気づいたら今年も12月。
気づいたら10周年と掲げたSFTSも残すところ1ヶ月でその区切りの1年を終える、、、、、明日はその締めくくりとなる12月17日久しぶりのワンマン。
ああああああ
今年もあっと言う間だったね。
シルエットとしてこの1年を振り返るにはまだ早いけど、新曲を作ったり、遠征したり、目の前のことでいっぱいいっぱいだった自分としては、慌ただしい日々の中であまりゆっくりと自分の言葉をみんなに向けて発信してこれなかったなあと振り返っており、そんなこんなでいつものようにこのタイミングで、応援してくれているすべての汁漢・汁娘たちに思いの丈を綴ってみるのは、実際には自分のテンションを明日に向けて高める儀式のようなな意味もあるような気もしてくる。
何を言っているのかわからないと思うが、一体全体今から何を記すのかというと、
「明日のワンマンの前に先に言っておきたいこと」である。
えー、去年くらいから10年、という区切りに気づきまして。
ことさら10年にこだわりがあるわけじゃない。それなりのゴールのようなものがあってそこに到達もしていないバンドが、「10年=おめでたい」と短絡的に結論付けられるものじゃないことは明らか。
でも10周年ってことはやっぱりどこか嬉しかったり、誇らしい気持ちもゼロではないし、何よりシルエットを好きでいてくれている皆様にとっては、拍手の一つや二つするくらいの価値はあるだろう、ということで掲げさせていただいたわけです。
そういったことをなんとなく意識して1年を過ごしてみて、ゆっくりと心に刻まれていったことは、
バンドを続けることの難しさや尊さだったり、かけがえのないつながり、競い合った仲間、俺たちを知ってくれた人たちへの感謝、、、、、まあ結構出てきました。
今年はリリースもしてなくて、ツアーみたいなものもなくて、(たぶんこんな年は久しぶりなんだけど。)俺たち自身、迷いながらも、敢えて目の前のことに集中した1年だったけど、常に頭の中に「10年」だったり、過去と未来のことが頭にあって。だからこそ見えてくるものがいっぱいあったっていう感じ。
まあそれをね、常日頃からライブに来てくれている人へは、ちょいちょいお伝えしているつもりではあるんです。けれど、やっぱりみんなにガツンと、一度に、一気に、お伝えする機会はそうそうないわけで。
明日ワンマンライブがあるということはそういう機会にしたいなって、思うんですよね。
まがいなりにも10年やってきたので、「みんなに何を伝えたいかなあ?」って想像すると、いろんな人たちのことが思い浮かぶ。100人いれば100人それぞれにシルエットを知ってくれた時期や場所、今と昔があって。
明日のチケットを握りしめて、わくわくしてるひと。久しぶりで期待もあるけど、不安な人。遠くから応援してくれてるひと。行くか迷ってる人、いま自分が行く場所じゃないと感じてるひともいるかもしれん。
だから本当はそれぞれの人に、かける言葉は違うべきなのかもしれんのやけど、それでも敢えてみんなに同じことを伝えたいと思っていて。
で、、、”それ”は最後に書くとして、少し脱線します。
−−−−
「音楽って、ロックってなに?」
バンドマンなら誰しもがずっとこのことを考えて、答えはどんどん変わったりするし正解とかはない問い。ミュージシャンにとっては「人生って何?」と同じ問い。
俺ももれなくそうやってこの問いに向き合ってきて、今素直に口から出るのは、やっぱ音楽って生き様だなってこと。
この10年どう生きて来たか、が常に音楽に、ステージに、そこかしこに出るんやと思う。いや、思う、じゃない。出る。圧倒的事実。ゆるがない。どんな場所でも関係ない。
例えばそこにお客さんがパンパンなのかガラガラなのかとか、本当に1兆%関係がない。
3年前、5年前、10年前には出せなかった音がある。歌えなかった歌がある。
昔に比べて変わらない、という部分もあるし、
変わった、という部分もある。どちらも間違いじゃない。
変わってたらそういう生き方をしてきたということだし、
変わらないのは生き様が「変わらない生き様」だということなだけである。
俺たちは変わって来たし変わらないものもある。
メンバーが変わった、作る音楽も変わった。確かに変わった。ある部分、意図的に。変えたよ。
でもこれは、シルエットの歌詞や言葉に責を持ってきた俺個人として言うことだけど、音楽の根底にあるものは、あるときを境に変わってないと思ってる。
それはSpringを書いたときから。
何のためにその土地へライブしにいくの?音楽するの?
自問自答した先に、自分なりの答えが見つかったような気がして、それを詞に書いた。
それはComplete MeやPrayを書いたときにもう一度自分に確認してみたけど、変わってなかった。
一度でもおれらの音楽に触れて、ライブ来たことある人なら、俺たちがどう今を生きてるかをみて、がっかりさせることはないってはっきり言える。胸張ってステージに立って、ああこいつらこうやって生きて来たんだな、そっか、って。言葉にはならないモノを持って帰ってもらえる自信がある。
普段から仲のいい友達であれ、尊敬する先輩であれ、同窓会で久々に会う友人であれ、その生き様に元気や勇気、刺激をもらうことって誰にでもあると思う。
音楽って、ライブって、そういうものなんじゃないかなって思う。
俺たちはそういうものでありたいんだと思う。
つまりもったいぶった”みんなに伝えたいこと”っていうのは、
『『『『これからも俺らの生き様見てくれや!』』』』
ってことです。
アーティストとして、あなたにとって、ただの画面越しで録音されたmp3を聴く以上の存在であったことが1秒でもあったなら、あなたのタイミングでいい。またライブへ来て欲しい!
今シルエットは、”今この4人で鳴らしている音"が一番最高だっていう自信がある。(というか、そうでなくて続ける意味ってなんだ?)だからいつだって”今”を知ってほしいし、次の作品に期待してほしい。
“NEVER EVER GET ENOUGH”というワンマンライブのタイトルですが、
never ever にはこんな意味・用法があります。
https://eow.alc.co.jp/search?q=never+ever
明日答え合わせしましょう☺
かしこ
SeshiroX