わがまま母の記録ー認知症ー

わがまま母の記録ー認知症ー

父が亡くなり、母の面倒を一人っ子の私がみないといけなくなりました。この母が、かなり困った人なのです。

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施設が毎月、広報誌を出している。
今日、差し入れをしに行ったらくれた。

一面の、節分の写真のほぼ真ん中に母が写っていた。
思わず二度見したくらい、柔らかな明るい笑顔だった。

他にも、おはぎを作ってる母、豆まきをしてる母がいた。イベントに積極的に参加しているのか、何枚も写っていた。楽しそうじゃん。

なんか複雑な心境。
あんな笑顔、するんだ。
サービス付高齢者住宅って、結構お金かかるんだよね。だから空室あったんだと思う。

母は、介護度がない『自立』扱いだったため、いわゆる老人ホームには入れなかった。でも、認知症OKの施設が必要だった。

検索しても自立OK&認知症OKの施設は少なかった。グループホームなら受け入れ可の所もあったが、希望者が多く1~2年待ちという噂を聞いていた。認知症軽度可の施設はあったが、母の認知症はもう中期、進行すると出ないといけない。

結局、緊急を要したという事情もあり、空きのあるサービス付高齢者住宅に入ることになった。他に入れる所はなかった。

この施設は、一時金なし、敷金30万。かなり良心的な方だと思う。
とはいえ、最初のショートステイ代は即金だし、入居にあたっては翌月分まで前払いだし、結構まとまったお金が必要だった。

父は亡くなる2ヶ月前、母が知らないヘソクリを「お前が持っとけ」と私に渡してくれていた。

私は父の死後、そのお金を家計とは別にして、母関係の支出に充てていた。

(実家マンションの管理費や光熱費は、全部私が負担していた。母の買物代も私が負担する事があった。実家訪問には手土産が必須だったし、総菜の差し入れも代金はもらっていない。ちなみに、父の預貯金も全部母が相続し、私は受け取っていない。
その辺の事情は、またいつか書こうと思う。)

施設への支払いをひととおり済ませた今、父のヘソクリはきれいになくなった。まるで計算していたかのように。

あとは、母の年金と母の貯金から払っていくことになる。母が通帳をよこさないという問題は発生してるけど(^-^;)

お父さん、ありがとう。
施設なのに、なぜ訪問介護?という気もしたけど。

母のいるサービス付高齢者住宅でも入浴介助はオプションに入っていて、1回500円で受けられる。施設の入浴は週3回。月12回としたら、介助料金が6000円(高!)かかる。

母は2月から週3回デイサービスに通い、そこで入浴する。その介助はデイサービスの料金に含まれ、追加料金はない。施設のお風呂を使うこともなくなり、入浴介助料金はなくなる。

…はずだったのだが。

最近、入浴拒否し始めて、2回に1回しか入らないそうだ。
デイサービスで入らなかったら、施設で入浴に誘うことになり、それはやっぱりオプション500円がかかってくる。

そこを訪問介護で対応すると、介護保険が使えるから、440円くらいですむんだそうだ。

少しでも安い方がいいでしょう、と施設側から提案があり、契約してきた。
もう、何回契約し、署名し、ハンコ押しただろうか。

お風呂くらい、素直に入れ~っ!
母が入っているサービス付高齢者住宅は、ショートステイ中はベッドと寝具が料金に含まれている。だが、入居になると基本は賃貸住宅なので、持ち込みかレンタルを選択する事になる。なかには、ウォーターベッドを持ち込んでいる人もいるそうだ。

うちは、ベッドも寝具もレンタルにした。いずれ介護用ベッドを使うようになるだろうし、母に会わずに寝具を持ち込むのも面倒だし。季節ごとに入れ替えなきゃいけなくなるしね。

うちの市では、要介護2以上だと、ベッドレンタルが介護保険で使えて一割負担で安くなるそうだ。隣の市では要介護1でも使えるらしいが。

介護度の判定が出るまで、どっちか決められないので契約を待っていた。結局、要介護1が出たので介護保険は使えない。レンタルの契約をした。

寝具込みで、月1500円也。1日50円か~
父からの電話で実家に駆けつけたら、母が部屋の奥で倒れていた。車椅子が入って行けない場所だったので、父は母の様子がわからず、呼んでも返事がないから私に電話したと言う。

呼吸はあるが、意識がない。救急車を呼んだ。

救急車が来て、隊員が呼びかけると徐々に意識が戻ってきた。で、
母「もう大丈夫、病院には行かない」
なんと、救急車への乗車拒否。
意識なくなっといて、大丈夫なわけないやろ!と言う、私や父の説得も聞かず。
救急車は諦めて帰りました。

心配だから一応病院行こうと説得を続け、その夜なんとか救急病院へ連れて行きましたが、頭のMRI撮っても異常なし。血圧も正常。
ヒステリー起こして倒れたのか、急に血圧が下がって倒れたのか、原因はわからず。

母を病院に連れていってる間、父の世話を夫に頼んだ。晩御飯もまだだったから。男同士で気がゆるんだのか、父がポツリ。

父「こんなことなら、結婚するんじゃなかった…」

夫は、どう答えたらいいんだろう?とすごく困ったそうだ(笑)

もし、母の意識がないうちに救急車に来てもらってたら、強制入院させれたのにな。そしたら認知症の検査も受けれただろうに。残念。
ちょっと戻って、2013年3月頃

母にもずっと受診を勧めていたが駄目だった。「何しに行くの!私をバカにする!ボケ扱いして!」と怒りまくる。

母の友人に頼み、「脳ドック行こうと思うんだけど、独りじゃ心細いから一緒に行ってくれない?」と誘ってもらった。

母はしぶしぶ了承したが、「行きたくないのに」「こんなに無駄なお金使わせられて」「余計なことを」と、お友達の悪口を言うようになった。お友達には悪いことしちゃったな。
文句言いながらも、なんとか行ってくれてホッとした。

脳ドックの3日後、仕事中に父から電話がかかってきた。
「お母さんが倒れた!来てくれ!」
とどこおりなく。
私は、母の既往症、通院歴を話して終了。
そのあと、母の診察。私は立ち会わない。
膝と股関節の痛みに対してロキソニン、身体の痒みに対して軟膏が出た。
薬剤師の方から、在宅処方にあたるからと一応説明を受けたけど、実際は職員が管理するので、私は契約のみ。

ケアマネさんから、母と会った時の話を聞いた。
ケアマネ「ここに来てどのくらいたつんですか?」と母に聞いたら
母「2、3年かしら」
え~っ!まだ1ヶ月半だけど、年になっちゃうんだ!?そっか~、何年も経ってるんだ(笑)
どうやら、そんなに長い間、会いにも来ずにこんな所に閉じ込めて、と思ってるらしい(^_^;)
要介護1、になったので、いろいろサービスを使う事になった。
とりあえず、ベッドレンタルと入浴介助の2つは、施設の値段より介護保険使う方が安いそうで、決定。
デイサービスは、施設の敷地内にあるのを利用できれば良かったんだけど、ほぼ定員が埋まってるのと、母とトラブってる入居者が毎日利用してるので一緒に活動するのはまずいとのこと。

トラブル?なんか、やらかした?

聞いたら、母が何かしたのではなく、なんと、母に対して物盗られ妄想を起こした入居者がいるそう。その人も認知症なんだそうだ。
あらら~、人にやった事が、早速自分に返ってきましたね。家で話したら、母の物盗られ妄想の被害者だった夫も、「逆じゃん!」と吹き出してた。

デイサービスは、とりあえず敷地内にある所で体験だけして、様子をみる事になった。
母を施設に連れて行ったのが12/5。
それまでは、医者に行くのも拒み、何のサービスにもつなぐことができず、ただ様子を見るだけだったのですが。

入所1週間後には、医者の意見書ができあがって、申請が行われ。
入所2週間後には、担当のケアマネージャーが決まり。
1/12付けで、「要介護1」の判定が出ました。
私が知るのが遅くなったのは、その通知が本人の住所、つまり実家へ郵送されたため。
わかってたから、時々ポスト見に行ってました。

さすがプロ。どんどん話が進みます。
明日、デイサービスなどを利用するかどうか決める担当者会議があります。本来は、本人・家族・施設・ケアマネ・業者(用具やサービスを提供する予定の業者)が立ち会うそうですが、私がケアマネに「母は私に対して攻撃的なので、会うのはちょっと…」、と言ったため、本人抜きになるそうです。
あさっては、主治医(昨日決まった)が家族と面談したいというので、施設とケアマネ同席で会うことになってます。

家族じゃ、いくら言ってもだめだったのにねぇ。受診でさえ、余程体調が悪くないと無理だった。
他人じゃないと、言うこときかない。

多少時間はとられるけど(お金もかかるけど)、施設に入る前と比べたら、精神的にすご~く楽。
多分、この担当者会議が終わって、母がデイサービスに慣れたら、もう頻繁に施設へ行かなくてもいいだろう。

別に会いたいとは思わない。会っても、穏やかに話せるわけじゃないしさ。
母はどうせ、私のことは信用してない。良くも思ってない。父がいた頃の母の言動は忘れない。頼れる人が私1人しかいなくなったから、表向き、母親らしく接してきてただけで、本心は何を思ってたかわかりゃしない。何かあると、また攻撃的になる。
1人気ままに、父の写真とお骨を独り占めして過ごしてくださいな。本望でしょ。


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2013年4月
父を母から助けた(奪った)事で、私と母の関係は最悪になった。

母は親戚にも電話で私の悪口を言いまくった。親戚を味方に付けたかったのだろう。
だが、母はずっと過保護(実際は過干渉)なくらい私をかわいがってると思われていたので、親戚たちは不審に思った。しかも朝5時に電話がきた事もあったらしい。
また、父方には介護士の資格を持つ叔母がいて、すぐに認知症と見破った。専門家ってすごい。
母方にも認知症介護の経験がある叔母がいて、理解が早かった。

叔母たちは心配し、母に電話して様子をみては、私に教えてくれたりするようになった。私も叔母たちに父の状態をメール送信するようになった。
そのうち、一人っ子の私に「僕を兄と思って何でも相談してね」と言ってくれる従兄弟や、「何もできんけど、せめてお父さんが個室に居られるように」と送金してくれる叔母も現れ、とても助かった。

父は、これで大丈夫。
問題は…母。

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