one by one

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原宿apishで美容師をしています。


僕の日常が誰にどう届いていくのかわかりませんが

もしも、受け取ってくださる方がいるのなら幸いです。

-one by one-ひとつずつ。

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もう4月

新年度ですね。

apishにも新入社員が入り

僕もまた1つ、先輩になりました。


新人の子達にはやるからには良い美容師になって欲しいから目一杯教えていくし

その子達にとって目指すべき存在になれるよう

自分の気を引き締め直す

初心に帰る季節。









だから

毎年春になると

美容師になった時を思い出すんです。

いや




正確には、なろうと決めた日のことを



ちゃんと今でも覚えています。









それは


僕が高校2年生の時

友達と遊んで過ごす毎日は楽しいけど

どこか不安で

将来の事は漠然としていて

やってみたい事はあるけれど

それを夢と呼ぶのは何だか気恥ずかしくて


本当は人に誇れる夢とか

打ち込める何かが欲しくて

でも、自分に出来るのか不安で

一歩を踏み出せずに

日々に退屈を感じていた、そんな時





ある人に出会ったんです。




当時、僕は17歳。



僕のバイト先だったドーナツ屋さんによく来てくれていたその人は僕の1つ年上の18歳。

年も近いので色々な話をしました。


 明るくて優しいその人は話していて楽しくとても刺激的。

何よりもキラキラ輝いている人でした。


学校に通いながら、お芝居等のお仕事をされている人で

当時の僕からすると


1つしか違わないのに

とても大人に思えて。



すごくお仕事を大切にされていて

本当に真剣に向き合って

忙しくても言い訳をせず

自分の全てを懸けているようなその人に

心底憧れました。




その人に追い付きたいと

いつか胸を張って


僕も夢を見つけたよ。


あなたに負けないくらいもっと輝いてやるんだ!



そう思ったのを今でも覚えています。




それからは

自分が一生を懸けるには何がいいだろうと

必死に考え

元々、大好きなファッションと

髪を

お客様にプロデュースして

新しい自分に出会って貰える瞬間を生み出したいと

綺麗になって幸せを感じて欲しいと

そう思い美容師という仕事を見つけました。


その後忙しくなってしまったその人には中々会えなくなり

美容師になると伝える事も出来なかったのですが



お仕事に臨む姿勢や気持ちは僕の中に

とても大切なモノとして今でも残っています。


それを見れたからこそ

今、美容師として働く事が出来ています。



僕の大切な初心。


真っ白だった自分に初めて夢という色が着いたあの日。





いつかまた出会えた時に

あなたのお陰でここまで来れたと。

もっともっと素敵な人になるんだと。

あの時は本当にありがとう。と

ちゃんと伝えるのが今の僕の夢の1つになっています。





今でも立派にお仕事を続けているその人に届くように

もっともっと輝いていきたいと思う


そんな春の日でした。


また会えたらいいな!



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ではでは。