ミルクしか飲まない赤ちゃんのうんこは、みどり色で液体に近い。なぜみどり色なのかは知らないけれど、液体しか口にしていないから液体が出てくる。弊息子くんは、3ヶ月くらいなのだが、ついにお風呂に慣れてきてしまった。もともと水が怖くない性格のようで、余裕で湯船に浮かび、時には眠りながらお湯につかるという大物ぶりを発揮しているのだが、慣れた結果、お風呂の中でうんこをするという自由さを披露してくれた。僕は視力がよくないので、世界はぼんやりとしているのだが、お湯がだんだん濁ってきているのに気づいた。透明なはずのお湯が、灰色の入浴剤を入れたような色に変わっていた。弊息子くんは、久しぶりの温泉に入ったおっさんのような安らかな表情だったので、気持ちいいんだなとは思っていたが、うんこが出た気持ち良さだったんだな。僕はしばらく気づかずにうんこ風呂に入っていて、理解した時にはうんこまみれになっていた。潔癖の強迫症状が薄れていてよかったなーと思った。以前の僕ならずいぶんと念入りに洗わなければならないところだったんじゃないだろうか。ミルクが弊息子くんの体を通って出てきただけだから、よく考えてみるとそんなに汚いものでもないので(本当にそうか?)、面白くなってしまって、妻を呼んで、うんこ風呂の状況を説明して2人で大笑いした。弊息子くんも、僕らが笑っているから、一緒に笑顔になっていた。そういえば先日、生ワクチンを投与したな。排泄物から感染しないように気をつけてくださいと言われたばかりだ。仕方ないので、石鹸でもう一度体を洗い直し、浴槽もごしごしと洗ってピカピカにした。ふぅ。