半数が相模原で生まれ育ったメンバーで構成されたスキャルテリーズは2004年の暮れに結成し、
2008年、ひとつの目標を立てていました。
それは相模原のお祭りのひとつ、
「相模大野もんじぇ祭り」に10年以内に出演すること。
このお祭りは地元の商店会が主催で、大きな公園に本格的なステージを設け、
お祭りの初めからずっと生演奏がある中、周囲をぐるっと囲んだ屋台で調達した
食事や酒を芝生の上で自由に楽しめるというもので、
メンバーのみんなも毎年遊びに行っているイベントです。
フジロックみたいに大それたもんではないにしろ、その縮小版とイメージしてもらっていいかな。
10年ほど前に始まったこのイベントは、当初相模原出身者がいたり、相模原になにかしらの縁があることが出演の条件として出演者を公募していました。
現在はとくにそういった縛りはないようですが、
それだと他所のさまざまな音楽イベントに埋もれてしまうので
僕個人としてはこういうローカルさは大事にしてほしいなと思っておりました。
そして僕達の主催イベント
ScatteRed Lightsに来たことのある方であればご存知の通り
ステージに上がるときはいつも相模原音頭をかけて登場してきたように、
スキャルテリーズはとっても地元を大事に思いながら活動しておりました。
ですのでいつかこんな大きなステージで、それも地元で大きな音で、
相模原の街にスカミュージックを鳴らしてみたいと思っていました。
それが結成から12年、
ついにこのもんじぇ祭りに出演させていただけることになりました!長々書きましたがとにかく思い入れのある最高の舞台に出られてうれしいなと言いたかっただけです。
おそらく相模原の公共の場所でスカが演奏されるのは初ではないでしょうか。
もんじぇのHPから初めてこのブログを見た人もいるかもしれないですね。
相模原初と言ったせいでいったいどんな珍しい音楽なんだと思うかもしれません。
が。
スカという言葉がよく知られていないだけで、音楽自体はとてもなじみやすいものです。
もともと1960年代の前半に
ジャマイカで、
イギリスから独立した浮かれ気分と、
多くが決して豊かとはいえない民衆の鬱憤が混じる環境で生まれ、
そんな大衆の唯一の娯楽が街なかで大音量で流れるスカに合わせて踊ることでした。
ちなみに当時のジャマイカでは生演奏ではなく、
レコードをかける職業の人たちが次々スカを流していて、
これが現在でいうDJスタイルの元と言われています。
ぜひスカを楽しんでください!出番は16:00ごろです。
http://mangez.jp/