自分は，
男３人兄弟の末っ子。
親の面倒をみるという気持ちは，
毛頭なかった。
というか，
その立場にはなかった。
事実，
北海道に来て，
ひとりっこのかみさんと結婚したときは，
養子同然。
上の二人の兄貴達は，
年子。
自分とは，
七つくらい，
年が，
離れていた。
長男は，
中学校で，
生徒会長（だったかな？），
高校は，
自分が落ちた県下一番の進学校に進学，
大学は，
早稲田の政経学部。
そして，
三菱化成に，
就職。
順風満帆かと思われたが，
会社の寮で，
自ら命を絶つ。
なぜ 
次男は，
優秀だった兄貴と，
常に，
比較されていた。
つらかったと思う。
それでも，
県立の高校，
大学は，
志望どおり，
水産学部のある大学に，
ストレートで，
進学。
その技能を生かし，
就職したが，
信用を失うようなことを行い，
失職。
なぜ
職を転々とし，
親にも，
迷惑をかける。
ついには，
勘当。
その後，
音信不通。
当時，
つき合いのあった，
フィリピン系のマフィアに，
殺されて，
どこかに埋められたという，
もっぱらのうわさ。
なんとなく，
兄貴の名前を，
インターネットで検索してみたのは，
２～３年くらい前。
ヒット 
なんか，
職人として，
名前が，
知られている
今日，
あらためて，
検索。
連絡がつきそうなところに，
電話し，
弟ということを知らせ，
携帯の番号を伝える。
自分がつくった家族が，
自分のせいで，
バラバラになる今，
自分が育ち，
バラバラになった家族の破片を，
拾い集めようとしている自分。
感傷
それとも，
自己満足
離婚って，
他人事だった。
離婚する夫婦って，
どちらかに，
人間的欠陥があって，
夫婦関係を維持できなくなる，
そういうものだと思っていた。
たぶん，
自分にそういう欠陥があったのだろう。
上を向いている自分，
ファイティングポーズをとっている自分って，
結構つらいもの。
現状を，
ポジティブにとらえようと，
笑顔を作ったり，
ブログにつよがりを書いたり，
って，
こともある。
まぁ，
それも，
所詮，
自己満足なんだけど。