かなかったって事ではないでしょうか。
まあこの人は、犯罪者にGPS機能の付いたマイクロチップを埋め込むべきとか、極端な事を言って一見すると世論ウケしそうな事を言ってたりもしてますが。(この主張の是非の議論は置いておいたとして)
実際に7万票以上の票を前回から減らしてる訳ですし。
ご本人は票を多く減らし、喫煙者は煙草に対する締め付けがキツくなり、重い煙草税に苦しんで、結局お互いに不幸に成っただけと言う様に思います。
それとこのタバコ増税や消費増税やら「増税」に絡むMMT(現代貨幣理論)について語られてるチャンネル桜さんの討論動画を紹介しておきます。
3時間と長いのですが、これは是非観て欲しいです。
多くの人にMMTを知って頂きたいです。☟
【経済討論】MMT(現代貨幣理論)は日本を救うか?[桜R1/7/6](チャンネル桜さんのユーチューブアカウントより)
これを観れば、財務省が猛プッシュしている、
「財政破綻するぞ~、社会保障費が膨らんで~、だから消費増税、タバコ増税だ~、仕方無いんだ~」
と言うロジックが如何に無理がある理屈かと言う事が理解出来ます。
現代の貨幣とは何か。税の役割。デフレ下には減税を、インフレ時は増税を。
と言った事を現代貨幣や国債発行、日銀や政府の負債について現象面として説明しています。
この動画の中で、特段タバコ税について語られてる訳では無いですが、私は結局の所、消費増税もタバコ増税もデフレ下で行うべきでは無いと思いました。
どちらも消費を冷え込ませ、日本経済を更にデフレに叩き落すだけと。
緊縮財政論・財政健全化目標が如何に日本人を不幸にし続けて来たかが分かります。
と言っても難しいと言うか、経済に対する予備知識が必要な所もあり、7割くらいしか理解出来て無いと思いますが。
それでも今年10月予定の消費増税は、日本に取って致命的なダメージに成ると言う事を理解するには十分だと思います。
正直、今回の参院選は選択肢が無いと思っていました。(棄権はしてませんが)
自公が増税する予定です。と言ってても過半数を維持した。
与野党共に結局、緊縮財政・増税・財政健全化路線。
かと言って、反緊縮財政を言ってた山本太郎氏のれい新は自分の中では無いです。
↑の動画の中で、「緊縮か反緊縮かがポイントであって、左か右かと言う話では無い」と言ってる論者の方も居ましたし、
「未だに左右で考えてるのか・・・」みたいなコメントもありました。
しかし、私はここにも左右のイデオロギーは関わって来ると考えています。
反緊縮だからと経済政策の主張のみに着目し、仮にその勢力が政権を取ったとします。
例えば、防災・減災と言った国土強靭化に対する財政出動は、右も左も反対論は出ないと思います。では国防・防衛費を財政出動として大幅に増やすと言う話に成った時、左派勢力は賛同するでしょうか?
それにこのブログで前に書いた、一票の格差是正は地域格差を助長しかねないって話ですが、この一票の格差是正しろ!と言ってる人達って左派の人達が多いと思います。
政治と経済って両輪で互いにリンクしてると思うので、どう言う国家を作ろうと考えているかと言う政治理念と経済政策で重点を置く箇所って関わって来ると考えてます。
そう言う国家感と言いますか、国家のグランドビジョンの描き方を度外視して、反緊縮ならOKと言うのは、拙速過ぎるのではないか?と思います。
エネルギー問題や、領土、歴史認識や安全保障も国家運営で影響を受けると思いますし。
と言ってもじゃあ自民が右寄りか、保守政党かって言うと全然そうだとも思えないですし、グローバリストばっかり。
左派政党は中共に都合の良いグローバリズムを主張してる様に見えます。
なので答えが出ないって言うのが現時点での私の見解です。
選択肢が無いです。
取りあえず、安倍内閣が10月に消費増税を実行せず、寧ろ消費税廃止、タバコ税も含め減税する様な大胆な決断をする事を切に願います。
それと、これは余談ですが、NHKは国営に戻すのがいいのではないかと個人的に思います。
スクランブル化するのではなく、国営放送局として、最低限度の予算の範囲内で最低限の放送をする。ニュース、天気・災害情報、政見放送、国会放送、教育番組と日本の伝統文化に関する番組くらいを放送する。
建前上は公共放送で、中立・公平に放送と言ってるだけで、財務省の意向に沿う形で財政に関しても放送してますし、民放と大差無い様に感じます。
国営に戻った所で何か問題に成るとも思えないです。
国営放送局って別に海外でも珍しくは無いと思うのですが。
無駄に内部留保を貯め込まずに、最低限度の税金で回せば良いのではないでしょうか。
これは本当に只の余談です。悪しからず。
それではこの辺りで。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
志道(Shido)
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