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石畳を歩くのが好きだった。
歩き慣れた細い路地。 小さなぼくの身体には、
楽しい迷路のようだった。
ドスン! ガタン!
思わず身体が固くなる。
とつぜん響きわたる破壊音。
どうしたの? どこへ行くの?
穏やかな風景は雑踏へと飲み込まれ、
優しい木の香りは、
冷たいコンクリートへと姿を変える。
大好きだった街が、ぼくの背後で消えていく。
さよならぼくの ・・・・・ 神楽坂。