突然ですが、このblogの更新はこれで終わりにしようと思います。





過食嘔吐は良くなってきました。

月に数回なら、わたしにとっての許容範囲内。



次のステップに進みたい。

今度はもっと過食嘔吐以外のことにもっと関心を持ちたい。



そういうblogを別に持とうかなと思っています。



今度は別の名前、別のタイトルで。





過去記事はいろいろ個人的なことを

書いてあるし非公開にしたいのですが

できないみたいなので

一個ずつ下書き保存扱いにしていきます。

消すのはなんだか惜しいから。


いずれ過去の記事はすべて非表示になり、この記事だけが残ることになるでしょう。









思い返せば、

初めて過食して吐いたのは2011年11月だった。

それ以来、大学生活を過食嘔吐と共に過ごした。



つらかった。

痩せにこだわるくせに

食べるのを我慢できず吐くのも我慢できず。



毎日トイレから出るたびに

泣きたくて死にたくて情けなかった。



こんなこといつまで続けるんだろうと

考えると絶望的な気持ちに襲われた。



いやだ。やめたい。変わりたい。



でもやめたくない。変われない。







なんとかしなきゃ。



とりあえず3食食べるリズムを作った。

食べられるものから始めた。

バナナやカフェオレ、チョコレートとコーヒー。



1食でもいい。吐かない回数を増やしていこうと決めた。



さらに、好きなことに使う時間を増やすことにした。

打ち込めるものがあれば、それに時間を割いていれば

過食嘔吐につかう時間を少しでも減らせるはずだと思った。



わたしの場合はアニメと読書だった。

友達と会うのも好きだった。



それらに熱中していたら、どんどん欲が生まれた。





本が欲しい。友達とご飯に行きたい。

遊びに行きたい。このアニメのグッズが欲しい。





そんな欲求を満たすためにバイトのシフトを増やしていった。



苦労して稼いだお金をこれらにつかいたい。

そのためには過食嘔吐を我慢しなくちゃ。



好きなもののためなら…



少しずつだけど我慢できるようになった。







しかし、一進一退だった。



少しでもよくなったと思えばぶり返し、

踏み出す一歩は常に薄氷の上を進むかのように恐る恐るだった。



朝は吐かなくても昼にはまた吐いてしまうかも。



昼大丈夫でも、夜に今度は食べ過ぎてしまうかも。



不安を抱えながらの毎日は、バカバカしいように見えて、実は本当に逼迫した精神状態だった。





しかし、非嘔吐できれば『えらかったね!』と褒めてくれる。



『吐いてしまった…』と愚痴をこぼせば『また次頑張ろう!』と励ましてくれる。





blogを通して知り合った方々の言葉が、本当に心にしみて、わたしに活力を与えてくれた。





家族は金銭的に、物質的に支えてくれた。

わたしを受け入れてくれた。



友達には過食嘔吐のことは告げていなかったけれど、屈託のない笑顔を向けてくれた時間、少なくともその間は、わたしは過食嘔吐のことを忘れていられた。





そして、徐々に過食嘔吐の数、1回の量を減らすこともできるようになり、身体への負担が軽減したのか普通の人らしい生活ができるようになっていった。







いろんな方々に支えられ、なんとか大学を卒業。正直大学生活は、あまりいい思い出ではない。

それでも、否定するのは間違っていると思う。



あんなに大変な思いをしたのだ。

そうやすやすと否定しては、苦しみ損だ。笑





あの時の悔しさ、悲しさ、やるせなさ、情けなさ、怒り、もどかしさ、妬ましさ、せつなさ、罪悪感、自己嫌悪、小さなよろこび、達成感…





すべてが今のわたしに息づき、わたしをつくっているのだと思う。







結局在学中に完治はできなかったが、過食嘔吐にとらわれ生活に支障きたすようなことはなくなった。





それでも完治できない焦りを感じていた。







そんな時、ひょんなことから希望の職種につくことができ、

過食嘔吐が月数回に激減した。





今や、外食もスイーツも平気だ。

食べることを心から楽しむことができる。


あの時、あんな陰鬱な気持ちで食べ物を口に放り込んでいたのに。
きっと5年後も10年後も過食嘔吐してるんだって投げやりになっていたのに。





まだたまに、と言っても月1か2かそれくらいだけれど
過食嘔吐してしまう時がある。


でもわたしは確信してる。

きっと完治できると。このままなら大丈夫、きっと。




この状態に回復するまで3年半ほどかかった。



若くて楽しい時間を過食嘔吐に振り回されて
本当にもったいなかったと思う。




でもこの3年半があったから、わたしは今後の長い人生をもっともっと楽しめるんじゃないかなって思ってる。




過食嘔吐は治るのが本当に難しいと思う。

でも、きっと良くなるから。


この記事を見て、今過食嘔吐に悩んでいる人に
少しでも希望を感じてもらえたらいいなと思う。









それと!新しいblog、見に行ってやるよ( ̄(工) ̄)
という方がいらしたら、ぜひメッセージを!

大よろこびします。笑




長くなりましたが、
最後にわたしの好きな言葉でこのblogの最後を締めくくりたいと思います。




『運命は変わりやすいものである。
指のひとはじきのようなちょっとしたこときっかけが
新しい世界を創る。
どんな小さな努力からも、限りない結果が生ずる。』

アラン






過食嘔吐に悩むすべての人に、心安らかな時間が少しでも多くありますように。



さようなら、お元気で。


eris