大きくなったら

かんごふさん!

おまわりさん!

になりたいって言ってたのに

最近の看護師や警察官は態度が悪い!と日々ぶつくさ言ってる

薄汚れちゃったみなさん、おっはー!

 

将来の夢は?と聞かれて

 

ちり紙交換っ!!

 

 

と謎の夢を語っていた

 

リサイクル道三

DEATH!!

 

つか、この職業がほぼ消滅していて「ちり紙交換」自体なんのことだか

 

ナオミ・ワッツ?

 

 

でしょ

知らないでしょ?

昔は、古新聞・古雑誌を出すと重さを量ってトイレット・ペーパーと交換してくれるというエコすぎる商売が

あったんですよ

 

ポンコツ軽トラに乗って

 

毎度おなじみのちり紙交換で~ございます

ご家庭でご不要になった古新聞、古雑誌…

 

と閑静な住宅の中をがなり立てて回るエコbutお騒がせな商売

既にリサイクル事業は、各地方自治体事業となって自治体の下請けでしか生き残ることが

出来なくなった商売…それが

 

ちり紙交換

 

なぜ、この身を焦がすほどこの商売に憧れたのか

たしかに、声に出して言ってみたときの語感は

 

チリコンカーン

 

みたいでカッコいい

 

カッコいいか?

 

 

なに言ってんだよ!

 

チリコンカーンと

キラーカーンは最強だよ!

 

 

 

闘うモンゴリアン!

今日からおまえは人殺しのチンギス・ハーンだ!

 

ちょーかっけー!!

 

新潟県出身の元大相撲力士なのに

闘うモンゴリアンとなってアメリカ・マット界を席巻したんだぜ

 

そんなちり紙・コーカーン

昔は録音したテープなんかじゃなく、マイクに向かってシャウトしてた

運転しながら、シャウト

シャウトしながらも突然家から飛び出してきて呼び止める奥さんをウォッチ

スズランテープできつく縛られた新聞紙の束を楽々持ち上げ荷台に放り込みながら

優しくトイレット・ペーパーを奥さんに差し出す

そんなオールマイティでハートフルな感じがするこの職業に憧れたのかもしれない

 

そんなわけあるかっ!!

 

謎…我ながら謎だよ

タイニー・キッズ道三

 

でも、憧れてた気持ちだけは強烈なほどに覚えてる

「毎度おなじみの~」という声が路地裏から聞こえてくると、ダッシュで飛び出し

通り過ぎていく軽トラの窓ガラスから覗く日に焼けた腕の逞しさと

ハゲたおっさんの後頭部を見送っていたことを

俺っておかしな子だったのかな

でも、プロ野球選手とか刑事とかふつーのもんにも憧れた時期だってちゃんとあったよ

 

あ…でも、こういう人に死ぬほど憧れたことがあったな

 

 

 

 

こういうイリュージョンの切断マジックとかでアシスタントのきれいなおねーさんに

催眠術かけて眠らせちゃう人

 

 

ど、道三…おまえ

 

 

シャラップ!

皆まで言うな!!

マジシャンに憧れるのはふつーでもアシスタント女性を催眠術で眠らせるマジシャンに

うっとりするのはふつーじゃないって言いたいんだろ?

わかってるよ

山下達郎の歌声にうっとりするのはまともだけど、山下達郎の顔にうっとりするのは

まともじゃないって意味だろ!

 

 

じょおおおでぃぃぃ

 

 

 

人として失礼すぎるだろ!

 

 

じゃあ、聞くけどな

山下達郎の顔と草刈正雄の顔どっちか選んで被っていいよ

って言われたらどっち選ぶんだよ

これ、読んでるヤング・キッズは草刈正雄は若い頃、どんなにイケメンだったか

想像できないだろ

俺なんか小学校6年生の時、枕抱えながら

 

明日、起きたら顔が

草刈正雄になってますように

 

ってお願いしながら寝たんだぞ!

 

 

もはや何人かわからない!

 

 

濃い!!

 

 

 

オイルがあっても

俺の髪はまいってるよ、正雄!

 

 

 

 

「汚れた英雄」!!

 

映画はクソだったけど

草刈正雄のカッコよさは異次元だったよ

映画のキャッチフレーズは

 

0.1秒のエクスタシー

 

 

いくらなんでも短すぎる!

 

わかってくれたかな

だから、そういうことなんだよ

憧れたって手が届かないんだから…

どんなものに憧れたって自由なんだよ

 

中学生の頃、紺野美沙子が俺の姉さんで…

その姉さんと禁断の関係になっちゃうことに憧れたよ

 

なんだよ、そのマニアックすぎる妄想!!

 

しかたないだろ

だって、若い頃の紺野美沙子は清純の中にどこか色気があって

ヤングボーイ道三に甘酸っぱい妄想を抱かせてしまういけない女(ひと)だったんだよ

後にも先にも「清純派」って言われる人で好きだったのってこの人だけだったな

 

だって、見てくれよ

 

可憐だろ

 

 

 

 

木のラケットだよ?

 

 

 

 

 

姉ちゃん、泣かないでくれよ…

 

 

 

 

姉ちゃん、濡れたままじゃ風邪ひいちゃうよ

 

 

 

 

 

眩しすぎるよ、姉ちゃん

眩しすぎて…眩しすぎてムルソーみたいに過ちを犯しちゃいそうだよ!

(注:何言ってるかわかんない子はカミュの「異邦人」を読もう!)

 

 

 

 

 

ね、ね…姉ちゃんっ!!

 

 

わかってもらえたかな

眩しすぎたのがいけないんだ

 

な、なんだよ…その目

まるで、汚いものでも見るようなその目

俺の心の中まで覗いて軽蔑すんなよ!

心の中はプライベートの範疇だろっ

軽蔑するなら、人のプライベートを盗み見るこういうヤツのこと軽蔑しろよ

 

 

 

 

 

 

汚れたau

 

 

 

ダジャレでごましてんじゃねーよ!