2019年の春前に飛ぶ花粉は2018年の3倍だそうです。

2013年の大量飛散からすると6年ぶり。

準備はOK!?

私ははじめています爆  笑

2016年12月からスギ花粉の舌下免疫療法(減感作治療)を。

 

使った薬は鳥居薬品のシダトレン。当時はこれ一択でした。

4年前の2014年10月から発売されているものです。

薬はパウチ状の液体で、最初は少ない量のスギを体内にとりいれます。

体が慣れたところで摂取するスギの量をどんどん増やしていきます。

処方された薬がなくなったら診察にいき、鼻と口腔内の様子を診察して問題なければ次の薬を処方。

なかなかめんどくさい薬なので先にデメリットを挙げます。

 

シダトレンのデメリット

  • 花粉飛散期間はできない。飛散前でも免疫がつくまでの数ヶ月はできない
  • 服用方法がめんどくさい:舌下に垂らした後、2分後に飲み込む。その後5分は飲食禁止
  • 冷蔵庫保管:旅行先には保冷剤ではさんでゴムでとめて持参
  • 年齢制限がある:12歳以上
  • 頻繁に病院に行かなくてはならない:インフル流行期もわざわざウイルスの巣に飛び込む
  • 効かない人もいる:医師によると完全治癒が3−4割、完治ではないが症状の軽減はあるのが3ー4割、全くきかない人が2割らしい
  • 時間がかかる:必要な期間は「最低2年、できれば3年」と言われました。鳥居薬品のサイトには3ー5年とありました。

ひどい症状がないとなかなか思いきれないですね。

私の場合、2017年、2018年の花粉飛散期にはかなり軽減されました。

が、完治ではなく、花粉飛散量が多い日はくしゃみと目の痒みを感じて、薬を飲む日もありました。

今後、完治にむかうのかもしれませんが、あと1年は飲んでみたいと思います。
 

 

著者の大久保先生は日本医科大の耳鼻咽喉科部長で舌下免疫療法の第一人者。

シダトレンが発売された年に発売された本です。

 

これからやるならシダキュア?
新薬「シダキュア」が2018年6月に鳥居薬品から発売されました。
錠剤で、冷蔵庫に入れなくてもよく、口の中に保持する時間は1分。
使用年齢に制限なしで12歳未満でもOK。
近年、花粉症は低年齢化しているので、これから治療を開始する人は間違いなく増えるでしょうし、
インフル流行期や花粉飛散期以外も耳鼻咽喉科は混んでくるんじゃないかと思います。
0-14歳の4人にひとりは花粉症。
この20年間でこどもの有病率は20倍になったそうです。
 
シダトレンやシダキュアによる舌下免疫療法がなぜきくのか。2つの薬の違いは何か。
日経ヘルスの記事にまとまっていますのでぜひご覧ください。
上の大久保先生も登場。
 

舌下免疫療法以外で、過去にやってよかった治療/対策

  • レーザーで鼻の粘膜を焼く治療。

綿だかガーゼみたいなものにキシロカイン(?)をしみこませたものを鼻の奥深くまでいれて放置し、

その百年の恋も冷める姿でベッドに寝て、粘膜を焼いてもらいました。

その病院が遠くなっていかなくなりましたが、鼻毛も焼かれていくにおいが大好きでした。

薬の副作用などいやなひとはぜひぜひどうぞ。