里山おやじのブログ -2ページ目

里山おやじのブログ

ブログの説明を入力します。


里山おやじのブログ-ヤブコウジ


ヤブコウジ科。常緑小低木。樹高は10cmから20cmほど。

 林内に生育し、冬に赤い果実をつけ美しいので栽培もされる。別名、ジュリョウ(十両)。

 正月の縁起物ともされ、センリョウ科のセンリョウ(千両)や、同じヤブコウジ科のカラタチバナ(百両)、マンリョウ(万両)と並べてジュウリョウ(十両)とも呼ばれる。寄せ植えの素材などとして使われる。


 平針の里山では、地下茎で増えていくので、明るい場所で群生して密な群落を形成していた。コナラなどの広葉樹林域の雑木林に広く生育していた。色に乏しい冬期に赤い果実が美しかった。

 正月の飾りものとして使われることもあり、別名からも重宝された。

 地面近くに果実があるので目立たないが、冬の食料欠乏期には鳥達の貴重な食料であろう。植物と動物、互いに支えあい、繋がりあって生態系をつくりあげていた。


ペタしてね




里山おやじのブログ-キタキチョウ
      ↑キタキチョウ交尾


シロチョウ科。

 草原や畑、道端や市街地などでごく普通に観察できる。

従来「キチョウ」とされていた種は、キチョウ(南西諸島に分布)とキタキチョウ(本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難。

 前翅長は20-27mm。翅は黄色で、雄の方が濃い色をしている。前翅、後翅とも外縁は黒色に縁どられ、裏面に褐色の斑点がある。夏型と秋型がある。

 幼虫の食草はネムノキ、ハギ類のマメ科の植物で、成虫は年に5、6回発生し、越冬も行う。早春には活発に飛び回る姿が見られる。


 平針の里山では、休耕田でよく見られた。マメ科のクサネムが繁茂していたためであろう。また、田んぼは丘陵地南側に位置し、北風をよけ、暖かであったためであろう。越冬蝶の一つで、冬でも暖かい日は見ることができた。

 耕作されることの田んぼが、生き物のためになっていた。命のつながりの不思議さを感じさせてくれる。しかし、開発された土地では、そんな自然さえない。


ペタしてね





里山おやじのブログ-ツノトンボ♂

      ↑ツノトンボ雄                

 ツノトンボ科。成虫の体長は30~35mmほど。

 胸と腹の間がくびれているのが目立つ。黄色と黒を基調としている。メスは腹部の節が赤褐色、オスでは黄色で縁取られている。他のツノトンボ科の昆虫より毛は短く、少ない。

 全体としてはトンボ目の昆虫に形状が似ているが、小さく色も黄色で多毛なのでトンボとはかなり違った印象を与える。長くて先の膨らんだ特徴的な触角を持つ。前翅より後翅のほうが小さく、トンボ科の昆虫に似ている。ウスバカゲロウに近い。トンボとは異なり、翅を斜め後ろ、下向きに伏せるように畳む。

 幼虫はアリジゴクに似るが、すり鉢状の巣を作らず、石の下などに生息している。


里山おやじのブログ-ツノトンボ♀

↑ツノトンボ雌


 平針里山では、写真のように田んぼ周辺で見られた。雄の写真は、バケツ稲にとまっている。初めて見ると、「これは何だ?」というような昆虫で、トンボの新種と思ってしまう。ほんとうにチョウとトンボを合わせたような昆虫の様相で、不思議である。特に珍しい昆虫ではないが、様々な生き物たちが、この里山には生息していたのであった。

目

ペタしてね