R74年オフ

 

このオフこそ本当にネタがありません…

見つかり次第加筆したいところです。

 

【ドラフト】

 

ドラフト1巡目第5位でボビー・ジョーンズ、2巡目第23位でガス・ベイリー、5巡目第77位でオウエン・ウェルズを指名。

 

ジョーンズはノースカロライナ大出身のF。

引退後には殿堂入りもするディフェンスのスペシャリストなんですが、ABAのナゲッツに行ってしまいます。

ナゲッツはラリー・ブラウンがHCに就任したばかりだったんですが、ブラウンがジョーンズ獲得に必死で、ジョーンズもナゲッツ行きを選びました。

 

ベイリーはテキサス大エルパソ校出身のG(6フィート5インチ)。

FTが苦手で、カレッジ時代の成功率は6割に届きません。

小さい頃に同じ箇所を三度骨折し、金属のプレートを入れたんですが、その影響で左足がちょっと弱かったそうです。

 

ウェルズはデトロイト・マーシー大出身のFです(6フィート7インチ)。

 

因みに、エクスパンション・ドラフトでEC・コールマンを失っています。

 

【ほぼ唯一の補強】

 

このオフ、72年にその交渉権をキャブスから獲得したスティーブ・ホーズと契約を結びました。

 

ホーズはワシントン大出身のC/F(6フィート9インチ)。

2&3年次のHCはテックス・ウィンターで、ロケッツがホーズの権利を獲得したときは、まだウィンターがHCでした。

この2年を過ごしたイタリアでは、そのままNBA入りするよりも大金を得られたようです。

 

高校時代からスター選手で、カレッジ進学時に多くのリクルートを受け、最初にデューク大を選択。

ところがHCのオフィスに電話をかけるも繋がらず、そのタイミングで、当時ワシントン大のHCに就任したばかりだったウィンターと接触しました。

 

ウィンターは、ホーズがチームを変えてくれると確信し、ホーズもウィンターと話すことで気持ちが変化。

サザンカリフォルニア大も断り、地元ワシントン大への進学を決めました。

「テックスと話せば話すほど素晴らしいチャンスだと思ったんだ」

「彼には素晴らしい実績があった。正直、彼が就くまでは、(ワシントン大には)あまり関心がなかったよ」

 

ワシントン大でのホーズは平均20点&10リバウンドを毎シーズンクリアし、UCLA戦でビル・ウォルトン相手に30点&18リバウンドと渡り合えるような好選手(その試合でウォルトンは31点&15リバウンド)。

 

ただこの当時、そのUCLAが圧倒的な強さを誇っていたのに対し、ワシントン大はカンファレンス中位。

ホーズ4年次にカンファレンス2位まで順位を上げますが、UCLAには及びませんでした(因みにサザンカリフォルニア大も同カンファレンス)。

 

2年次に右足の疲労骨折、3年次に左膝に怪我を負っていますが、その辺は大丈夫でしょうか。

 

長身ながらオフェンスの武器が多く、距離のあるシュートも上手。

リバウンドとそこからアウトレットパスを出すのも好きだとか。

スキルの多彩さは、のちにNBAでプレイする甥っ子(スペンサー・ホーズ)と重なるかもです。

 

スペンサーも同じワシントン大でプレイするんですが、そこで背番号10を着用するのはスティーブへの敬意だそう。

(スティーブはカレッジ時代は背番号33でしたが、NBAではキャリアを通じて10番を着用します)