笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

東京都渋谷区笹塚の非公認ご当地キャラの笹郎(ササロー)の
地域の魅力再発見!をテーマにご当地を紹介するコラムです。

右斜め+L+R+L+R+L+L+R+R+Aな視点でゆるっと紹介する
ゆるゆるご当地コラム…始まるよぉ!
※PC版、アプリ版での閲覧推薦。

皆様、おはこんばんにちわ!

はい、始まりました『笹』が付く名前を探すで御座います!

今回はですね…もういきなりいっちゃいますよ…ズバリ!

 

茨城県常総市笹塚新田町

 

を取り上げていきたいと思いま~す!!!パチパチ~

 

実はですね関東には笹塚という地名が付いた場所が全部で6つ御座いまして(バス停、交差点除く)

これまでコラムで紹介したのは…

 

・埼玉県三郷市笹塚

・埼玉県吉川市上笹塚

・千葉県白井市笹塚

・茨城県筑西市笹塚

 

このシリーズに含まれておりませんが東京都渋谷区笹塚の計5つ紹介したんですよね。

 

…そうです!察しましたね!!!

 

あと一つ、一つだけ!笹塚を紹介出来てなかったんですよ!

という訳で今回は関東編最後の笹塚を紹介していこうかと思います!!!

 

では、いってみよう!!!

 

 

当たり前のようにドライブインからスタートしますよ。

もう、いきなりテンション高いです。フゥ↑

 

ね~~~丁度ね~~~

茨城県常総市笹塚新田町の数キロ手前にね~~~

ドライブインあったらさぁ~~~寄るよね~~~

 

ドライブインに“ファミリー”が付いてる所がポイントだ。

丁度、このお店がある目の前の茨城県道20号線沿いには

茨城県が誇る名スポット ミュージアムパーク茨城県自然博物館 が、あるので

昔から家族連れが多いのかも。

 

 

文字の薄れ具合が本物の昭和の証。

何十年も営業してきたであろう、歴史が“色濃く残る”薄さ。

そして、コカコーラとUCCの看板、そしてラーメンや焼肉などの表記。

和洋折衷ごっちゃなのがまさしくThe・ドライブイン。ワクワクしかないですよ。

 

14時過ぎ。ちょいと微妙な時間に来てしまったね。早く入らねば。

ちなみにワシが出た後、準備中になりました…セーフ。

 

 

お店の中に入る。

 

おお、中も和洋折衷!こいつぁは無茶苦茶渋い。

この手のお店に何故か高確率で飾られがちな亀のはく製もあるじゃないですか。

年季の入った色褪せたテーブルや椅子、クラシックなデザインのテーブルクロスがまた愛おしい。

他にも、お手洗いが旅館っぽいライトBOXのが使われていたりと随所にリアル昭和を感じさせる。

 

良き席がないか回りを見渡すと、お客さんは農作業着を着た老夫婦のみだった。

作業の合間のお昼か。いいねぇ。

 

なんとなく、その付近に座ってみる。

 

 

お品書きを見る。

期待通りだ。やはり焼肉と生姜焼きがある。めぐりめぐっての定番…ありだな。

というか…とんかつとヒレカツが安すぎないか。

傾向としてはエビフライ定食ぐらいの値段はいきそう気がするが、なんと1000円。破格である。

 

バラエティセットも、かなり好印象。

どのメニューも大人仕様のお子様ランチ的内容となっている。

 

待てよ…。

ハンバーグとヒレカツとエビフライ!?夢のようなセットではないか!

これしかないだろう、すみません、ハンバーグとヒレカツとエビフライのセットで!

 

 

注文が通って、すぐに厨房からパチパチと揚げ物の音が聞こえる。

うん、これ以上ない最高のBGMだ。この待ってる時間がホント楽しい。

流れているAMのラジオにも耳を傾けつつ、待つ。

 

なんて思ってると、もうやってきた。

 

わぁ!本当にお子様ランチっぽい!

このレトロデザインのプレート!心打たれちゃったよ。鳥肌ものだよ。

更にご飯と中華風な玉子スープもやってきた。

 

テーブルの上は、あっという間に各国が集まるミニテーマパーク状態に。

もうね、食べる前に満足してる。

 

 

ハンバーグからいってみよう。いただきます!

 

おお、ハンバーグにかかっているこのソース!ぬおおおおお!!!

デミグラスソースではなくて、トマトケチャップベースの甘酸っぱいソースではないか!

 

うわぁ~~~風味も味も懐かしい。

トマケチャベース…ほんっっっとに久しぶりだなぁ。

家庭的な味でもあり、デパートの最上階にあるような洋食屋で食べる

お子様ランチの味とも言える。めっちゃ好き。

 

ハンバーグ自体も肉々しさがあり、外食だなという特別感もある。非常に良い。

 

 

ヒレカツとエビフライ。

 

よくよく考えると、カツとハンバーグが一緒とか贅沢の極みなんよ…。

普通はどちらか片方が多いが、なかさとはダブルメイン。

更にエビフライもあるんだよね。言葉失うレベルの感動ものよ。

 

ヒレカツから食べる。

あ…ヒレカツってこんな食感でこんな美味かったっけ。うわ、美味いな。

漠然とフワッとした感動がやってきた。

 

カツと言えば、大体はロースのとんかつを食べる事が多いと思う。

惣菜屋でもカツ丼屋でも、特に表記がなければ値段の安いロースの方だと思う。

そんなロースだらけの日常の中で、ほんと何年振りかのヒレ。

ヒレと書いてあるのに勝手にロースの口でいたので、一人サプライズ状態。

サッパリ感とヒレ独特の歯切れの良さに妙に感動してしまった。

我ながら、なんとも幸せな頭の雄猫である。

 

エビフライもいただく。こいつはタルタルをごっそりつけて食べる。

うん、美味い。サクサクでプリプリ。本当に美味い。

ちょいとレモンも絞る。これも美味い。

 

最後にラー油香る中華な玉子スープを飲んでシメ。

ご馳走様でした!

 

いや、さりげないベテランの業が光る味だ。

これは是非とも、家族で来て食べてもらいたい。

 

お会計時。

女将さんが『今日はいっぱいのお客さんで疲れたよ~』なんて他愛もない話に。

ここ、人気店なんだなぁ。

『お仕事ご苦労様です、ご馳走様です』と言って店を後にした。

 

最後の最後まで、なんか良いなぁって思った。

でも、まだ本編にいけてないという事実は良くないと思った。

 

 

それでは、目的地の茨城県常総市笹塚新田町まで移動しよう。

ここから7㎞ほど北に進むと目的地がある。

 

 

茨城県常総市笹塚新田町にある真光院に到着した。

 

笹塚新田町の西部端にある、お寺だ。

ここから反時計回りにスタートし笹塚新田町内で『笹』の文字を探したいと思う!

 

まず最初にこの真光院で、この地域に関するものがないか調査してみよう。

 

 

この曹洞宗の真光院なのだが、いくら調べても創建何年なのか

どういった経緯でここにあるのか詳細が一切不明で、謎多き場所となっている。

 

林の奥に本堂があるのだが、一般的なイメージの本堂とは異なり

瓦屋根の古民家となっている。う~ん、謎が謎を呼んでいる。

 

なんだろう、何か根本的な役割が違うのか…?

分かっているのは“昔から真光院がこの地にある”と、いう事だけ。

 

 

まず入り口付近にある、祠に注目してみよう。

 

かなり年季が入っており、奥にご本尊らしきものが見受けられる。

そして、その横に石碑が。

これだけ比較的新しいのが気になるが…どれどれ。

 

文久元年 馬頭観世音 九月吉日

 

ふむ、こちらには馬頭観世音(ばとうかんのん)が祭られているのか。

ご利益としては“必勝祈願”や“心願成就”などで知られている。

というか…

 

文久元年!?

 

150年以上前ではないか…。

とりあえず、ここは歴史がある場所である事は理解した。

 

 

他にも石碑が見受けられる。

 

馬頭観世音以外の石碑は劣化が激しく、記載されている内容を読む事が困難となっており

かろうじて奉納とその日付のみ確認出来た。

 

一番気になったのが本堂の前にある

“不許葷酒入山門(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)”

の文字が書かれた石柱。

 

パッと見、不・許・入の文字が目に入り『あ…ここに入ったらいけないヤツか』

と、リアルにビビったが…意味としては

 

“匂いの強い野菜(ニンニクとかニラ)と酒は修行の妨げになるから寺内へ持ち込むな”

 

という事らしい。

この言葉から鑑みると、このお寺は座禅を行う禅宗である事も分かった。

 

 

こちらは倒壊してしまった石碑。劣化も凄まじい。

肝心な所が崩れてしまい、本当に読めない。う~ん、なんだかゲームの世界にいるようだ。

 

甚七…金左衛門…大口新田などの文字がかろうじて確認出来る。

人名らしき物が多いな。近くに奉納の石碑があるので協力者の名簿かもしれない。

 

…いや、待てよ…大口新田。

ふむ、これは…名簿ではない…。

 

この地域一帯の地名の石碑だ!!!

 

この“新田”というのが決め手だった。

 

この新田という名前…実は茨城県南西部辺りの歴史に深く関わっていたりする。

新田とは、そのままの意味で“新しい田んぼ(畑)”を意味しており

“開墾した者の名前”+”新田”を組み合わせたものが、そのまま地域の名前となっているのだ。

なので、新田という名前があったので気づいた…と、いう訳である。(急に探偵らしさを出す)

 

ちなみにこの新田…めっっっちゃ広かったりする!!!

笹塚新田町の隣は庄右衛門新田…その隣は庄右衛門新田…と、続いており

最終的には北は古河市の長左エ門新田、南は龍ケ崎市の庄兵衛新田町の

総距離40km近くの超巨大新田エリアだったりする。

昔の人…凄くない?

 

この事により、さりげな~く笹塚新田町の笹塚は“目印の為の塚”ではなく

“笹塚さん”という人名から来ている説が有力となった。

う~ん、謎解き面白い…。

 

 

地名の由来を紐解く事によって笹塚新田町の謎が解けた気がする。

まぁ、でもね…憶測の域ではあるけど。

 

あとは、公的な『笹』の名前を探すだけだ!

 

 

何かないか辺りを見渡すと…。おお!!!

茨城県筑西市笹塚以来の筑波山!

 

ここら一帯は起伏の無い平野なので、どこへ行っても筑波山が拝めるのが良い。

 

 

まずは電柱から『笹』の名前を探す。

 

う~ん、所有者の名前と番号の表記のみか。

広告付きだと、必ずと言っていいほど住所も記載されているので

広告付き電柱を見つけたい所だ。

 

しかし、まぁ…そこまで傷んでない、比較的新しい電柱な気がする。

道路も綺麗にされているので、近年にインフラを整備したようだ。

 

 

うむ、田んぼと民家しかない。

というか毎度『笹』が付くシリーズはこんな感じだな。

 

しかし、時折吹く爽やかな風と草木の香りが初夏を感じさせ、めっちゃ良い。

天気はやや曇っており、まぁ絵としては微妙だが探索には適した状態である。

 

 

6月なので丁度、田植えが終わった時期だ。

これから成長していくのであろう。

 

お米か~。

そういえば、埼玉県吉川市上笹塚の回では

上笹塚で栽培されたお米が日本酒に…と、いう話をしたが

ここ茨城県常総市でもないかな~と、調べた所…。

 

あった!!!

 

しかも、ここから数キロ先の水海道にあるではないか!

 

 

取材終わった後に気づいたよ…うああああ…。

また行く機会があったら!

 

 

丁字路に出てきた。

ここを右に曲がると住所的には庄右衛門新田となっているので左に進もう。

 

その前に…ここらに『笹』の表記はあるだろうか。

 

 

う~ん、見当たらないな。

 

お、さりげなく坂東市になっているな。

実は庄右衛門新田は坂東市で笹塚新田町は常総市なのだが…

あれ?どういう事だ?

 

用水路の先の豊岡町丁も常総市なのだが…何故か、坂東市の表記になっている。

GoogleMap上で境界線を確認しているからなぁ~実際の境界線はちょっと違うのか。

 

 

引き続き、笹塚新田町を歩く。

 

農業が盛んな為、四方八方に用水路が存在している。

水辺ローとしてはホスピタリティ高い…と感じてしまう。

 

冬だと寒々しい感じがするけど、夏だと涼しげでいいね。

 

 

空が広くて良いな。

肝心な表記は一向に見つからないのは良くない。

 

地面に埋まっている境界線も確認していってはいるのだが特に記載は無し。

むむむ…。

 

 

電柱に想定浸水深の表記を見つけた。

 

先程も書いたが、ここらは起伏の無い平野なので

堤防が決壊してしまうような事があると広範囲に渡って、甚大な被害をもたらしてしまう。

更に近くに小貝川や利根川もあるので猶の事。

また平地だと水が抜けにくく、長期間水浸しになってしまう事も念頭に入れておかないといけない。

 

こういった地域の災害情報は十二分に確認した方が良い。

万が一はあるかないかと言われたら、確実にあると思うので。

 

 

先へ進むと、なんと神社を発見。

ここなら手掛かりがありそうだが…って、ここもまた変わった雰囲気だな。

 

画面左手の建物が社務所か…?右の建物が拝殿か…?

トタン仕様…修復してこうなったのか、なんなのか。これもまた謎だ。

 

 

こちらも劣化が激しく、文字が読み取れない石碑。

 

右側の石碑の“領主 半左エ門”はかろうじて読めた。

地名ではなく、こちらは本当に人名っぽいな。

 

流れを組むと…もしやこれは…!?

この笹塚新田町の名前の元になった“笹塚 半左エ門”という事なのか!?

いや~でも、読む事が出来ないので確証がない。

 

状態が良ければもしかしたら、この記事でも一番欲しかったものが詰まっていたのかも。

笹の表記もあるだろうし、笹塚新田町の由来が笹塚さん説が立証出来ただろうし。

う~ん、悔しいな…。

 

 

大きめな石碑。

 

皇太子殿下…までは読める。なんとか成婚記念碑…

…あ!皇太子殿下御成婚記念碑か!

 

これは全国にある石碑で御座いますね。

劣化が進んでいるので、かなり古いものと思われる。

昭和天皇…?どの世代の御成婚記念なのだろう。

 

 

鳥居には八幡宮の文字。

 

…あれ!?

なんとか八幡宮ではなく、何も無しの八幡宮なのか?

全国、数多くの八幡宮が存在するがこのパターンは珍しい気がする。

 

 

調べてみると恐らく、近くの水海道八幡神社関連の分社なのではないかと思う。

そして更に調べると…ここら常総市にはこの“八幡宮”が数多く存在する事が分かった。

周囲に鬼怒川や小貝川などの川が多い事から、氷川神社のように治水の為の神社だと推測される。

 

いや~今回は厳しい戦いだな~。

現地でも情報も少ないので仮説が多い…。謎が謎のままで終わっている。

 

余談…

水海道八幡神社の御由来が中々に深いので、興味のある方は是非とも。

 

 

電柱と田園の風景。でんでん。

 

電柱は多いのだが、広告付きが一切無く、おまけに道路標識も無い。

歩き回って、そこそこの時間が経つがまだ1個も『笹』の表記は見つかっていない。

 

正直、ちょっと焦っている。

 

 

とは言いつつも、のんびりとした風景に癒され続けている。

全身で感じる、笹塚新田町。

 

 

あちらこちら探しているが見つからない。

何故だ…。

 

と、思ったら、やたら古い境界線を見つける。

散々見てきたが妙に劣化しているので、なんとなく注視してしまった。

住所は笹塚新田町のはずだが、またお隣の地区になっている。

 

いや、待てよ…?

 

これ…良く見ると水海道”市”って書かれているな。

と、いう事は…

 

常総市が合併する前のやつじゃないか!?

 

常総市は2006年(平成18年)1月1日に水海道市と石下町が合併して出来たので

これは合併が行われる以前のものだと思われる。

地味ながらも貴重な物を見つけたな…。

 

いや~地域の歴史は紐解いていっているが…『笹』がない…。

 

 

笹は見つからないが“ささ”みを有する鳥を発見。

ああ…『笹』への渇望がヤバくなってきた。

 

この鳥は…白鳥…いや、でも足が妙に長いので違うか…。

かなり遠くに居たので、終始分からず終いだった。

 

 

更に歩き回り、住宅街に入ると…

その時は来た。

 

さ、笹だ…笹だ!!!

やっと…やっと、見つけた…笹塚新田町って書かれている…!!!!!

 

『笹』の表記だぁぁぁぁ!!!!!

 

…と、喜びたい所ですが…。

なんと、見つけたのは…個人宅の表札に書かれている住所。

 

これはダメですね。公的に表示はしてはおりますが、どちらかというと

個人の所有物にあたるのでノーカウントとします…。

 

 

30分あれは一周出来る笹塚新田町を何度も回りましたが…

結局、表札以降、公的な『笹』の表記は見つかりませんでした。

 

すみません…まさかの失敗パターンです…。

こんなことって…あるのか…。

 

カーナビや地図を見ると、確かに笹塚新田町は存在するのです。そこにあるんですよ。

だが、やはり目の前にその文字が欲しい…。笹塚の文字が…。

 

境界線沿いから中心部にかけて探しましたが…本当に見当たらず。

“常総市”と”坂東市”と”水海道市”の表記はあるのですが、肝心な『笹』が無いのです。

 

傷んだアスファルトと、朽ちて行きそうなカーブミラー。

哀愁レトロを感じつつ、リアルに落ち込みながらスタート地点に戻ろうとした時…再度、事件は起きた。

 

 

無いと分かっていながらも、この短時間で習慣化した電信柱の確認。

だが逆に見過ぎた事により、驚愕の事実を発見をする事になる。

 

 

電柱番号が336ぅぅぅううううう!!!!!

 

笹塚新田町に笹郎、居るのかよ!!!!!

何故、奇跡が起きた!!!!!今夜は安心して寝れるよ!!!!

 

 

如何でしたでしょうか?!!?!?!?!!

 

結果、ササロー(336)が見つかりましたね!!!!!

 

笹塚新田町にはササローが居る!!!!!

 

そういう事にしておいてください!!!!!

 

八幡神社で中々、良い所まで行きそうでしたが…。

長年やっていればこういう事もありますね。これがリアルです。取材の難しさよ…。

 

と、いう事で『笹』の表記がない事が分かり

あっさりと終えてしまったので時間が余りました。

そこで…

 

別の取材に行きました!!!

 

別の企画として書く予定です~!お楽しみに!

 

 

 

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