子どもたちを放射能から守る会 日野

子どもたちを放射能から守る会 日野

子どもたちを放射能から守る会日野のブログです。

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市議補欠選挙予定候補者の方より頂きましたアンケートへの回答を掲載します。

尚、アンケートは3/31現在、当会にて把握しました予定候補者の方に送付し、ご回答いただいた順に掲載させていただきます。


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<渡辺眞様>

1.現行の日野市の放射能対策についてどのようにお考えですか。
 (1)市内8ヵ所の公園各1ヵ所の放射線量測定(週1回•高さ1メートル)と、子ども関連施設の空間放射線量測定2回(園庭、校庭、砂場、雨水枡、植込み 各地上5cm/1m)

□充分である
■改善の余地がある(公園も地上5cmで測定する,子ども関連施設も定期的に測定する,8ヵ所以外の公園も測定する,など)
〈ご意見〉
福島の事故はまだ収束していない。恐れるべきは海中への地下水の拡散、次の事故での事故拡大、処理水の被害による拡散。(石田のクリーンセンターの煙突は47mで低くダイオキシンなどは近くに落下しているはず。調査したい)


 (2)給食食材の測定(東京都による測定下限値50Bq/kgのスクリーニング検査を各学校学期に1回4品目)
□充分である
□改善の余地がある(測定下限値を下げる,測定品目を増やす,放射能が出やすい食材を優先的に測定する,給食かお弁当持参かを選べるようにする,など)
〈ご意見〉
この件について私は見識がありません


 (3)除染の基準0.23μSv/時間 以上
□充分である
□改善の余地がある
〈ご意見〉
この件についても見識がありません


2.子どもたちが遊ぶ公園や園庭、校庭の砂や、保育園・小学校等で食育の一環として食物を育てている畑の土がどの程度汚染されているのか土壌調査(Bqを測定)をし、必要があれば土を入れ替えるなどの除染を行うことを検討していただけますか。

□その必要はない
■検討する
〈ご意見〉
汚染の度合いは調べるべきであり、土の入れ替えも必要あれば行うべき。専門家の数値を勉強したい


3.子ども及び青少年の健康被害を未然に防ぐため、また市民の健康不安を取り除くために、希望者が甲状腺の検査や血液検査を受け易いような環境を整えることを検討していただけますか。

□その必要はない
■検討する
〈ご意見〉
検討したい


4.原発事故後、小学校6年生の移動教室の行き先を汚染状況重点調査地域である日光市から変更してほしいという保護者からの要望があるにも関わらず、日野市教育委員会および校長会は、保護者の意見は取り入れず、要望に対しても納得の行く回答をして下さいません。(平成23年度には、移動教室に参加した児童のうち、鼻血を出した児童の数が例年の2倍以上であったことがデータからも判明しています。)
授業の一環であり、全員参加が基本である移動教室の行き先に、保護者の意見が反映されないことについて、どのようにお考えになりますか?
〈ご意見〉
その2倍以上とは具体的に何人ですか。教えて頂きたく思います。昨年雲取山登山の時、山小屋の主人から原発事故後の植物の異常発芽などがあったと聞きました。


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<有賀精一様>

1.現行の日野市の放射能対策についてどのようにお考えですか。
 (1)市内8ヵ所の公園各1ヵ所の放射線量測定(週1回•高さ1メートル)と、子ども関連施設の空間放射線量測定2回(園庭、校庭、砂場、雨水枡、植込み 各地上5cm/1m)

□充分である
■改善の余地がある(公園も地上5cmで測定する,子ども関連施設も定期的に測定する,8ヵ所以外の公園も測定する,など)
〈ご意見〉
空間線量だけでは全く意味がありません。子どもたちは地面密着で遊びます。地表を測ることが大事です。子どもの遊ぶ場所は入念に測定する必要があります。


 (2)給食食材の測定(東京都による測定下限値50Bq/kgのスクリーニング検査を各学校学期に1回4品目)
□充分である
■改善の余地がある(測定下限値を下げる,測定品目を増やす,放射能が出やすい食材を優先的に測定する,給食かお弁当持参かを選べるようにする,など)
〈ご意見〉
市として測定機を購入して食材について徹底的に検査する


 (3)除染の基準0.23μSv/時間 以上
□充分である
□改善の余地がある
〈ご意見〉
0.23μSv/時間は、重みづけの値であり、もっと低いレベルまで除染すべきです。


2.子どもたちが遊ぶ公園や園庭、校庭の砂や、保育園・小学校等で食育の一環として食物を育てている畑の土がどの程度汚染されているのか土壌調査(Bqを測定)をし、必要があれば土を入れ替えるなどの除染を行うことを検討していただけますか。

□その必要はない
■検討する
〈ご意見〉
今一番重要なことは、土壌についての検査であると思います。おそらく日野市はなにもやっていないのではないでしょうか。上記場所は当然行うべきです。農家とも連携して、土壌の汚染レベルを把握することが求められています。


3.子ども及び青少年の健康被害を未然に防ぐため、また市民の健康不安を取り除くために、希望者が甲状腺の検査や血液検査を受け易いような環境を整えることを検討していただけますか。

□その必要はない
■検討する
〈ご意見〉
すべての子どもに放射能健康診断を実施すべきです。国にも働きかけると同時に日野市も自ら率先してやるべきです。福島の子どもたちから3名(手術)+7名(細胞検査クロ)の子どもたちが小児甲状腺がんになったことが分かっています。100万人に1人が3万数千で10人、異常です。


4.原発事故後、小学校6年生の移動教室の行き先を汚染状況重点調査地域である日光市から変更してほしいという保護者からの要望があるにも関わらず、日野市教育委員会および校長会は、保護者の意見は取り入れず、要望に対しても納得の行く回答をして下さいません。(平成23年度には、移動教室に参加した児童のうち、鼻血を出した児童の数が例年の2倍以上であったことがデータからも判明しています。)
授業の一環であり、全員参加が基本である移動教室の行き先に、保護者の意見が反映されないことについて、どのようにお考えになりますか?
〈ご意見〉
とんでもない。私は子どもたちを被曝させた行為は犯罪だと思います。低線量被曝の危険性に対する無知が招く行政の怠慢です。


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<川添務様>
1.現行の日野市の放射能対策についてどのようにお考えですか。
 (1)市内8ヵ所の公園各1ヵ所の放射線量測定(週1回•高さ1メートル)と、子ども関連施設の空間放射線量測定2回(園庭、校庭、砂場、雨水枡、植込み 各地上5cm/1m)

□充分である
■改善の余地がある(公園も地上5cmで測定する,子ども関連施設も定期的に測定する,8ヵ所以外の公園も測定する,など)
〈ご意見〉
子どもたちの安全を考えれば、公園や子ども施設含めもっと測定回数・箇所を増やし、ホットスポットを把握していくことが必要だと考えます。その際、地上5㎝で測定することを基本とすべきです。


 (2)給食食材の測定(東京都による測定下限値50Bq/kgのスクリーニング検査を各学校学期に1回4品目)
□充分である
■改善の余地がある(測定下限値を下げる,測定品目を増やす,放射能が出やすい食材を優先的に測定する,給食かお弁当持参かを選べるようにする,など)
〈ご意見〉
現在でも保育園給食においては、参考値として実測値が公表されています。学校給食においても公表されるように市として都に働きかけるべきです。
同時に、市独自に食材測定器を確保して、学校給食などをはじめ市民が持ち込む食材も測定できるように手立てを講じるべきです。
測定品目を増やすこと、お弁当持参などの選択を保障することは当然です。


 (3)除染の基準0.23μSv/時間 以上
□充分である
■改善の余地がある
〈ご意見〉
内部被曝に関する科学的な知見や市民の心配・懸念の声を踏まえ、検討が必要だと考えます。基本は、「できるだけあびない、受けない」という放射線防護の大原則で対応されるべきと考えます。


2.子どもたちが遊ぶ公園や園庭、校庭の砂や、保育園・小学校等で食育の一環として食物を育てている畑の土がどの程度汚染されているのか土壌調査(Bqを測定)をし、必要があれば土を入れ替えるなどの除染を行うことを検討していただけますか。

□その必要はない
■検討する
〈ご意見〉
調査結果に基づき、必要があれば除染するのは当然だと考えます。


3.子ども及び青少年の健康被害を未然に防ぐため、また市民の健康不安を取り除くために、希望者が甲状腺の検査や血液検査を受け易いような環境を整えることを検討していただけますか。

□その必要はない
■検討する
〈ご意見〉
心配し、検査を希望している市民が、甲状腺検査を受けられるように条件を整えるのは当然です。希望している人が、財政的事情で受けられないということがないよう、負担の軽減制度も必要だと考えます。


4.原発事故後、小学校6年生の移動教室の行き先を汚染状況重点調査地域である日光市から変更してほしいという保護者からの要望があるにも関わらず、日野市教育委員会および校長会は、保護者の意見は取り入れず、要望に対しても納得の行く回答をして下さいません。(平成23年度には、移動教室に参加した児童のうち、鼻血を出した児童の数が例年の2倍以上であったことがデータからも判明しています。)
授業の一環であり、全員参加が基本である移動教室の行き先に、保護者の意見が反映されないことについて、どのようにお考えになりますか?
〈ご意見〉
移動教室の教育的意義を踏まえるならば、本来、各学校が子ども、保護者、先生たちとともに自主的に決めていくべきものだと考えます。しかし、現在は全校一括契約による経費節減という仕組みが存在し、学校の自主的な決定を実質的に困難にしている面があります。本来の趣旨、教育の原点に立ち返って、この仕組みをあらため、各学校が保護者の意見を踏まえながら自主的に決定できるように財政も含め必要な支援をすべきだと思います。


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<鈴木勝豊様>

4/6(土)23時30分現在、ご回答いただけませんでした。

市長予定候補者の方より頂きましたアンケートへの回答を掲載します。

尚、アンケートは3/31現在当会にて把握しました予定候補者の方に送付し、ご回答いただいた順に掲載させていただきます。


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<中谷好幸様>


1.現行の日野市の放射能対策についてどのようにお考えですか。
 (1)市内8ヵ所の公園各1ヵ所の放射線量測定(週1回•高さ1メートル)と、子ども関連施設の空間放射線量測定2回(園庭、校庭、砂場、雨水枡、植込み 各地上5cm/1m)
 □充分である
 ■改善の余地がある(公園も地上5cmで測定する、子ども関連施設も定期的に測定する、8ヵ所以外の公園も測定する、など)
〈ご意見〉
 子ども関連施設については1施設2カ所程度の測定になっています。子ども達の安全を考えればもっとカ所数を増やし、ホットスポットの有無を調べる必要があります。1年に2回程度の測定が必要です。


 (2)給食食材の測定(東京都による測定下限値50Bq/kgのスクリーニング検査を各学校学期に1回4品目)
 □充分である
 ■改善の余地がある(測定下限値を下げる,測定品目を増やす,放射能が出やすい食材を優先的に測定する,給食かお弁当持参かを選べるようにする,など)
〈ご意見〉
 給食食材はゼロベクレルをめざし、測定下限値をでき限り下げる、測定品目、回数を増やします。給食かお弁当かは、いまでも選択が可能と理解しています。


 (3)除染の基準0.23μSv/時間 以上
 □充分である
 □改善の余地がある
〈ご意見〉
子ども関連施設で汚染土壌を除去しなければならないのは、子どもが埃を吸い込むなど、特に内部被曝を恐れるからです。その点で0.23μSv/時間で大丈夫なのかと不安に思われることは理解できます。検討課題とさせてください。


2.子どもたちが遊ぶ公園や園庭、校庭の砂や、保育園・小学校等で食育の一環として食物を育てている畑の土がどの程度汚染されているのか土壌調査(Bqを測定)をし、必要があれば土を入れ替えるなどの除染を行うことを検討していただけますか。

□その必要はない
■検討する
〈ご意見〉
土壌調査を行い、必要ならば除染を行います。


3.子ども及び青少年の健康被害を未然に防ぐため、また市民の健康不安を取り除くために、希望者が甲状腺の検査や血液検査を受け易いような環境を整えることを検討していただけますか。
□その必要はない
■検討する
〈ご意見〉
希望者が甲状腺の検査などが受けられるようにします。


4.原発事故後、小学校6年生の移動教室の行き先を汚染状況重点調査地域である日光市から変更してほしいという保護者からの要望があるにも関わらず、日野市教育委員会および校長会は、保護者の意見は取り入れず、要望に対しても納得の行く回答をして下さいません。(平成23年度には、移動教室に参加した児童のうち、鼻血を出した児童の数が例年の2倍以上であったことがデータからも判明しています。)
授業の一環であり、全員参加が基本である移動教室の行き先に、保護者の意見が反映されないことについて、どのようにお考えになりますか?
〈ご意見〉
もともと移動教室の行き先は、各学校が自主的に決めるべきものです。全校で目的地が一緒になるのは、一括契約すれば経費節減ができるという理由が大きいと思います。各学校で行き先を自主的に決められるように財政的支援を充実させます。各学校が保護者にも意見を聴き、目的地を含め計画をたてるのは当然だと考えます。


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<大坪冬彦様>

4/6(土)23時30分現在、ご回答いただけませんでした。

4/7から始まる日野市長選挙、市議補欠選挙予定候補者の方々にたいして、私たちの会が実施しましたアンケートを掲載します。回答についても別のページで掲載いたします。

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日野市長選挙立候補予定者
 様

  子どもたちを放射能から守る会 日野
  http://ameblo.jp/savechildhino/


 突然のFAXにて失礼いたします。 
 私たちは、福島第一原発事故の影響による放射能汚染と、放射能による健康被害を心配し、子どもたちを守りたい、という気持ちから自主的に集まった日野市内の子育て世代です。大人に比べ、放射能の悪影響を受けやすい子どもに関しては、内部被曝の危険性を十分考慮に入れ、予防的な対策をとることが重要であると考えております。
 そこで、この放射能の問題について、今後の日野市の姿勢を左右することになるであろう、日野市長選挙立候補予定者および日野市議会議員補欠選挙立候補予定者の方々に、以下のアンケートにお答えいただき、投票する際の参考にしたいと考えておりますので、何卒ご回答の程宜しくお願い申し上げます。
 尚、御回答いただきました内容は、私どものブログにて公表させていただきますのでご了承下さいますようお願い申し上げます。


【アンケート】


1.現行の日野市の放射能対策についてどのようにお考えですか。

 (1)市内8ヵ所の公園各1ヵ所の放射線量測定(週1回•高さ1メートル)と、子ども関連施設の空間放射線量測定2回(園庭、校庭、砂場、雨水枡、植込み 各地上5cm/1m)


□充分である
□改善の余地がある(公園も地上5cmで測定する、子ども関連施設も定期的に測定する、8ヵ所以外の公園も測定する、など)
〈ご意見〉



 (2)給食食材の測定(東京都による測定下限値50Bq/kgのスクリーニング検査を各学校学期に1回4品目)

□充分である
□改善の余地がある(測定下限値を下げる,測定品目を増やす、放射能が出やすい食材を優先的に測定する、給食かお弁当持参かを選べるようにする、など)
〈ご意見〉



 (3)除染の基準0.23μSv/時間 以上
□充分である
□改善の余地がある
〈ご意見〉




2.子どもたちが遊ぶ公園や園庭、校庭の砂や、保育園・小学校等で食育の一環として食物を育てている畑の土がどの程度汚染されているのか土壌調査(Bqを測定)をし、必要があれば土を入れ替えるなどの除染を行うことを検討していただけますか。

□その必要はない
□検討する
〈ご意見〉




3.子ども及び青少年の健康被害を未然に防ぐため、また市民の健康不安を取り除くために、希望者が甲状腺の検査や血液検査を受け易いような環境を整えることを検討していただけますか。

□その必要はない
□検討する
〈ご意見〉




4.原発事故後、小学校6年生の移動教室の行き先を汚染状況重点調査地域である日光市から変更してほしいという保護者からの要望があるにも関わらず、日野市教育委員会および校長会は、保護者の意見は取り入れず、要望に対しても納得の行く回答をして下さいません。(平成23年度には、移動教室に参加した児童のうち、鼻血を出した児童の数が例年の2倍以上であったことがデータからも判明しています。)
授業の一環であり、全員参加が基本である移動教室の行き先に、保護者の意見が反映されないことについて、どのようにお考えになりますか?
〈ご意見〉




 お忙しいところ、お答えいただきありがとうございました。
ご意見欄が足りない場合は、別の用紙に書いて送っていただいても構いません。
お返事は、4月5日17時までに以下担当者へFAXか、メールにてお願い致します。


子どもたちを放射能から守る会 日野


以上

12月の予定についてお知らせです。

交流会&お楽しみ会の予定

○12月23日 日曜日
10時~15時半ごろまで ←時間変更
百草台コミュニティセンターの体育館
詳細決定!

23日の体育館でのびのび遊ぶクリスマス会の詳細です。
駐車場あり。
お昼ご飯、水筒お持ち下さい。
スポーツなさる方はもちろんですが、冷えますので上履きスリッパ等お持ち下さい。
敷物もあると便利です。
ボールが体育館内にあります。

温かい汁物でもと思いましたが、館内火気厳禁とのことですので、コーヒーとおやつで、きまぐれカフェをやります。
おとなもこどももゆったり楽しみましょう。
楽しい時間になります様に。
ふるってご参加下さい。


○12月16日日曜日
10時~多摩平交流センター集会室2

衆議院選挙、都知事選挙投票日ですから、投票してから、もしくは交流会後は必ず投票行きましょう。
当日予定があって交流会参加できない方は、期日前投票行きましょうね。

2012年9月24日に、日野市議会で古池初美議員が日光移動教室に関する質問をしました。そこから見えてきた日野市教育委員会の対応は、以下のようなものでした。

〇保護者の意見は取り入れない
〇学校ごとに校長の判断で行き先を決められないのは、文部科学省が修学旅行については各区市町村、自治体において方向性を定める、といっているから
〇平成25年度日光移動教室の仕様書の内容は平成23年11月に校長連絡会ですでに決定している
〇事故後、移動教室中に鼻血を出す子が増えたという認識はないが、今後、データを集積して分析する

(※その後、市が公表した鼻血を出した子どもの推移をまとめたグラフは下記の通りです)

以下、この部分のやり取りを、日野市HP日野市議会会議録より転載します。

平成23年度一般会計決算特別委員会
古池初美議員の質問(委員長 谷和彦氏の指名発言は省略します。)
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◯委員(古池初美君)  私からは1点、353ページの4番、日光移動教室について伺いたいと思います。
 23年3月11日に東日本大震災が起きまして、その後、例年どおり6月に日光移動教室が実施されたわけですけれども、震災後、この移動教室を実施するに至るまでの経緯を、まずは伺いたいと思います。
◯教育部参事(大野正人君)  日光移動教室の実施の流れにつきましてでございますけれども、東京都のデータ、それから日光市の発表するデータ、それから日光市教育委員会の発表するデータ、それから奥日光湯元旅館協会が発表するデータ、それらを踏まえまして移動教室を実施する、しないの判断をいたしたところでございます。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  それは、どこがどのような協議をして決定したんでしょうか。お願いします。
◯教育部参事(大野正人君)  まず、平成23年4月5日に日光市観光安全宣言が出されております。それから4月15日に、再度、日光市観光安全宣言がなされております。それらを踏まえまして、日野市の小学校校長会、それから日野市教育委員会のほうで確認をいたしまして、例年のとおり日光移動教室を実施するという確認をいたしております。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  その際に、保護者からの何か問い合わせとか、それから心配ごととかみたいなのは、どの程度だったのか、内容も含めて御答弁願いたいと思います。
◯教育部参事(大野正人君)  4月の段階で、日光移動教室についてメールの問い合わせをいただいたところです。日光移動教室をするのかしないのかという問い合わせで、件数といたしましては、数件だったと思っております。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  この、今、お話しいただいたように、校長会、教育委員会でさまざまなデータを加味しながら、例年どおり実施するというふうに至る中に、保護者に対しての、問い合わせは数件あったというふうに伺いましたけれども、教育委員会、あるいは校長会からの保護者に対してのアクションみたいなものはあったのかどうか、まず確認したいと思います。
◯教育部参事(大野正人君)  例年、日野市の各学校におきましては、日光移動教室を実施する1カ月ないしは数週間前、保護者移動教室説明会を各学校において実施いたしておりますので、その説明会の際に、先ほど申しましたようなデータをもとにした状況説明を行いまして、日光移動教室を実施できる状況であるという説明のもと、行程の流れですとか実施内容について説明をしたところでございます。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  今、伺いますと、決定の前に保護者に対して何かアクションを起こしたという形ではなく、決定後の説明会の中で、こういうふうに実施しますということを説明したというふうに受けとめましたけれども、それでよろしいでしょうか。
◯教育部参事(大野正人君)  4月20日の時点で、日光移動教室は予定どおり実施するという文書を出しております。それで、各学校長に対しましても、予定どおりであるという方向性を示し、なおかつ、原発事故に伴う放射線等への対応について、教育委員会としまして5月末の段階で通常どおりという通知を出しておりますそれに基づきまして、学校が保護者の方に説明をしているという状況でございますので、教育委員会として保護者に直接通知を出したということはございません。学校を通しての説明でございます。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  済みません、今、質問したのは、教育委員会、校長会、学校も含めて、決定前に保護者に対して何か意見を伺ったり、こういう状況だけれどもという話を決定過程の中で伺ったかどうか、アクションを起こしたかどうかという確認なんですけれども、それはなかったというふうに受けとめていいのかどうかの確認をしたいということなんですが、済みません、再度お願いします。
◯教育部参事(大野正人君)  23年度の移動教室実施につきましては、保護者の意向を伺うということはしておりません
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  ありがとうございます。23年度については、保護者に対しての確認を、各学校長には校長会なり教育委員会が判断した内容を知らせて、実施するということで、その後に説明会を行って、6月に実施したということになると思います。
 24年度、ことしなんですけれども、23年度と異なることについて伺いたいと思います。23年度は、今、お話しいただいたとおりの流れで実施したわけですけれど、24年度については保護者からの要望なり、それから、先ほどメールで数件あったというふうにおっしゃいましたけれども、各学校の校長からもいろいろ保護者からの意見なりがあったかというふうに思いますけれど、23年度と24年度で変わった点とかは何か、決定過程の中で変わった点とかというのはございますでしょうか。
◯教育部参事(大野正人君)  23年度と24年度の中で、決定過程の中で大きく変わっているということは、特にはございません。
 ただ、各学校での保護者から出される意見についての状況などについては、校長を通して教育委員会のほうにも連絡はされる状況でございましたので、そちらのほうに対応する、適切なデータを提供するという対応はございました。
 ただ、決定の意思確認の段階での保護者の意見を取り入れるとかというようなことは、特にはございませんでした

 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  保護者からの要望とか意見が23年度と24年度は大差ないというふうに認識してよろしいでしょうか。

◯教育部参事(大野正人君)  23年度に比べますと、24年度のほうは若干、問い合わせの意見は、あるいは質問等はふえている状況でございました。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  ありがとうございます。
 では、24年度で決定過程の中には保護者の意見を取り入れるということはなかったというふうに、今、御答弁いただきまして、保護者からのいろいろな要望もあり、その都度その都度、さまざまなデータを出しながら丁寧に説明したということだったと思います。
 しかし、23年度と24年度の実施の中で配慮されたこと、保護者からの要望も含めて配慮されたことはありますか。
◯教育部参事(大野正人君)  配慮事項といいますか、これは業者等との確認の中でも同じようなことが交わされましたけれども、例えば、向こうで再度、地震が発生した場合、どのように対応するかですとか、旅館での保存食、保存水、あるいは懐中電灯の配備などなど、そういったところの確認、並びに宿舎での食事などなどの安全性、それから見学スポットの放射線量、その安全性などなどについて、保護者の方からも問い合わせもあったということ、それから業者との確認の中でも、こちらは行っていたというところでございます。
 以上です。
◯委員(古池初美君)  24年度については、今、御配慮いただいたということで、緊急避難の部分ですよね。いろいろな情報を得ながら、いざというときにすぐに戻れるような体制を整えられたということも伺いました。
 ある学校では、マスクなども持参して、子どもたちに利用というか、使用できるような形をとったということも伺っていますし、実踏調査、事前に行う調査ですね。そこでも保護者の要望も含めて、測定器を持参して、日野市で使っているものだと思うんですけれど、測定器を持参して実踏者がそこの測定をして、それをまた説明会のところで公表したということを伺いました。23年度よりも24年度のほうが、教育委員会としても丁寧な対応をしていただいたというふうに感じています。
 そこで、25年度についてなんですけれども、既にもう校長会の中でですか、連合という形で、本来ならば移動教室は各学校の校長の判断で学校ごとに実施するということになっておりますけれども、日野市の場合においては全学校で、校長会の中で担当を決めて、連合という形で実施するというふうになっていると伺っています。25年度について、現状はどうなっているのか、決定過程も含めて確認をしたいと思います。
◯教育部参事(大野正人君)  平成25年度の日光移動教室といいますか、実質的には文部科学省のほうとしては、小学校の最高学年で行うというのは修学旅行でございますので、日光修学旅行、これにつきまして、今、各学校でばらばらに決めていいというようなニュアンスもございましたけれども、文部科学省としましては、基本的には各区市町村、自治体において方向性を定めるというのがございます。ですので、日野市におきましては、小学校の修学旅行は栃木県日光方面というようなことに基づいて実施しているところでございます。
 校長会のほうでも議論いたしまして、その方向性が示され、教育委員会としてもそれを了承しているというところでございます。
 まず来年度に向けての今年度の決定、意思確認の時期について、ちょっと学校課長のほうから説明させていただきたいと思います。
◯学校課長(鈴木俊之君)  来年度につきましては、平成23年11月に校長連絡会におきまして、25年度日光移動教室の仕様書の内容を決定させていただきました。23年11月。それで、24年1月13日に業者に対する仕様書説明会を実施しております。それで24年、今年度です。ことしの6月、校長連絡会に合わせまして、業者による企画書のプレゼンが行われまして、業者が決定いたしました。25年度のものが今年度決定して、この流れになっております。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  25年度のことですので、どうなっているかなと思いまして、23年度中に、もう11月にある程度の方向性を決めて、24年、ことしの1月に業者への説明を行ったと。24年6月、ことしの6月、実施されている前後ですね。そのときに、もう企画書でプレゼンが行われて、来年度のことがもう契約を確定というか、そういう形になっているというふうな理解でよろしいでしょうか。
◯学校課長(鈴木俊之君)  まだ契約には至っておりません。
◯委員(古池初美君)  業者が確定したということですね。予算が通ってから契約が確定するということになるわけでしょうか。
◯学校課長(鈴木俊之君)  当該年度に契約をするということですので、25年度に入ってから契約をいたします。
◯委員(古池初美君)  ありがとうございます。
 このスケジュールだと、もう24年度の状況を見てという形ではなく、もう方向性を25年度については1年半ぐらい前から検討して実施しているという状況になると思うんです。これだと、保護者がやっぱり言ってきて、今年度のこういう状況だから来年度はという方向が余り反映されないんではないかなというふうに感じています。今年度についてはもう実施されたので、来年度に向けて、もし今後、何か状況が変わったとかした場合においては、そのときはどんな形に、もし変更せざるを得ない状況になった場合にはどういうふうになるのか、そのスケジュールだけちょっと確認したと思います。
◯教育部参事(大野正人君)  各学校で、挙行届とともに、実施が終わったところで実施報告書が提出されます。ですので、そのところで改善の必要があるかないか、校長からの意見が出されてまいります。それを教育委員会としましても受けとめまして、対応すべきことかどうか判断しているところでございます。
 それから、今年度、全校が移動教室が終了した時点で、校長のほうでもそのような改善の必要性について確認のための話し合いを持っております。大きく変えなければならないという必要性が認められたときには、教育委員会、それから校長会が協議をする必要があろうかと思いますけれども、今年度、実施が終了した時点では、大きく改善をする必要があるということはなかったという状況でございまので、この方向性でという意思のもとに進めているところでございます。
 以上です。
◯委員(古池初美君)  わかりました。
 各学校で今年度実施された中で、大きく変更するような意見も各校長のほうから出てこなかったということなんですけれど、その校長自身がどの程度、保護者に意見を聞いたり、その次に向けての反映をされるかどうかというのは、ちょっと定かではないので、今後はそういうところも含めて対応していただきたいというふうに思いますし、それから、保護者の意見をどう反映するのかというのが、やはり各学校の校長に任されているところがあるので、教育委員会としてもこれはかなり微妙な問題なので、対応していただきたいというふうに思います。
 それから、23年度に行ったときの健康調査などはしていますでしょうか。
◯教育部参事(大野正人君)  平成23年度、24年度にかかわらず、毎回、健康の管理は行っております。児童・生徒が直接、実施の数日前から、食事の状況ですとか、検温ですとか、便通などについて、その他、気のついたところというふうなものを、実施が終了するまで自分自身でつけております。それを、その日その日、担任が必ず確認をいたしております。それで養護教諭が対応するというような安全管理体制でございます。
 それから、大きな事故、事件等、けが等があった場合には、各学校、日光移動教室保健日誌というものがございますので、そちらのほうに記載をして、取りまとめを行って、教育委員会のほうに報告というような形になっております。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  これは直接関連するというふうには、判断はちょっと難しいところなんですけれども、23年度より24年度のほうが子どもたちが鼻血を出した件数が多いというものも報告されていまして、22年度、21年度という以前のその健康調査というんですか、それが行われていたのであれば比較できるんですけれども、今おっしゃったように行われていたということですので、それほど変化がないというふうに件数として感じていらっしゃるのかどうか、確認をしたいと思います。
◯教育部参事(大野正人君)  鼻血を出したかどうかという人数につきまして、そういうお声をいただきましたので、私も見てみましたが、特に今年度、大きくふえているという認識ではございません。よく宿泊行事で高揚して、盛り上がってしまって鼻血が出る、入浴直後、湯上がりで鼻血が出るということはございますので、特に鼻血を福島、放射線に結びつけて考えているわけではございませんが、留意して健康管理には臨んでまいりたいと思っているところでございます。
◯委員(古池初美君)  私も直接ということではないんですけれど、チェルノブイリの事故のときも、やっぱりきちっとした調査をすることによって、5年後に大きく子どもたちに病気が発症したということもあって、今、そういうことを、関連性がなかったとしても、きちっと調査をしておくということが必要だと思います、各学校から上がってくるデータは、データというのも変ですけれども、その事象は、その養護の先生の判断で出てきているような資料を見させていただくことがあるんですね。それほど大きく感じられていないというのは、参事のほうで、例えば20年から、その鼻血に特化した場合には、件数というのは把握していらっしゃるんでしょうか。
◯教育部参事(大野正人君)  報告されているものを集計すれば、データとして、数としてお示しできると思います。(※)
 以上です。
◯委員(古池初美君)  では、後で資料でお願いしたいと思います。
 まだ関連性というところでは難しいところがあるかもしれませんが、細かい詳細について、今後、24年度は、今、行ってきたばかりなので、子どもたちの健康について、きちっとデータとして残していただきたいというふうに思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
◯教育部参事(大野正人君)  現在の日光の放射線量では、鼻血が直結するとは考えてはおりません。ただ、現行、安全面ということで、広くという視点で鼻血に関してのデータを集積するということは、今、過去のデータもございますので、それらを分析して対応してまいりたいと思います。
 以上でございます。
◯委員(古池初美君)  ありがとうございます。
 来年度はもう既に決めたということですので、保護者に対しての丁寧な説明、そして24年度に配慮された内容については、全小学校で校長会の中できちっと話をしていただいて、対応していただくようにお願いをしたいと思います。
 以上で質問を終わります。
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※市の公表した数値は下記の通りです。

H19年度 

H20年度 

H21年度 

H22-24年度