世界 [まだ見ぬ境地]
サッカー日本代表が、4大会連続4度目のワールドカップ杯出場を決めてくれました。
苦しい戦いであったことには変わりはないでしょうが、目標が出場であった頃に比べると、犬飼基昭 日本サッカー協会会長の「1つのステップをクリアした」とのコメントの通り、通過点にしか捉えていない現在では、あっさりと決めてくれたと言う感があるのは私だけでしょうか・・・
その理由は、それぞれのコメントに込められているように思えます。
岡田武史監督:「すぐに新たなチャレンジ、ベスト4に入ることに向かって闘志を出していきたい。」
中沢佑二選手(DF):「昨日の勝利はあくまで昨日の勝利。切り替えてカタール、豪州戦に2勝したい。」
中村俊輔(MF):「出場権をとれたのはとてもよかった。でも通過点にすぎない。きょうから切り替えて監督ももおっしゃったように、チャレンジする気持ちでまた練習したい。」
100点満点のテスト。
「80点を採って、喜ぶ者」と「80点を採って、悔しがる者」がいます。
前者は、80点を採ることを目標に挑み、
後者は、100点を採ることを目標に挑みました。
前者が仮に100点を採る様なことがあれば、それは、自身の学力を過小評価したか、マグレでしかないと思います。
絶対とは言い切れませんが、現実的に考えれば、80点を目標にした者が、100点満点を採れる訳がありません。
何を言いたいか・・・
ワールドカップ出場を目標にしていた頃の日本代表が、やっとの思いで初出場を果たした時の実力で、ベスト4に入ることは無理があったと思います。
対して、出場は通過点であり、ベスト4を目指す現在の日本代表にとっては、予選通過など容易い。あるいは、容易いと言い切れるくらいでないとダメなのではないかと思います。
また、言えるのが、ベスト4を目指している様では、優勝するのは難しいと言うことです。
勿論、大風呂敷を広げるのもどうかとは思います。
結局は、現在の日本代表の実力では、まだ、胸を張って、優勝を目指すと断言できないと言うことなのだと思います。
近い将来、サッカー日本代表が、優勝以外は価値がないとまで言い張れるくらいになって欲しいと願います。
ガンバレ、ニッポン!