総合と国内の違いは、国内旅行のみ扱う営業所では、国内旅行業務取扱管理者の設置でよいですが、海外旅行も扱う営業所の場合は、総合旅行業務取扱管理者を設置する必要があるとの違いがあるだけで、業務に差はありません。
試験についてですが、総合旅行業務取扱管理者は一般社団法人日本旅行業協会(JATA)が実施しています。
例年10月に、全国8都市で行われています。
試験科目は次のとおりです。
①旅行業法及びこれに基づく命令(100点)
②旅行業約款、運送約款及び宿泊約款(100点)
③国内旅行実務(100点)
・JR・国内主要航空会社・旅館などの運賃料金計算(約60点)
・国内観光地理(約40点)
④海外旅行実務(200点)
・国際航空運賃計算(40点)
・出入国管理法令(40点)
・出入国に関する実務(40点)
・海外観光地理(40点)
・旅行外国語(英語)(40点)
※合格点は各科目とも60%以上(60点以上(④は120点以上))です。
なお、国内旅行業務取扱管理者試験合格者は①及び③が免除されます。
私もそうでしたので、②旅行業約款、運送約款及び宿泊約款及び④海外旅行実務の勉強を頑張りました。
使用したテキストは、国内でも活躍したユーキャンのテキストと過去問です。
とても分かりやすいテキストです。
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各科目についてですが、②旅行業約款は国内でやっていましたので、簡単でした。
しかし、この試験の天王山である④海外旅行実務は範囲が広くとても骨の折れる科目です。
「出入国管理法令」及び「出入国に関する実務」はテキストと過去問の勉強で何とかなりますが、後はなかなか身にならない科目です。
「国際航空運賃計算」は、HIPチェックやCTMチェックなどのルールを覚えて過去問を繰り返し解いて慣れていくしかありません。
「海外観光地理」はただひたすら覚えるのみです。
私の場合は、国内試験と同じく「旅に出たくなる地図(世界)」を活用しました。
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「海外観光地理」はイメージと語呂合わせで覚えるしかないと思います。
なお、「旅行外国語(英語)」は得意ではなかったので、今回は捨てました。
不安材料はたくさんありましたが、3か月ほどの勉強で何とか合格することができました。
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