R73~74シーズン②

 

このシーズン、ロケッツは平均得点と平均失点がほぼ同じなんですが、これは例えばプレイオフに進んだブレーブスもそう。

ただ、ブレーブスはホームでちゃんと勝ち越しており、更にイーストのチームにも勝ち越しています(ロケッツはどちらも負け越し※ウェストの方が勝率の高いチームが多かった)

 

【この2人が中心に】

 

トムジャノビッチ&マーフィーはようやくスタメンに定着。

 

トムジャノビッチは80試合で平均40.3分プレイ(リーグ9位)。

平均24.5点(リーグ6位)・9.0リバウンド・FG成功率53.6%(リーグ3位)・FT成功率84.8%と自己ベストと言えるシーズンを過ごし、オールスターにも初出場しました。

 

シーズン中盤のブレーブス戦では、キャリアハイの42点をマーク。

味方の動きに合わせてカットしたり、逆にパスを出したりするのも上手く、オールラウンドなスタッツを残すことも少なくありません。

 

マーフィーはこれまでを大きく上回る平均36.1分もプレイ。

平均20.4点・7.4アシスト(リーグ2位)・1.9スティール(リーグ9位)・FG成功率52.2%(リーグ4位)・FT成功率86.8%(リーグ3位)と素晴らしい成績を残しました。

 

スピードとクイックネスがあり、ランニングゲームやドライブから得点を重ねるのが得意な印象。

ただ、ジャンプショットも悪くはありません(プロ入り時はもうひとつという評価だったようですが)。

イーガンHCと相性が良かったかもです。

 

【ほぼスタメン】

 

ニューリンは76試合で平均18.4点・1.1スティール。

シーズンの大半でスタメンを務めました。

 

この人はGでプレイしたかったようで、のちにFへのコンバートを渋ったことについて、「バックコートでボールを扱い、真の危機的状況に対処できる選手になりたかったんだ」とコメント。

更に「当時は状況を適切に見ることができていなかった。キャリアで初めての悪い出来事だったし、それが最後になるといい。その経験で、物事を受け入れることが出来るようになった」と振り返っています。

 

スミスは79試合で平均10.9点・11.7リバウンド・1.0スティール・1.3ブロック(リーグ10位)。

先述のように、イーガンHCはスモール・ラインナップも使ったんですが、スミスがスターティングCを務めるラインナップの方が多かったです。

 

よく動きよく走りよく跳ぶ選手で、そのためか”カンガルー”という愛称があります。

 

【けっこう出番がありました】

 

EC・コールマンは、年明け、グーカスに代わってスタメンへ。3月頭までその座をキープしました。

スタッツ的にはムラがあるんですが、それでも起用され続けたのはディフェンスが良いからでしょうか?

ファウルは多いです。

 

コールマンが控えに戻った後、ラスト10試合強でスタートしたのはクリフ・ミーリー。

この人は、イーガンHCがスモール・ラインナップを採用した1月半ば~下旬にもスタートしているんですが、そこから調子が上向きに。
シーズン通算では77試合で平均9.7点・5.7リバウンドでしたが、ラスト3ヶ月に限れば平均13点ほど、といい働きをしていました。

 

因みにスモール・ラインナップの場合は[マーフィー、ニューリン、ミーリー、コールマン、トムジャノビッチ]といったメンツです。

 

【その他】

 

エド・ラトレフは81試合で平均7.5点。

開幕直後のマリンが離脱した時期と、数試合単位でまとまったミニッツを得られたシーズン終盤には2桁得点を連発しています。

アフロが印象的な選手です。

 

ウォール&クナートはローテーションの中でプレイ。

ウォールの平均6.0点・4.2アシスト・1.7スティール、クナートの平均4.9点・4.4リバウンド・1.2ブロックは、控えとしてはよいのではないかと。

 

このシーズン、ライリーはキングスで出場機会が大幅減していたんですが、ロケッツ加入後は更に減少。

ロケッツにはライリーと似た体格の選手が多いですし、ポジション争いは厳しかったですかね。

 

昨シーズン後半に加入したジョージ・ジョンソンはシーズン通してチームに在籍しましたが、ポール・マクラッケンは11月末に解雇されました(マクラッケンはCBAへ)。

ジョンソンもプレイしたのは26試合のみです。