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「あたしの一生」
猫のダルシーの贈り物
江國香織 訳
を読みました。

一匹の猫が、その生涯を通じて、一人の飼い主をひたむきに愛する、という物語です。

主人公のダルシニアという雌猫のこだわりは、飼い主のニンゲンに対して、自分が主導権を握っているということを思い知らせることにありましたが、愛情が深まるにつれ、そんなことはもう、どうでもよくなります。

こんなにシンプルで、ただただ瞬間を精一杯ひたむきに生きる、そんな人生も悪くないな、と思う。

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